𝐴𝑚𝑖𝑟

感情の焼却炉

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感情の焼却炉

最近の記事

3 極端な思考は人間だから故であり

柔軟に物事を考えられない、という性格は昔からであり、一度決めたことは意地でもやり通さなければ敗者になる気持ちがしてしまう。 性格診断をすれば、完璧主義という名で隠されたネガティブなイメージが結果として反映され、人間の性格を誰が作成した分からないWEBサイトに批判されたくないわ!と地雷があるエリアに自ら足を踏み入れるような行為を繰り返す。 ただ、人間はどうやら「間」を捉えるのが苦手らしい。 先日読んだ本に人間が「移行的地位」の取り扱いに不慣れであることが記されていた。例え

    • 2 そこらへんに落ちているネズミの死骸よりも価値のない自分の身体

      昨日、人とご飯を食べた際に、保証会社の話になった。 私は不動産や金融分野に酷く疎いので、家賃保証会社の存在があることすら知らなかったわけで、全く面倒な話だとアルコールに犯された萎縮した脳を最大限に活用して聞いていた。 資本主義を生きるこの世界の大半の人間は、モノとカネのやりとりで関係を築いているわけだから、そのやりとりを遮断するのは不可能でありつまり死ぬの同然であろう。 最近は、何をするのも銭になる。 体を売っても、履いたパンツを売っても、彼女を装うフリをしても、それ

      • 1 文字を忘却させて

        いつも、感情が溢れているのに、言語化しないが故に自身の中で汚物と化すのである。 言語化すれば、「日記」にも「つぶやき」にも「随筆」にもなるのに。勿体無い。 そもそも、感情に「勿体無い」という単語は適切なのであろうか。 その時の感情を文字に起こしたところで、後で見返すと「なんて気持ちの悪い文章だ」と羞恥心が高まり削除してしまうのである。手書きの日記なら破いてゴミ袋へ、SNSのつぶやきであれば投稿削除へ。一度削除したものは複製している訳がないので忘却の彼方になるのである。

      3 極端な思考は人間だから故であり