マガジンのカバー画像

73
運営しているクリエイター

2024年2月の記事一覧

おぱーい詩集

*注意事項
 性的な表現、作者の偏見及び女性蔑視と捉えかねない表現などにより、不快な思いをする可能性があります。特に女性の方はご注意ください。
 本詩に対する苦情は一切受け付けません。

アポロンチョコにインスパイアされし神が造りたもうた人体パーツ

お赤飯とまったく同じ塩味そして甘味

「灯りを消して」とおっぱいが言った

開けるまで ピンクか黒か 乳首ガチャ

世界一滑落したい谷間

おっぱい

もっとみる

詩『魚の裁き方』

まな板の上
濁った瞳
動かない鰓
濡れタオル
そつ置かれた包丁
微笑み
「もう愛していない」
一瞬澄み渡りいる瞳
漂流物としての涙



やはり涙

まだ愛している



やはり鰭
えぎゅられた白子
絶望と後悔
鰓と肺
触れる指
逆手に持つ包丁
アナタは今から
最愛の人を裁く
この詩の終わりと共に

詩『やまなし製薬から新発売!』

 アナタの歯と歯茎の健康を守る今までにないまったく新しいタイプの歯磨き粉が、やまなし製薬から新発売!

 有効成分クロルヘキシジン塩がお口の隅々までしっかり殺菌!幻燈酵素クラムボンがアナタの弱った想像力を強力に刺激!歯と歯茎の間に溜まった歯垢を思考に変える金剛石の粉配合!

[クラムボンとは?]
 やまなし製薬が独自の修辞方(特許出願中)により、二疋の蟹の兄弟から抽出した幻燈刺激酵素です。
 歯ブ

もっとみる

散文詩『さらばジョンへ伝へかし』

 言葉の刃が触れる瞬間女の子は瞼で真剣白刃取りを試みた。
 けど死んじゃったよ。まつ毛が鋼じゃなかったから。

 僕ら電子言語をマスターしてる。で、それを石みたいに掴んで殴り合っている。まんまネアンデルタール。プロメテウスの飛び降り案件。

 和して目に映る色とりどりの花、愛しい人の笑顔、人生を変えた絶景、待ち受けに張り付いた画像がまだ残像のうちに、タップ、ピンチ、スライド、呪いの言葉で画面を満た

もっとみる