「文章なんて誰にでも書ける」を超えたい
山田ズーニーさんの「おとなの小論文教室」が1000回を迎えたことを、今ごろ知りました。
「あなたには書く力がある。」というメッセージで締められたズーニーさんの著書『伝わる・揺さぶる!文章を書く』は20年近く前に買いました。
当時通っていた、コピーライター養成講座の専門コース受講生の間で、この本は良い!と評判だったのです。
キャッチコピーを考える時の参考になるのは「お母さんの要約力」でしょうか。
コピーライティングに直接結び付きそうな、プロモーションとかセールスライティング術とかの本ではないのですが、とてもワクワクしながら読みました。
最初の、ズーニーさんの指導によって出題者の求めていることに気づき、生き生きとした文章を書けた女子高生の話は、とても爽快でした。
またメールの書き方「表紙のクマ」の話や、議事録の本当の目的などから、仕事全体のやりかたを教わった気がしています。
仕事をする時は、結果をイメージする。
望ましい結果に到達するために、誰に何を伝えたらいいか?
仕事に方向性を持たせて、自分の所で止めない・手離れをよくする、など
きちんと「考える」ことで働くことが主体的になって行くんですよね。
そして何より「書きたい」という気持ちを後押ししてくれるのが、この本をはじめとしたズーニーさんの発信ではないでしょうか。
自分自身がモヤモヤしている時は特に「書きたい」気持ちが強くなりますが、
そんなこと書いて何になる?という葛藤もあります。
ましてや、このnoteのような場で書き散らしたところで人迷惑なだけ…
でも、形にしたい。
人目に触れてもいいように整理して形にすることで、誰かや自分自身が揺さぶられることがある。
形にすればモヤモヤはモヤモヤでなくなる。
書いて何になる?なんてことはなくて、
誰だって「書いていい」んですよね。
♢♢♢
私にとって「書くこと」にはもう一つ煩悩があります。
「仕事の中で書きたい」というやつです。
プライベートでは、ありがたいことにこのnoteというメディアがあります。
なぜそれだけじゃ足りないんだろう?
仕事は「人のため」のもので、給料がもらえる文章は、プライベートなモヤモヤなんて関係ありませんよね。
言うなれば、企業が抱えるモヤモヤを解決するためのもの。
コンバージョン上げたい、
人を集めたい、
会員を増やしたい、
どうすればそれができるか?あーだこーだ考えて、形にする。
お客さんの反応が良ければ嬉しいし、
もっと言うとドラフトの段階、発信される前に社内で「良い!」っていう反応があるとそれだけで嬉しい。
嬉しいから、なんて結局「自分のため」なんだろうか?だから仕事としてなかなか巡り合えない?
しかも、自分だから書ける文章で仕事がしたいとか思っている。
甘いか?
でも「書きたい」欲の根源は同じのはず。否定しなくてもいいかもしれない。
実績を作っていくしかない。
直近3年間のメールライティングと、
あと、契約終了してから、知り合いから文章の依頼をもらって、書いたんです!
めちゃくちゃ充実感ありました。
細々とでも、続けていきたいです。
#noteでよかったこと #派遣社員 #キャリア
#人生を変えた一冊
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