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ドラマ『持続可能な恋ですか』最終話の感想(ネタバレあり) 

あぁ〜終わった…終わっちゃったよ。

終わった後、ものすごい寂しくなると思っていたんだけど幸せな余韻に包まれて寂しさより感謝の思いが心の中に充満しています。

このドラマが始まった頃、胸を開いて大きく深呼吸をしたあの瞬間から私の胸の中には幸せな思い出や宝物のような言葉たちが沢山入ってきて。
もう吐き出したくないぐらいに…

ちょっとなに言ってるか分からなくなりそうなので、今回は長くなりそうな予感もするけれど、思いのままにピコピコと!
最終回です!

最終話予告


過去のシーンの繋ぎ合わせのようなこの予告。

それもそのはず。
最終話の撮影はまだまだ続いていたのね。
まだ放送当初は最終話が完成していなかったという事ね。



クランクアップの日の空?


TTさんも同じ空を


プロデューサーさんも



台本の表紙も


晴太さんと杏花ちゃんが同じ空の下にいると思うと…それだけで胸が熱くなった。

ドラマで今か今かとこの空を待ち望んでいたけれど無かったよね。



この投稿で考察が始まったり




それぞれの名前の意味に唸ったり

大地のようにすべてを支える地大。

すべてに潤いを与える水大。

すべてを浄化をさせる火大。

すべてを養う風大。

すべてを包み込む空大。

これ見つけたとき感動した。



まさかの放送直前に指輪で沸いたりして


この指輪は過去か?未来か?オフショットか?

大いに盛り上がりながらスタートした最終話。


woltさんも応援してましたね。

公式さんが『うちの圭』と奪い合いシェアする田中圭。





オープニングの文字の色が次々に変わって、いよいよ終わるんだな…これまで楽しかったな。
そんな風に思える素敵な演出だった。

颯のプロポーズは最高に可愛かった。

「緊張したー」ってホッとするところも。
「わかった考える」からの「やった」も。

絶対に幸せにしてくれるやん。
杏花ちゃん…もう颯にしちゃいなよ。
なんて言葉が出てきそうな程にいい子だよ…颯。

しかし私は月を見上げる晴太さんを応援したい。

颯の嘘を聞いて混乱する胸の内が痛いほどに伝わる表情…

あんなこと言われたら、流石に「もう…遅い」ってなっちゃうよね。


杏花ちゃんとの再会の時、ソワソワして揺れながら待っている晴太さんが可愛かった。

そこからは勘違いの連続で、晴太は悪くないんだけどね。
そりゃ勘違いするよね…って思うんだけど。

お父さんとの不仲、颯との関係に頭グルグルして杏花ちゃんと見事にすれ違っていくのが晴太さんらしくてホッコリ。


「誰といても、杏花さんが笑っててくれれば充分」
他の人に手を繋がれたくないと言っていた晴太さんが一度開いた心に蓋をしようとグッと堪えている姿。

きっと違うことを話そうとしていたであろう杏花ちゃんが選んだのがたわいもない会話すぎて、それが悲しくて…

お互いを思い合うのに素直になれない二人が切なかった。


虹朗くんの父の日の絵。

パパらしさママらしさ、そんな事を気にする晴太さんに虹朗くんが「どっちでもいいよ」っていうところ。

周りからどう見られるのかそんな事を気にしてしまう私たちだけれど、子どもにとってはそんなのどうでも良くて、親が幸せそうなのが1番だったりするのよね。

このドラマは一貫して、ルールや常識にがんじがらめになっている人たちに肩の力を抜いて生きる道を指し示してくれた気がする。

「お父さんの妻」「夫の娘」この考えも凄く良い。

義理の母とか娘とか…そんな表情よりはるかに良い。

無理矢理『母親』って思おうとするよりは『大切な人の好きな人』と思う方が優しくなれる気がする。

専業主婦志望のフリーターとデキ婚した友達。
事実婚という形をとった林太郎さんと明里さん。

人それぞれ色んな生き方があってそれはその人達が一生懸命考えた結果で、人がどうこういう理由なんてないよね。

そして人になにを言われようと、気にせず自分と家族が幸せに生きていけたらそれで充分だと思う。

多様性を受け入れる。

普通ってなんだよ!

自由なようで自由じゃない今の時代、いろんな事をまるっと肯定してくれて背中を押してくれる素敵なドラマだった。

って…何だか感想をまとめてしまったけれど…

晴太さんの話まだ全然してません!

