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ジューンブライドの雨季に気付いた大事なコト。(恋煩い)


雨の匂いに巻かれる6月。

ジューンブライドの花嫁が幸せになれるという
逸話を創ったのは一体どこの誰だろうか。

そんな月に私は気付いてしまった。

愛 だと思っていたソレが

ただの恋だったということに
雷が落ちるような衝撃を受けた。

この人とだったらどこまでも頑張れる
自分の人生はより輝くだろうという

愚かにも主体的で希望的観測は
ただの恋で幻想であって、愛ではなかった
とても悔しかった。

私が今まで愛だと信じてきたこの気持ちは、
ただの恋煩い。

恋から愛に変わる可能性は自分と相手の努力や思いやりで無限大に広がるけれど

恋さえも上手くできないワタシは、

この気持ちが愛ではないことに気がついてしまった

彼のことは好きなはずなのに
どうしたってこれはただの恋で

自分が信じて疑わなかった愛ではなかったのだ

多少は愛が含まれていたかもしれない、
でも

ワタシはきっと本当の意味での
愛をまだ知らない。


いつだって、独りよがりの恋だった、

愛を知らないワタシは自分が情けなくて
悔しくて、哀しい

一夜限り遊んだり、誰かと何気なくの流れで
何気ない暮らしをしたことがある彼の方が
よっぽど愛を知っているのだろう、

どうしたらワタシは恋を大切にして
愛を育てられるのだろうか

答えはまだ知らない。

気付いたのは、雨がよく似合う、

独りよがりの恋だった。





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