写真教室アルトフォーカス  受講生のフォトエッセイ集

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写真教室アルトフォーカス  受講生のフォトエッセイ集

写真教室アルトフォーカス / シニア写真教室アルトプリズムは、写真家の秋野深が主宰する写真教室です。受講生によるフォトエッセイの連載をお届けします。 http://www.alt-focus.com  http://www.alt-prism.com

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最近の記事

祥子のPhoto Journey【第6話】

花紀行 春なのに、また春が来て、更に三度目の春も過ぎ・・・。 皆さま、如何お過ごしでしょうか? 暑さ寒さが激しい気候とにらめっこしながら、漸く撮影旅行の計画を立てても感染者の増減に左右され、なかなか思い通りのベストシーズンに思い通りの撮影は難しいですね。 かくいう私も、FINA世界水泳の運営ボランティアとして、無事選考を通過し、カメラマンとして活躍しようかな? ワールドカップと同様、各国の王様達のお世話係にしようかな? 良い機会だからカメラを新調しよう! と

    • りわの「写真て、なんだろう」【第6話】

      「作品を創る」ために大切なことの一つ、かも。 つらつらつらつら考えて、写真で「作品を創る」ってどういう事だろう? という疑問にたどり着いた。 日本語の意味は分かるよ、勿論。 絵画や陶芸やデザインなどゼロから何かを作り上げる作業だから、結果としての作品は100%イメージの具現化だよね。 だけど、写真はちょっと違う。 写真にも色々なジャンルがあるけど、風景写真や街角スナップなどは、今そこにあるものを撮っている。 例えば、水平線に沈む夕日に向かってシャッターを切ったとし

      • 祥子のPhoto Journey【第5話】

        コロナ後を夢見て 春夏秋冬、また春が過ぎ・・・。 「写真撮ってる~?」「もう何カ月もカメラ触ってない・・・」 これがすっかり挨拶言葉になって、あっという間に一年以上。 出来なくなった事ばかりに目を向けてため息をついていても切なくなるので、最近の私は、日常が戻ったら撮影に行ってみたい場所探しを楽しんでいる。 その方法は・・・というと、オンラインツアー。 「兼高かおる世界の旅」というテレビ番組を覚えていらっしゃるだろうか? (1959年-1990年の31年にわたって

        • りわの「写真て、なんだろう」【第5話】

          写真て、日記帳代わりにもなってありがたいよね。 溶けるように過ぎてゆく3月。 年度末で仕事が忙しくて、ほぼ会社と家の往復で、桜が咲いたな~と思ってたらいつの間にか葉桜になりそうな気配で。 時間が、日々が、あっという間に過ぎてゆく~。 後から思い返してみても、休日に何をしていたのかさっぱり思い出せない。 【そんなあなたにお勧め便利な日記帳、それは写真です。】 と、下手なコマーシャルが脳内をめぐるぐらい、3月は記憶がぶっ飛んでる。 飯の種である仕事に文句は言うまい

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        • 祥子のPhoto Journey
          6本
        • りわの「写真て、なんだろう」
          6本

        記事

          祥子のPhoto Journey【第4話】

          コロナ禍で コロナ禍の折、皆さま如何お過ごしでしょうか。 まさかこんな状況が訪れるとは想像もせずつけたタイトル「Photo Journey」だったが、「Trip」でも「Travel」でもない正に「Journey=困難や苦労を抱えた道中」そのもの。よくまあ、最適な単語を選んでいたものだ。 頑張ってみたり落ち込んでみたりしながら、それでも写真と向き合ってきたあっという間のこの約1年の私の「Photo Journey」について、今回はお話しようと思う。 「時間が足り

          りわの「写真て、なんだろう」【第4話】

          写真はいっぱい撮りました。でもうまくなりません。 先月あたりからだろうか。 急速にスマホで写真を撮ることが多くなってきた。…ような気がする。 夏休みで遠出したり、色々な場所を回ったりした事がきっかけかな。 勿論ずっと前からスマホで写真は撮ってきた。 それは、街中で面白いものを見つけた時だったり、空と雲がいいバランスだったり美味しいスイーツを友達にすぐ教えたい時だったり。 日常の何気ないスナップを撮りたい時などは、スマホって凄く便利だ。 ポケットからすちゃっ

