本田先生・市民講座まとめ

本田秀夫先生のオンライン講座を聴講しました。
最初の15分ほど遅れたので聞き逃しちゃいましたが・・

周りの人に特性に合った対応をされることで、真面目になる、言行一致で信頼できる、理念としての正義感がある、などの特性がいい方向に働くよう、本人に合った対応をしていくことの大切さを話されていました。

※私のメモ書きをまとめたものなので、先生の言葉そのまま・全てではありません。あくまでも参考程度に読み取ってください。


特性の見方

正常でない・・間違い
通常でない・・少数派であるというだけ


「みんなも我慢している」は虚構

一般の人は発達障害のある人ほどは我慢していない

学校・社会は多数派の人に合わせてできている。その中でそれぞれが我慢していることと、そもそもその仕組みに合っていない発達障害を持つ人が感じている苦痛の程度は全く違うものである。


『早期発見』のメリット

早くに一般的な対応が合わない子なのだと周囲が知ることで対策がとれる!

【ブレーキ】親が先生が頑張りすぎる・本人に頑張りさせすぎることを防ぐ
【ギアチェンジ】本人に合った育ち方をサポートする・見守ることができる

本人が苦にせず取り組める課題を中心に、カリキュラムを組む
本人の努力で乗り越えさせようとしない


「せめてこれくらい」はNG!

〇歳だから~の判断はしない。本人の発達を見ながら判断する。

➡これができたから、次はこっちをやってみよう。


『しなくていいこと』を決める

ASD
あいさつ・雑談
気配り・忖度
周りに合わせること

ADHD
時間厳守
日々の積み重ね
良い姿勢

ADHDの子を見るときは・・
コツコツ(よりも)一発勝負
前もって(よりも)ギリギリセーフ
 姿勢 (よりも) 傾聴
(本人が話を聞けているかどうかが大事)



必要なスキル

〈自律スキル〉自分でできること・できないことを判断する力
〈ソーシャル〉できないことについて他の人に援助を求める力

〈本人〉こころの健康、社会参加の促進
〈周囲〉こころの健康、本人との関係づくりと維持
〈環境〉地域支援のシステムづくり

発達心理とは発達進度の平均を研究しているものであると理解する。
発達課題の「ノルマ化」に注意。
無理をさせたり課題をこなすことを強要することは虐待になってしまう。


自立を妨げない育て方

命令・指示に従うように育ててはいけない
指示に従う・言うことを聞く➡自分で判断していない➡自立できない

合意を大切にする


『見通しを持たせる』視覚的構造化は自己決定と相談のため

「見える化」で分かりやすく
十分な情報をもとに自己決定
同意・拒否に自由を保障
拒否の場合、別の選択肢を相談

スケジュールは本人のやりたそうなこと・やりやすいことを汲んで提案する
本人が選択する余地を残す

自己決定できないと不安が強くなる


こだわり

命にかかわる・犯罪である、などの危険性があるもの以外はさせておいてもいい


理解するポイント

「できないこと」「いやなこと」よりも
「できること」「好きなこと」を重点的に理解しよう

親によくみられる就学時の願い
➡定型発達の子どもと一緒にいたほうが、いい刺激を受けるのではないか

成人期に聞かれる本人の気持ち
➡自分だけ他の人たちと違うという感覚を毎日感じていた

本人に合う集団への参加のカタチを一緒に考える
本人の興味関心のあることで周囲との関係を築く











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?