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#惚気
#12 気遣わないでいられます
前回の続き。
セリアに寄ってちょっと買い物をして、
恋人の家に着いた。
もう僕の荷物は全て車に積んである。
帰る前に撮った写真を恋人に送ることにした。
しかし、写真の選別中にうとうとしてしまった。
まずい。これは寝ないとまずい。
「寝ていきますか…?」
君も眠いのに…疲れているのに…申し訳ない。
でもその言葉に甘えて2時間くらい寝させてもらうことにした。
「ベッドで寝てください。戸は閉め
#11 私がしてほしいこと全部してくれますね
前回の続き。
夜景を見ていた僕ら。
話題が変わった。
「前から言ってるけど、私記念日は別にそんなに…って感じなんですけど、誕生日はちゃんと祝いたいんですよ」
「俺も度々言ってるけど、昔から誕生日嫌いだったんだよね笑 悲しい思い出が多いから。
〇〇ちゃんのおかげで誕生日は幸せだ…」
「私に感謝してください(ドヤ」
「〇〇ちゃんの誕生日は伊香保に行くけど
俺はどこに行こうかな。
今年花火
#10 久々に夜景見に行きませんか
前回の続き。
お寿司を食べ終えた僕らは車に乗った。
お腹いっぱいだ。
エンジンをかける前に一息つく。
「〇〇さん、まだ疲れてませんか?」
恋人は疲れたのかな。
それとも俺が疲れているように見えたのかな。
「ううん。全然大丈夫だよ」
恋人が暗い顔をするかと思っていたが、
明るい表情のまま言った。
「久々に夜景見に行きませんか?」
ああ、なんでこの子は僕の考えていることが分かるんだろう。
#9 もう理想ですよ
前回の続き。
帰り道の景色は山から街へと変わっていた。
「『社会人になって5年目、一人暮らしして9年目だからしっかりしてるね』ってお母さんが言っていました」
「そんなそんな。普通だよ笑」
「うちじゃあ、働いていればそれだけでおっけーです」
まあ元彼くんはフリーターだったからね…
彼が働いていてお互いすれ違っていなければ、
君たちは別れなくて済んだかもしれない。
そういえば、午前中富士山
#8 全然遠距離って感じがしないんですよね
前回の続き。
帰り道。
眠くなってからしばらくして恋人が言った。
「〇〇さんは夢をたくさん叶えてくれますね…
まだ半年しか経ってないのに
いろんなところに行ってる…」
僕にはまだ叶えられていない夢がたくさんある。
君にはずっと安心していてほしい。
僕は君の夢を叶えられるだろうか。
「叶えられたらいいな」
「もう叶えてますよ…」
続けて恋人は言う。
「まだ半年だけど、濃くて……
#4 守らせてくれてありがとう
前回の続き。
ひたち海浜公園を後にして、ホテルへ向かった。
真っ白な曇り空と真っ白な海。
もう境目が分からなくなっていた。
霧も出てきた。だんだん濃くなってきた。
チェックインの時刻に間に合いそうにないので、恋人がホテルに電話をしてくれた。
丁寧に優しそうに話す。君の声が可愛い。
ホテルに着いた。
チェックインをする。
フロントのおじさんの落ち着きのある声がよかった。恋人はイケおじだねと言っ
#1 別々でも眠れないね
先日松本へ行った時、
丘の上で野原に座って桜と町を眺めていた。
「本当は手紙を書いてこようと思ってました。
ここで渡したいなって」
漫画を真似てここで手紙を渡したかったみたい。
嬉しかった。僕も恋人に手紙を書くことにした。
手紙は胸の内を丁寧に伝えられる道具だ。
今までの恋愛でも書いたことがあった。
でも、今の恋人には重いと思われそうなので書いてこなかった。
僕は実家の葬式から自宅へ帰っ
#8 ちょうどいい距離感
前回の続き。
4/10(日)
翌朝。
昨日と同じように、
恋人が転がって僕に抱きついてくる。超可愛い。
僕は恋人を抱き締める。
眠そうな恋人のおでこにキスをする。
恋人は反対側に寝転んで、
僕が後ろから抱き締める形になった。
恋人が僕の腕を手で掴んで、胸元で抱き締める。
可愛いなぁ……
少しいちゃいちゃした後、
僕は起きて帰る支度をした。
荷物を全て車に運び入れた。
忘れ物なんてないくせ
#7 一番愛を感じてますよ
前回の続き。
松本から帰ってきた僕らは、
お風呂に入って寝る支度をした。
ドライヤーをしたり洗濯を干したりしながら好きなように話す。それが嬉しい。だらけた恋人の姿でさえ愛しい。
恋人はこたつに入り、
新しく買った手帳に今日の出来事を書いている。
「今日行った場所を書けば埋まりますね」
何を書いているんだろう……横目で見る。
「駐車場を予約してくれた…」という文字が見えた。覗き見はよくない
#2 父性は最大級の愛みたいですよ
前回の続き。
恋人が僕の腕の中で話し始めた。
「恋人に父性を感じるのは
最大級の愛みたいですよ…//」
「そうなんだ。いいお父さんになるとは言われた
ことあるけど、父性は初めて言われたな…
愛が伝わってるならよかったよ」
父性かぁ…(しみじみ)
「恋人にしていることが、そのまま子供への行動に表れる」というのが僕の持論なのですが、そうなると、多分僕は子供にもこうするんだろう。
僕は
#1 ちゃんと寝なくちゃ
4/8(金)
やっと一週間が終わった。
仕事を終えた私は速攻でお風呂へ向かった。
まずお風呂を済ませる。
そして着替える。
僕は「春服が下手」だ。
理由は分かっている。
普段黒のズボンしか履かないからだ。
春の明るい陽気には明るい色のズボンが合う。
僕は着慣れないベージュのズボンを出し、
上着を並べてこれかな、それかなと試行錯誤していた。
服が決まり、出発の準備もできた。
午後7時半。
僕
#8 今年は楽しみな予定が増えそう
前回の続き。
最近祖父母の調子がよくない。
正月に親戚一同が集まった時は元気だったのにな。祖父はせん妄状態、祖母は体調を崩して入院した。祖父母と、二人を介護をする母が心配だ。僕はGWに帰省することを考えていた。
家族LINEで「GW帰省する」と言ったら、
母さんに「デートしないの?」と言われた。
僕は「〇〇ちゃんとも出かけるよ」と返した。
帰省するつもりだったが、結局やめた。
帰省しても、コ