          りわの「写真て、なんだろう」【第4話】

          祥子のPhoto Journey【第3話】

          写真の力 皆さんは、写真を撮りに行く時どういう気持ちでおでかけですか? 「こういう写真を狙って」「こういう写真を撮りたいと思って」「○○で〇時頃から粘って撮った」 良くお聞きするお話が私には大変羨ましい。私にはまだ、そんな事前の目標を持って写真を撮りに行った経験がなかった。どうしたらそういう素敵な計画が出来るようになるの? 今迄に撮り溜めた写真を一枚一枚確認してみた。どの写真もすぐに何故この写真を撮ったのか、私にはありありと解った。例えば下記の写真は、人間への恐怖

          りわの「写真て、なんだろう」【第3話】

          写真は動画に勝てるのか? 新築された千駄ヶ谷の国立競技場の横、これまたつい最近新築オープンしたオリンピックミュージアムの中で、大画面に映し出される動画に見入ったまままたしても私は呟いていた。。。 「私はなんで写真を撮るのだろう?」 9月にオープンしたオリンピックミュージアムの1階(無料)で大画面に見入っている。 画面には、過去の様々なオリンピックシーンや、競技をするアスリートの引いた動画やアップの動画が流されている。 躍動する筋肉、緊張している表情、滴る汗、しな

          りわの「写真て、なんだろう」【第3話】

          祥子のPhoto Journey【第2話】

          アフリカへ 「今年はもうアフリカに行ったの?次はいつ行くの?」 久しぶりに会う時には必ずこう尋ねられるようになった。他の国もたくさん訪れているのだけれど、皆さんに印象深いのはやはりアフリカらしい。確かに写真を学ぶようになって、私のアフリカ旅行は益々頻度が上がってしまった。だって、写真に没頭するには最高なんだもの。 アフリカ=野生動物というイメージがあるが、本当はアフリカはそれだけではない。誰でも自分が最も好きな被写体を選び放題追いかけ放題の夢の国なのだ。 動物・鳥類

          りわの「写真て、なんだろう」【第2話】

          「使い捨て」という事に心がざわざわした日 夏休みに通りかかった小淵沢駅の渡り廊下で、上高地のPRポスターを見かけた。 よくある河童橋の写真ではなく、早朝の大正池の写真だった。 うっすらと残る朝靄、真横から差し込む朝光、程良いバランスの雲と青空。 そしてポスターの半分を占める巨大な水鏡。 雲や穂高連峰を映し出した早朝の大正池は、さざ波一つない。 素晴らしい瞬間が切り取られた写真を使ったポスターだった。 ちょっぴり写真の勉強をしているせいで、どんなシチュエーションで撮られ

          りわの「写真て、なんだろう」【第2話】

          祥子のPhoto Journey【第1話】

          カメラとの出会い 私がカメラと出会ったのは2歳の頃。 新しく買ってきたカメラに興味津々で覗き込む私に、触られたくなかった家族が壊されては堪らないと代わりに古いカメラを与えてくれたのがきっかけだった。 小さなファインダーから覗くと、それまで見えていた世界が全く変わる不思議に私はすぐに夢中になった。 更にはシャッターを押すと、その切り取られたお気に入りの風景がいつでも何度でも見ることが出来る写真として閉じ込められる魔法の小箱。 てんとう虫やチューリップ。ありんこの

          りわの「写真て、なんだろう」【第1話】

          初めて写真展に参加して 秋野先生の写真教室に通い始めてちょうど1年が過ぎました。 他で受けていた基礎講座が終わり、次を模索していた時に、たまたま見かけた講座案内をみて、2ヶ月に1回くらいならのんびりと通えそう。 そう感じて受講し始めたのがきっかけでした。 受講生が参加する写真展(アルトフォーカス受講生作品展)がありますよ。 そんな情報に、仕事との兼ね合いがどうなるか心配しながらも、これも経験!と思い切って参加することにしました。 勢いで参加を決めたものの、そこでガツ

          りわの「写真て、なんだろう」【第1話】