推しについて本気出して考えてみた#01
人生における最推し
基本的に火・金更新にしているこのnoteですが、この度さっそくのイレギュラー更新です。というのも、私の人生における最推しが大好きな音楽番組に久々に出演したんですもの。
そう。ポルノグラフィティ。しかも推しの1人である大泉洋との共演ですよ!こんなの、浮かれて更新しないわけがない。
ポルノグラフィティとの出会い
ポルノグラフィティのデビューは1999年9月8日。デビュー曲は言わずと知れた【アポロ】です。
なんとなく曲は聞いたことがあったんです。近所のCDも取り扱っている書店でよく流れていたから。でも、そのときは曲名がわからなくて、しばらくCDを買えませんでした。だってShazamなんてなかったし……。
そんなある日、朝のニュースのヒットチャートであの曲が流れているじゃあありませんか!!もうその日の夕方にはお小遣いを握りしめてお店に向かっていました。
この日からずっと虜。何度生まれ変わってもきっと彼らの音楽に惚れる人生なんだと思う。
ただ壊れてる
この「ただ壊れてる」っていうフレーズだけで、本当に脳天を貫かれたみたいに沼に落ちた。当時はとにかくCDが売れた時代で、今となっては「なんでこの曲売れたんだ?」みたいな曲もいっぱいあったと思います。それこそサビしか思い出せない曲なんて山ほどあるし、バンド名やユニット名より歌詞の一部だけが先行しているような状態でした。
そんな時代でもこの「ただ壊れてる」っていう歌詞が印象に残ったのは「はやく進む時計=壊れてる」っていう当たり前のことをあらためて定義したような気がしたからだと思います。
「きっとこの人たちはずっと売れるんだろうな」となんとなく予感していました。あの一発屋量産期だったのに。
100万人のために唄われたラブソング
私、この人たちの音楽がすごく好きだ。確信したのはこの【ヒトリノ夜】でした。今は”晴一節”なんて呼んでいますが、彼の言葉選びは本当に秀逸で、これから先の人生で何度も助けられることになります。
そしてこのあとも彼らは【ミュージック・アワー】【サウダージ】【サボテン】とヒットを飛ばすわけですが、そこで私にはじめての感情が生まれます。
ライブに行ってみたい。
月は決して泣いていない
2002〜2003年頃、当時の私には抱えきれないくらいしんどいことがいくつも重なっていました。つらくてつらくて全部投げ出してしまいそうになったことも何度もありました。
彼らの音楽を聴きたくて、それだけを励みに生きていた気がします。だって、このときはまだライブに行けていないんですもの。家がそれなりにきびしかったし、おこづかいもそんなにもらっていなかったので……。
だからこそ、ライブに行くまでは何があっても倒れるわけには行かない。
永遠に寄り添って
Tamaちゃんの脱退はものすごく寂しかったですが、同じ年の2004年の大晦日。はじめてポルノグラフィティのライブに参戦できました(ちなみにとんでもない大雪。今までのライブ人生で五指に入るくらいしんどかった……)。
たしか東京体育館の3階席でした。ステージまでは少し遠かったけれど、それでもベース音で服が振動するのを感じたときはうれしかったなぁ。
そして、このライブは5周年のスペシャルライブだったわけで。
10周年も15周年も彼らのライブを見ていたい。そう決心したのもこの夜です。
はじめての事態
無事、10周年も15周年イヤーのライブにも参戦できました。もちろんその間もずっと彼らの楽曲は私の人生に寄り添ってくれていました。
そこで、はじめての事態に遭遇します。
2018年9月9日。
しまなみロマンスポルノ’18〜Deep Breath〜2日目中止。
彼らの地元の復興に少しでも協力したい。「ライブのチケット代やグッズ代がチャリティーに充てられるなら!」とチケットを握りしめ、ぎりぎりまで開催を信じて、雨の中、深夜バスで尾道へ向かいました。だけど、会場に到着したところで中止のアナウンス。
でもね、このときは「仕方ないな」って思ったんです。以前尾道〜因島を旅行したときとは雰囲気が違ったから。
尾道駅から会場までのバスから見えた、崩れた斜面。これを見ていたから中止でも仕方ないな、とすんなり納得できました。
1回目のSONGS
中止から約2週間後のSONGS放送日。はじめてこの中止の件で泣きました。誰も悪くない。悪くないからこそ、すごくすごく悔しくて。
絶対20周年ライブは這ってでも行く。来年の9月8日までずっとしまなみロマンスポルノじゃい!!!
って強がって1年を過ごしました(笑)。ありがたいことに20周年の東京ドームは無事に参戦できましたし、暁ツアーのチケットも確保済みです。
明日につづくリズム
ファンの間では有名な本【明日につづくリズム】。因島に住んでいる、ポルノグラフィティが大好きな中学生(千波と恵)が、ポルノの楽曲に助けられながらおとなになっていくストーリーです。
この本を読むと、オタクとしての在り方を問われているような気持ちになるんです。
彼女たちは因島の中学生です。お小遣いだってそんなにたくさんもらっていないし、ライブ会場まではそこそこ距離がある。だから、ポルノのライブには行ったことがない。
それでも彼女たちは胸を張って「ポルノグラフィティが大好き!」って言うんです。
たしかに「ツアーの全通はやってみたいな」とは思います。全通とはいかなくても、できるだけたくさんライブには行きたい。
でもね、彼女たちみたいな中学時代を過ごしていた、あの頃の気持ちは絶対忘れたくないし、忘れちゃいけないなと思う今日この頃。
だからこそ、ライブの参戦歴で区別するようなことはしたくないなぁ……。今まで、たまたまタイミングが合わなくてライブに参戦できなかったファンの人だってたくさんいるはず。
「ポルノグラフィティが好き、彼らの音楽が好き」って彼らの音楽を聴いていれば、それだけで十分ファンだと思います。もうそんな人がいれば今すぐにでも握手したい。
大人になってある程度自由にライブに行けるようになったからこそ「はじめてライブに来ました!」っていう人には心の底から楽しんでほしいし、ライブに行けることは当たり前じゃなくて、すごくありがたいことだと思うようになった今日この頃。
汚れた手でGuitarを触ってはいないかな?
【明日につづくリズム】は定期的に読み返しています。千波と恵みたいに、青春時代をポルノに支えられ、今も彼らの音楽が聴きたくて頑張って生きている身としては、もうバイブルです。
もちろん、ほかの沼に関してもポルノと同じスタンスでいられるように。
要は、新規とかそんなの気にしないで、一緒に楽しもうぜ!!ってことです。誰だって最初は新規なんだし!!!!
追記。
SONGS本当良い番組だった……。
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