まずはね、最終話までこんな出番が少ない事が1番の衝撃でした。

ラスト20分ぐらいでじぞじぞがピークに達したけれど…そうよね…このドラマ…娘と父の話でしたよね。 

圭さんも冒頭で言ってたよね…と自分に言い聞かせてみる。

「娘と父のかよ」って拗ねる圭さん
そう考えるとこれまでの出番の多さ…感謝だね。



「気持ちを伝えたい相手がいるということは幸せな事だ」

林太郎さんの台詞。

相手や周りを気遣って本当の気持ちを伝えられていない杏花ちゃんと晴太さん。

そんな2人の背中を押したのは颯だった。

これまでのシーンの台詞をギュッと詰め込んだ颯の台詞。

神様じゃなくなるぐらいに杏花ちゃんを好きだった颯の後押し。

招待状を渡すのを焦らす姿がいじらしい。

そして晴太からのハグ‼︎

手塚翔太が降臨したように思ったのは私だけでしょうか…

どうやらこれは台本に無かったみたい。

アドリブ?オマージュ?どちらにしても素敵だった。

そこからの結婚式への乱入!
予告のミスリードだと思っていたらまさかの正々堂々の乱入!
バージンロードに入らなかったのが救いです。

私ね…こういう演出は結構苦手でして、ついつい司会者の気持ちになってしまうの(過去に人前式の司会をしていたからかもしれない)

扉開けた瞬間に「うゎっ」てなったのにそのまま話し続ける晴太さん。

奥の方でそれをポカンと見ている林太郎さんと明里さん。

しかも想像の倍以上失礼なこと言うやん。
晴太!そういうとこ!

今思えば『優しさや理性を超える強い思い』なのかもしれないが、いやいや人の結婚式の直前ですよ…なんて私の理性がグルグルと。

だけどね…

「普通じゃないくらい杏花さんが好きです。僕と結婚してください」

この時の晴太さんがあまりにも純粋でストレートで。

ずっと普通に縛られていた晴太さんがした普通じゃないプロポーズが普通に震えるほど心に響いた。

とんでもない展開でさえも説得力を持たせてしまう。
田中圭の凄さだなとしみじみと感じた。

娘には幸せになってもらいたいと願っていた林太郎さんもきっと嬉しかったよね。
キュンキュンおじさんたちも拍手してたし。

掬い上げキッスも素敵だったよ。
最終話にキスをありがとう。

ずっと結婚の意味が分からなかった林太郎さん。

結婚の意味。
『愛し合う男女』がという言葉を消して『愛し合う他人同士が』に変えたところすごく良かった。

男女じゃなくても、家族がいても、色んな形があっても良いんだよ。
自分が充分だと思えればそれで良いって伝えてくれている気がした。

杏花ちゃんと晴太さんの一年後はすごくほっこりした。

晴太さんがかつて書いた大切なモノ

虹朗
家族に優しく働く
時間
両立
お金
健康
ひと休み
カレー
杏花さん

ひと休み出来そうな場所で家族に優しい暮らしが出来ている晴太さん。

1番欲しいものがずっと手に入らなかった晴太さんが大切なものを全て手に入れる暮らしが出来ていることが何より幸せだった。

杏花ちゃんを見つめる晴太さんの表情がすごく満たされていて、家族が増えて味方が増えてきっとすごく自信もついたんだと思う。
背中を丸めて心に蓋をしていた頃とは全然違う。

そして1年後も変わらず「杏花さん」と呼んでいる晴太さんと「杏花ちゃん」と呼んでいる虹朗くん。

虹朗くんにとって杏花ちゃんはパパの奥さんなんだね。

大阪には本当のお母さんがいて、杏花ちゃんなら「良いなぁ大切なお母さんが2人いて」って言うよね。

颯も夢を叶えるために満足そうで。
さらりとタイトル回収するし。

誰一人として雑に扱わないこのドラマの愛に沢山の幸せをもらった。

最後の可愛すぎる告知も含めて最高のドラマ。

沢山の生きる為のメッセージと、沢山のじぞじとキュンキュンと愛をありがとう。

大好きな宝物のようなドラマがまた出来ました。






みんなの田中圭はハウ公式さんからも
放送直後の投稿愛があったよね



りらちゃんのコメント




11月11日発売
田中圭の日…発売日に愛を感じる。



最後に
忙しい中毎週ピコピコしてくれた田中圭さん。

圭さんの考えや、作品愛ドラマ愛に触れられる素敵な時間でした。

もう普通じゃないぐらいに大好きです。



本当にお疲れ様でした。

すこぶる幸せな時間でした。



長い長い記事を最後まで見て下さった方へ


これ…娘からの感謝の手紙です。

うちも父とか母とか関係ない暮らしをしていますが、絞り出した感謝の言葉が「たまにフリスビー」なのが切ないですが、今のところ『永遠に続く愛情への無茶な挑戦』の真っ最中です。



雨音

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