鍛錬と錯乱の魯肉飯
魯肉飯をつくった。
ヘッダーとまったく同じ写真。
普段は料理をするといっても炒めものやパスタのような比較的手軽なメニューばかりになってしまうので、「煮込む」という行為が久しぶりでちょっとテンションが上がった。なので2回貼っちゃいます。
魯肉飯を作るのは初めて。といっても工程は割と単純なので、それなりにはできる。角切りにした豚バラ肉をニンニク&生姜と炒めたら、水、オイスターソース、砂糖、酒、酢、醤油でひたすら煮て味を染み込ませるだけ。
これだけだと普通の角煮となんら変わらなそうと思えるが、ここで「八角」というスパイスを入れるだけでグッと“台湾っぽく”なるのだ。
八角、初めて使ったけど感動モノである。ほんの少し散らすだけで、あの屋台のおいしそうな香りが鼻を突き刺してくる。The プロ仕様。一気に魯肉飯レベルが上がった気がした。ちなみにこういうのは「料理上手な自分」に酔いたい人にぴったりなタイプの調味料だと思う。
今回は4~50分の煮込みで我慢ならず食べてしまったけど、もっと煮込めば煮込むほどトロトロとしてより「屋台の味」に近づくらしい。またいろいろ試してみよう。家での楽しみがひとつ増えた。
作りながら考えていたんだけど、そういえば「魯肉飯」という文字列を見るたびに紛れ込んでいる「魚」に目線が奪われてしょうがない。だって魯肉飯なのに。魚、お前関係ないだろ、と毎回ちょっと思っちゃう。
こういう「ことばの印象と指し示す内容がマッチしなくて気持ち悪い」みたいなこと、たまにあるなと気づいたので書き出してみます。
・「いざ、参らん!」は、参らなそう。
・ダウンジャケットなのに、体温アップさせるのややこしい。
・女性が「前髪切った」と言うとき、切ったら短くなるはずなのに前髪が新たに生まれてて「??????」ってなる。
ありがとうございました。
スキをしてくれるとたまに韻を踏みます。