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アカハネオンブバッタ-Atractomorpha sinensis

オンブバッタにそっくりだけどちょっと違うバッタ、元々は沖縄地方に住むバッタだったのだが、最近国内外来種として近畿地方や四国地方に入り込んできた。
今のところ、北は琵琶湖沿岸沿いの平地の近江塩津から南は和歌山の紀伊富田まで、大阪から淀川水系を辿っていける、大阪平野-京都盆地-琵琶湖沿岸
あとは、兵庫の赤穂までの海岸沿いや淡路島を通って徳島までに生息しているようだ。

淡路島には恐らく車などに乗って移動しているので安心はできないが、恐らく自力で山を越える能力は低いので、雪も積もる関ヶ原や野坂山地を突破するのは時間がかかると思われる。一方、徳島や兵庫、和歌山沿岸は障害がないので、自力でも拡大できると思われる。

繁殖力や飛翔力がオンブバッタよりも強く入り込んだ地域ではオンブバッタが大幅に減っているようだ。今では生息地は飛び地となっているが、いずれ地域すべてで入れ替わる危険性があり、要注意な外来種である。

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