本で虹を作ったからゆるく語るよ

ずっとやりたかった、「本で虹を作ってみる」をやりました。
あれですね。嫌いな資料作成をしなければいけなかったので逃避のため夢中で虹を作っていました。テスト前日の夜中に掃除をしだす現象ですね。知らんけど。

とっても楽しかったので虹を構成する子たちについてゆるく語りますね。

まず赤系はピンクから始めたくて、それは『推し、燃ゆ』が好きすぎるからです。グラデーションにしようと『空芯手帖』置いてみたけどちょっと薄かったかな。
この『空芯手帖』は、おじさんばかりの職場で紅一点のOLが理不尽にキレて「わたし妊娠してるんで出来ません」て嘘ついちゃうところから始まるトンデモ話です。本当に面白かった、これ…！
綿矢りささんの作品にも確か同じような展開あり、そちらでは主人公はつい言ってしまうもののすぐ撤回(？)しますが、こちらは嘘を突き通し、段々誠になっていくような、でもやっぱり嘘で、凄く不思議な話です。

赤は絶対『破局』にしようと決めていて、だってこれが私の持っている本の中で一番赤っぽい赤だったから！と思ったのですが、『元彼の遺言状』も中々良かったので入れてみました。
↓写真だと分かりづらいのですが、元彼～の方が少し青みがかっているのでピンクに並べました。これ綾瀬はるかでドラマ化しますよね。昨年のこのミス大賞です。
『破局』は面白いですよね。主人公が独特の自分理論に基づいて行動するからある意味わかりやすいなーと思った。遠野さんのデビュー作『改造』も先日読みましたがこちらも面白かったです。苦しくなるｗ

↓赤に入れようとしたけど不採用にした子。分厚いから赤が強くなるww
これ早くちゃんと読みたい（積んでから10ヵ月くらい経った）。

オレンジが本当に見つからなくてちょっと文芸からは離れてしまいました。
背表紙がオレンジだったので採用したのですが、表紙とか帯はこんな感じ↓です。この帯が特に素敵でしょう？（オレンジが欲しかったので撮影時は外したのですが）
この本では主に建築家が紹介されています。イサムノグチの生涯とか面白かった～。今回取り出したのをきっかけに興味深くパラパラ読みました。（資料作成～！）

黄色も実は単行本だとあんまりなくて、「チーズはどこへ消えた？」は単行本かは怪しいのですが名作だから良いよね？←
もう1冊のは児童向けの詩集なのですが、これは人に選書してもらったものです。まだ読めていないけどいつか読む～。こういうのはいつか刺さるべきときが来るはず。笑

↓黄色と緑の間に入れようか迷ってやめた子。分厚くてね…。
この本自体はとっても面白いです。昭和日本の社会がフィクション調でぬるっと描かれている作品です。

緑はこれ↓一択！ww
長嶋有さんの多分最新刊です。昨年末くらいに出たやつかと思います。
コロナ禍の日常がどこか私小説っぽく描かれていて大事に大事に読みたいやつ♡といいつつ面白くてイッキ読みしたのですが。
この本を買ったから「緑来た！」と虹を造ろうと思い立ちました。それほど綺麗な緑です。↓この写真より冒頭の写真の方がよく色を表しているかも。

さて青。↓九段理江さんは私が最近注目している方です。この本にはデビュー作『悪い音楽』とつい先日の芥川賞候補になった『Schoolgirl』が載っています。これはもうどちらもとても面白くて大好きです!!九段さんの次回作早く読みたい読みたい♡
もう1冊の瀬尾まいこさんは、PMSが重い主人公とパニック障害の同僚の男の子の話です。瀬尾さんは本屋大賞の『そして、バトンはわたされた』で超泣いた～。この話は泣き泣きではなかったですが明るい気持ちになるお話でした。PMSのイライラは本当に本当に理解もされにくいししんどいよね、分かる…と思いました。

青色に入れようとして入れなかったやつ↓
これも分厚いのww 上の2冊分くらいある気がする。
これ、昨年の10/1に発売された新作で、楽しみすぎて発売当日に買ったのに楽しみすぎて逆にまだ読んでいないという。なんだろう、読む時はすべて整えて完璧なわたしで読みたい。と思ったら完璧な私なんて訪れないままもうすぐ半年になる。

↓こちらのゾーン、「うたうおばけ」はこちらも私が注目している作家さんで、短歌を詠まれる歌人の方です。こちらはエッセイ。タイトルとイラスト素敵でしょ?中身も素敵やねーん！
紫はこちらも文芸の単行本が無くて若干怪しいww
でもこちらは面白いですよー！わたしは早押しクイズを嗜む人間なのでそっち方面の知識を入れるための本です。でも中身は割とゆるくて、表紙のようなイラストで偉大なる作家さんの似顔絵が書かれていたりします。全部みっちりは読めていませんが楽しく読みました。

こんな感じです～。超長くなったw
本当、いつも文書をお読みくださっている方はありがとうございますm(__)m
虹作るのとっても楽しかったので、紙の本をお持ちの方はやってみてください。時間溶けるぞ。
あ、ちなみに文庫でもやりました。↓↓　（資料作成～！）

めちゃくちゃ私の趣味がうかがえるラインナップですね。
こちら語っていたらきりがないので控えますが、なんか割と好きな感じの本です。（芥川賞～！）

3時間くらいかけるはずだった資料は全集中して30分で作りました。
とっても楽しかったです。