やる気が上がるための3つのチェック
参考「やる気が上がる8つのスイッチ コロンビア大学のモチベーションの科学」
はじめに
「やる気」とは何なのか、かなり前から研究されてきています。
「やる気の8つのスイッチ」では長く続くやる気を手に入れる方法を教えてくれています。
ポイントは3つ
・成長マインドセットの取得
・回避or獲得フォーカスを知る
・自信の有無
1.成長マインドセットの取得
〔マインドセット〕とはどこに目を向ける習慣を持っているかというもので2種類あります。
・成長マインドセット
…過去の自分と比べてどのくらい成長したかに目を向ける(変えられるもの)。結果が出たことに対して、行った努力や戦略に目を向ける。
・能力(硬直)マインドセット
…才能や環境など、自分では変えられないものに目を向ける。才能があるから成功するんだという考え方を持つ。
言うまでもなく能力マインドセットは危険です。
才能があるから成功すると言う考え方では良い結果が出ても努力しなくなりますし、悪い結果が出て自分に才能がないと感じてしまうと完全にやる気を失ってしまいます。
エジソンは歴史に残る発明をしてきましたが、その裏には数え切れない失敗がありました。
しかし彼は失敗は進んでいる証拠だと考え、臆することなく発明しました。まさに成長マインドセットを持っていると言えます。
僕たちは成長マインドセットを持つことで、進歩している感覚を持ち、やる気が起きます。
2.回避or獲得フォーカスを知る
回避フォーカスと獲得フォーカスの違いはモチベーションの動機です。
・回避フォーカス
…何かを回避するための行動にやる気が起きる。例えば、成績が落ちたくないから勉強する。笑われたくないから服を買う。など
・獲得フォーカス
…何かを獲得するための行動にやる気が起きる。例えば、良い点が取りたいから勉強する。モテたいから服を買う。など
どちらかが悪く、どちらかが良いと言うわけではなく、大事なのは自分がどっちのフォーカスなのか知ることです。
自分がどちらのフォーカスなのか知ることができれば、自分のやる気を分析することができます。例えば、
テスト前なのに勉強のやる気が出ない…
と思った時、自分がどちらのフォーカスなのかを分かっていれば、やる気の出し方がわかります。
回避フォーカスの場合、この前何もしないでテストを迎えると、親に怒られるし、友達にも笑われるかもしれない。というように、自分が回避したいことを考えれば良いのです。
逆に獲得フォーカスの場合、前回は〇点だったから、それを越える点数を取るんだ!とか、良い点とって親に褒められたい!など、達成できたときに感じるであろう楽しいことを考えます。
これは他人のやる気を出させたい時も同じで、やる気を起こさせたい相手が獲得フォーカスか回避フォーカスかによってかける言葉を考えてやると、効果的なことを言えるようになるでしょう。
お試しあれ。
3.自信の有無
自信というのはここでは自己肯定感のことを言います。
自己肯定感とは、何かをやるときに自分はできるんだ!と思う感覚のことを言います。
自己肯定感が高ければ高いほどやる気も高くなります。
自己肯定感の高さは、自分がする行為について十分な知識や経験があるかどうかにかかっています。
勉強を例に出すと、自分に合った勉強法がわからず、ただひたすら意味のない勉強をしている人よりも、いろんな勉強法を試した上で自分に合った勉強法を見つけている人の方が自己肯定感は高いです。
要するに、自分の能力を高めるための努力の仕方を知っているのか?ということがやる気につながるということです。
しかし、自己肯定感が高くても、能力マインドセットだと、ただのナルシストになるので注意しましょう。
まとめ
まとめると、
自分の努力や戦略に目を向け、
自分のやる気の根源は獲得なのか回避なのかを知り、
正しい努力の仕方を知って自信を持つ。
ということがやる気を出す上では大切だと言うことでした。
まずは、人生は才能や環境だけでは変わらないってことを心に誓いましょう。(実際に才能や周りの環境が良いからといって成功するわけではないことは証明されています)
では
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