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読書記録

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毎月書いている読書記録や、ときどきしっかりめに書いている感想文をまとめたマガジンです。
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#社会人

【読書記録】2023年10月

【読書記録】2023年10月

10月の読書記録です。
4〜9月の読書記録はこちらのマガジン↓

小説『彼女は頭が悪いから』姫野カオルコ

実際にあった東大生による強制わいせつ事件をもとに書かれた小説。「あまりにも露悪的に書きすぎ」「実際の学校について細かく描写する割に事実誤認が多すぎ」のような批判が多々ある。その一方で、描写されている悪の幾分かが事実であるためにそのような批判がなされるのだと思う。
日本の学歴社会を描いていると

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【読書記録】2023年7月

【読書記録】2023年7月

7月の読書記録です。
4〜6月の読書記録はこちら↓

ビジネス『イシューからはじめよー知的生産の「シンプルな本質」』安宅和人

『仮説思考』をはじめとした思考法系の本と大体同じような内容。
比較的癖が強く、向き不向きがありそう。

『起業の科学 スタートアップサイエンス』田所雅之

たくさんのフレームワークが紹介されている。これを一読した後、巷に溢れる多様なスタートアップを再度みてみると新たな学び

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【読書記録】2023年9月

【読書記録】2023年9月

9月の読書記録です。
4〜8月の読書記録はこちら↓

文フリ購入品『土日の手引き』1room

↑のnoteの方が大阪の文フリで頒布されていた、『土日の手引き』を購入しました。精神のほのぐらい人なら思わず「わかる……」となってしまうような思考の逡巡が軽妙に書かれており、読み物として面白かったです。
そのうえ実用性もまたあり、不思議な読み心地でした。

以上です。
お仕事がなかなか立て込んで時間が作

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【読書記録】2023年8月

【読書記録】2023年8月

8月の読書記録です。
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思考法『論理トレーニング101題』野矢茂樹

異論と批判の際について書いてある最後の章が特に良かった。「あ、この間こういう会話しちゃったなー、、、」と内省が促される。101題それぞれ真面目に取り組みつつ読み進めると合計で10時間程度かかり、そこそこにヘビーだった。

ところで、「頭が良い人は難しいことをわかりやすく伝えられる!」言説に私は割と否

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