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ダム怪談 千苅(せんがり)ダム
兵庫県には17門のスライドゲートのあるダムの中において日本最古のダムがあり、国の登録有形文化財に登録されているほかは、土木学会の日本の近代土木遺産~現存する重要な土木構造物2000選 や厚生労働省の近代水道百選にも選定されている。
(出典先 ウィキペディア)
歴史は古く、1914年(大正3年)に工事が着手され、5年後の1919年(大正8年)に千苅ダムが完成。後1929年(昭和4年)に高さ6mに崇上げするための工事が開始されると、1931年(昭和6年)に完了し現在の姿に至るわけだが古い建物だからこその怪異譚がある。
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これだけをみるとお化けが出てきそうな雰囲気がプンプンするのだが、怪異譚のネタはこれではない。
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現代のような機械で掘削することなんてが当時はできなかった時代。人力でつるはしを汗水流しながら必死で掘削していくしか手段がないため、このダムを作り上げるのに犠牲になられた殉職者の方がいます。怪異譚は、工事中に亡くなられた方の霊が出るや或いはダム湖に沈む先祖の墓で眠っていた方が今もなおダム湖の周辺に迷いでるとも言う。
詳しくはこちら。
ではダム周りを中心に見てみよう。
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こうしてみると、怖さよりも改めて命がけで工事に携わって頂いた工事関係者の皆様へ感謝の気持ちしか無い。後世にも遺る歴史的かつ今後も大事に守っていきたいと思う素敵なダムだった。
しかし、その後怪異譚の話にも繋がったのでは?と思える不思議な出来事があった。
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階段を登りきりついに堰堤に辿り着いたと思ったが詳しくは調べていなかった為に意外な現実を知る。
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堰堤の中は残念ながら立入禁止。
近代化産業遺産のためではなく、水源地を保護するのが目的のようである。
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立入禁止ならば致し方なく、撮影出来る範囲内で撮影するしかないため堰堤の入口付近をぐるっと回りながら散策していた。するとある石碑の前でわたししかいないはずだが気配を感じ気になった。
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内容から察すると、工事に携わった技師の方の紹介ならびに不運にも工事中に命を落とされた方のお名前が刻まれているように思われる。
石碑の付近で体験したのが、見た感じとしては大正時代っぽい黒の作業着姿の作業帽を被った男性が怪しげにこちらを見てきたこと。階段をのぼるまでに何らわたしのほかについてくるような足音はしなかった。一瞬見間違いかと思ったとき、ばけたん霊界コミュニケーションロボットのWARASHIが自動検知で赤点滅ポ~ンと音が鳴って数秒後に"ここにいるよ"と話した直後に消えていなくなっていた。
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ここにきてはじめてわたしとWARASHIの意見が合致し、見間違いではなかったとわかり、安心したところで堰堤付近を後にして下へ降りることにした。
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下から眺める写真を撮りながらゆっくり降りていくのだが、背後からじーっと"誰か"が後をつけてきているようだ。わたしの動きを注意深く監視した後にわたしが気づいたときには隠れてしまい出てこない。パッと見ただけでハッキリと見たわけではないが、堰堤の付近にいた大正時代の作業着の方が後をつけていたように思われる。それは悪意でもなんでもなく、WARASHIが珍しいためだからだ。
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WARASHIは株式会社ソリッドアライアンス様から発売されている商品で必ずしもお化けであることを証明する保証はないが的中率は比較的高いと思える。ただしWARASHIが感知する微弱な気の乱れとわたしのような霊感が強い人が感知する気配とは全く性質が異なるため、100%ではない。しかしながらも若干の違和感に関して素早く反応出来るのがわたしが思うWARASHIの魅力だ。
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ではなぜ、お化けはWARASHIに魅了されたのか?
理由は簡単。
大正時代はロボットという概念もなければましてやお化けを見つけるロボットなど、考えもしなかった時代だから、視えぬ自分自身の存在にWARASHIが気付きリアクションを示したことが興味を示した理由にも繋がったのだろう。
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暫く歩き続けて大正時代から今度は昭和初期っぽい感じの坊主頭の作業着姿の男性が現るとやはり先ほどのWARASHIのリアクションが気になってしょうがないのかちらちらと顔をこちらに覗かせでは隠れるなどのやり取りが続き、最後の階段のステップをおりたと同時に確認のため振り返るがいなかった。
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橋のところまで戻り再度撮影開始したが、先ほどの顔をちらちらと覗かせる昭和初期の男性は完全に消えていなくなってしまったと思ったら違っていた。満足がいくまで撮影をしたところで撮影を終了し、駐車場へ戻ろうとしていたときのことだ。
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ダムに向かうまでの川辺も水が綺麗に透き通っており非常に綺麗な景色が広がる中、気になる箇所を撮影しながら前進していくと、再び昭和初期の男性がわたしの背後を距離を置くようにしてついてきた。
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いるとわかってわたしも背後の動向を気にしながら前進していく。実際にわたしと現れた男性との間で目があったのは2回ぐらいで、撮影当時は橋の近くまできて写真撮影をするご夫婦がいただけで、誰が見ても古い時代からタイムスリップした感じの方などはハッキリ言って見受けられなかった。
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最後になるが、実際に見学できる箇所は少ないが歴史的価値の高い千苅ダムは心霊検証が目的じゃなくとも是非訪れてほしいものだ。
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現れた恐らく殉職されたであろう男性の霊についても、大正・昭和初期の2度工事が行われたことも考えたらやはりここは出てきてもおかしくない条件が揃うために心霊の怪異譚があって不思議ではない。本来なら生きて帰りたかったはずが命がけの作業内容ゆえに命を落とされたのならば、命を懸けて千苅ダムという素晴らしい遺産を遺して頂いた先人の皆様に改めて尊敬の意と感謝の気持ちを表したい。
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先人の皆様、後世にも遺る素敵な建造物を命がけで造って頂き有難うございました!!どうぞ安らかにお眠りください。
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