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スマホは若者を狭い世界に閉じ込める牢獄である

インターネットそれ自体は
開かれており、あらゆる知識、
情報にアクセス出来るように
なっている。

しかし、インターネットの
基本は「キーワード検索」であり
検索に用いるキーワード自体を
知らない限り、探そうとする
知識にたどり着く方法は少ない。
ゼロではないが難しい。

特に人生経験が少なく知識も
少ない、付き合いも限られてる
若年層は、非常に限られた経験の
中からしかインターネットに
アクセス出来ず、それまでに
構築した狭いコミュニティを
補完するような検索の仕方しか
出来ない。

結果として若者が自分だけで
辿り着ける世界で満足し、その
外側に興味を持たない限り、
非常に狭い世界に囲われてしまう
知識、語彙が少なければ少ない程
より狭い「牢獄」に閉じ込められる。

SNSやECサイト、ネットサービス
提供者にとっては、その方が都合が
いい。なぜなら、興味が狭い方が
よりその特定分野に金銭を消費
するから
。知識を持ち多種多様な
ジャンルに興味を持つ人間は
消費が分散し相対的な消費額が減る。
これはSNS(その広告主)やEC
サイト側にとっては都合のいい
ことではない。

これの最たるものがゲームアプリ
だろうか。知識や経験の多寡に
関わらず利用する可能性はあるが、
知識や興味が少ない人の方がより
辿り着きやすい(と考えるのは
偏見が過ぎるだろうか)。その中で
時間を浪費し、課金などの消費も
行えば、他の事柄に手を出す余裕も
無くなってしまう。囲い込み成功。

ここまで書いた文章にこのような
状況を否定する意図はないし、
そうなるのも仕方ないよなと思う。
本人好きでやってるんだろうから。
でも、傍から見てると勿体なく
感じちゃうのよ、どうしても。

俺自身、以前書いたような気が
するけど、インターネットを有効に
使うためには、検索するキーワード
それ自体をまず先に知らないと
いけないので、実は難易度相当
高いよなってずっと思ってる。

今はキーワード検索以外の方法も
あるようだけど、そこに辿り着く
時点でネットユーザの数%に
過ぎない上積みにいるだろうし、
今や国民ほとんどがスマホを持ち
ネットに繋げるけど、相当数が
ネットゲームやweb漫画だけで
時間やカネを浪費する、非常に
勿体無い使い方に終始してる事を
すげえ残念に感じるんだよな。
というか、これが現代の厳然たる
「知識格差」なんだろうな。

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