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とりあえずnoteする ≒ 自分と向き合う


1 つい誰かのことを考えてしまう

「なんで自分に集中できないんだろう?」

気がついたら、そう呟いていた。そして、その呟きをキャッチする自分がいた。

支援の仕事をしている私にとって、仕事スイッチが入るということは、同時に支援する誰かのことを考えるということ。
誰かのことを考えるのがひとつのルーティン。
1日トータルすると結構な時間を占める。

〝仕事〟だから、誰かのことを考えるのにいいも悪いもない。
でも、実際は仕事以外の時間にも、誰かのことを考えることが結構ある。

まだ職場にもついてないし、家を出てもいなくても、仕事スイッチは入る。
時には、食べていてもお風呂に入っている時も。
そのぐらいならともかく、難しい対応を迫られる日が続いていっぱいいっぱいになると、完全オフの日でもスイッチが入ったまま。

仕事外では支援する人のことは全く考えません、という状況を常に作るというのはそもそも無理だけど、何事も過ぎるのは良くない。
なので、ああ、また考えてる、となってしまう。

私のような支援者、そして、支援を仕事にしている人に限らず、日頃誰かのケアをしている人も、程度の差はあれ、似たような経験をされているかもしれない。

2 「とりあえず…」とリバウンド

仕事以外の時間を支援する人のことで頭をいっぱいにしたくない、とアップアップになった時期がこれまで何度もあった。

その度に、考える時間を区切るとか、日頃から出来る工夫をした。
工夫のおかげで、自己コントロールもうまくなり、少しずつ改善されてきた。

……が、なかなかそれ以上には変わらなかった。
なぜ変わらなかった?   今ならその理由がわかる気がする。

次はどんな楽しいことをやろうか?
いまどうしたい?
あのお気に入りの場所に行きたい?
好きなものを食べたい気分?

そんな風に、自分自身に声かけして自分のための時間を増やすことをしなかったのだ。色んな工夫をして空いたせっかくのスキマ時間を、私という人とうまく付き合うために使わなかっただから、スキマ時間は、少し経つと、再び他の人のことを考える時間で埋まっていった。

誰かのことで頭がいっぱい。それを工夫で切り替えて、「とりあえず…」と頭の中を整理整頓。しばらくはそれでスッキリ過ごせるが、やがて誰かのことで溢れてくる。いつもリバウンドしていた。
結局やっていたことは、自分にとって少しマシな状況を維持するためだけの工夫だった。

思えば、最近少し大掛かりに片付けをする前の私の住まいも、そんな感じだった。

とりあえず…片付けて、また散らかったら片付けて…。ある程度マシな状態は保てたが、リバウンドはいつもあったし、劇的改善もなかった。
ちょっとした工夫をして「とりあえずお片付け」をしていただけだった。

こうして振り返ると、その後住まいの環境を大きく変えられたのは、どんな空間にしたいか?と自分自身に聞いたあとのことだった。

3 「とりあえずnote」で自分と向き合う

相変わらず、自分に集中することに奮闘する私。
そんな私でも、気づきの瞬間は確実に増えてきている。

「なんで自分に集中出来ないんだろう?」

今回ふと呟いたあと、その自分に気づいて、そのあとやったこと…

「とりあえずnoteする」

最近note に記事を書くことは生活の一部になりつつある。
だからとりあえずnoteをやろう。自然にそう思った。

note には自分と向き合ったことについて主に書くことにしている。
だから私にとって、〝note する〟とは〝自分と向き合う〟とほぼ同義。

どうやらnoteが生活の一部になってきて、つまり自分と向き合う時間が確保出来るようになってきて、集中できてない時の自分に気づきやすくなったようだ。
十分でないにしても、日々少しは前進している。

「とりあえずnote」なんて、「とりあえずお片付け」大差なく、単にマシな状態を作る工夫にもみえる。
でも、noteの記事を書くことが自分と向き合うことになるなら…
これって先週記事にした、一度で二度美味しいパターンだった笑

* * * * * * * * * * * * * 

つい誰か他の人のことを考えてしまうことがあっても、一瞬自分自身に気持ちが向く。

また他の人のことを考えてる。自分はどうしたいの?今何をしたいの?

この一瞬をキャッチするのが大切なんだ。

自分にボウルが飛んできたら、すぐに受け止めないといけない。
手元で受け止められるときに。

自分に集中するって、なんてシンプルで難しいのだろう。

noteという、私にとっての自分に向き合う場があって、本当によかった。
これからも「とりあえずnote」していれば、自分を向き合うことはさらに自然になってくるだろうか。
ここから先の景色も見たいから、頑張り過ぎずに続けてみたい。



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