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ドイツ入試(ビデオ審査)の記録

前回の投稿から半年以上経ちました。

その間にもコロナの波は引くことはなく、バイト先も時短になったり休業になったりを繰り返しています。
2月と3月には1年ぶりの演奏会に出演することができ、やっぱり仲間と演奏すること、お客さんに聴いていただけることはとてもうれしいものだなぁと改めて思いました。

半年間、何してたかなぁと思っても、まあ日々それなりに生きてたなぁ、という感覚(笑)
自分的に大きな出来事だったと思うのは、ノリで作ったビデオニュースのパロディCMがけっこう拡散されて、宮台先生と神保さんにも見ていただけたことかな。

これをきっかけに、ガラクタらじおのYouTbeチャンネルを作ってライブ配信をしたり、ビデオニュースのウォッチパーティを開催したりしました。(最近できてないけど)

近況についてはいろいろあるのだけど、今回のメインは、ドイツの大学の入試を受けた記録です。
昨年はネットで入学願書を出したところまででやめてしまいましたが、今年はビデオ審査を受験したのです。
その備忘録的なものを記しておこうかなと思います。

まず、昨年と同じように4月の初旬に入学願書をネットで提出しました。
この時点ではドイツもまだロックダウン継続中でしたが、現地の先輩の情報で「もしかしたら6月に現地試験になるかもしれない」との情報があり、気が気ではありませんでした。
出願は昨年も同じようにやったので、特に気負うこともなく淡々と必要書類を揃えて(ほぼ昨年の使いまわし)提出したのですが、気を抜きすぎたらしく2箇所ほど間違えました(^^;
1箇所は自分ですぐに気づいて訂正のメールを事務局に送り、もう1箇所は、ずいぶん経ってから事務局から確認のメールが届きました。
ともあれ、無事に出願できてよかったです。

そして5月の初旬頃、ビデオ審査のお知らせがメールで届きました。
提出する曲数とその内容、ビデオのファイル容量、提出先フォーマットのURLなどなど。
まずは受験料(30ユーロ)をWise(旧TransferWise)で送金し、だいたい決めてあった受験曲を確認して、一応ドイツの大学の先生にメールで報告しました。
先生からは、申し分ない選曲であることと、ドイツでまた会えることを楽しみにしてるよ、という温かいメッセージをいただきました。

本当に私は、期限のある目標がないと動き出さない人間なので、演奏会があるとか、試験があるとか、そういうことがないとコンスタントに練習することがほとんどありません。
でもちょうど年明けから4月くらいにかけて、ドイツ在住の日本人奏者の先生が何度か日本に帰っていらっしゃったため、2回か3回、受験曲のレッスンを受けられたことと、オンラインでも奏法のチェックをしていただいたことで、ある程度ベースが整えられていて助かりました。

ビデオ審査提出期限の一週間前に友人からビデオカメラと三脚を借りて、自宅でセッティングをして、3日間くらいかけて何テイクも撮りました。
こんなにへとへとになるまで毎日練習したのは何年ぶりだろう…という感じでした。
日本人奏者の先生にも録画を送って、アドバイスをいただいて微調整をしたり、普段は自分の演奏を聴き直すことってあまりしないんだけど、録画を何度も見直してセルフレッスン的に「次はこうしてみよう」って考えたり。
けっこう充実した一週間でした。(もっと早くから準備すればよかったけど、その直前にちょっと寝込んでいたりしてて)

あと、自己紹介動画も撮影しました。
英語でもOKとのことでしたので英語で話しましたが、なんだか演奏するより緊張しました(笑)
英語力のなさと活舌の悪さと、声が高いので、なんだかお子ちゃまがしゃべっているみたいになってしまいました。
(しかも、卒業年次を言い間違えたことに、提出してから気づきました)
もう全部、愛嬌ってことで。

そしていよいよ提出の日、ドイツ時間正午が締め切りだったので、日本時間では19時です。時差がありがたい。
締め切り1時間前の18時頃から提出フォーマットに入力していったのですが、なんとフォーマットの容量がめちゃくちゃ少なくて、用意していた動画(演奏3本+自己紹介動画)が添付できないことに気づき…。
動画を見られる場所をまとめたURLの提出でも可、とのことだったので、慌てて動画をYouTubeに限定公開して、リンクをまとめたものをPDFのURLにして、なんとかギリギリ提出しました。めちゃくちゃ焦って心臓に悪かったです。
しかも「提出」ボタンを押しても、小さなポップアップで「完了」の表示が出るだけで、そのまま画面を閉じてねって書いてあるんだけど、受付のメールも来ないし、本当に提出できているのか不安で…。
日本の申し込みフォームやシステムって親切なんだな、と思いました。

それが約1か月前のことです。
ちょうど5月の半ばから緊急事態宣言で、バイト先の居酒屋も休業になり、時間がありあまっている時だったのでラッキーでした。
確認したところYouTubeも何回か再生されているので、無事にビデオ審査の提出はできているようですが、今のところ事務局からは何もお知らせは来ていません。
事前の案内によると6月末に結果のお知らせが来るそうなので、ちょっとドキドキしています。

今年はとにかくビデオ審査までは提出する!と決めていたので、内容はともかくとして、目標を達成できたことがまずはうれしいです。
やればやっただけ得るものはあるし、それが自信にもつながります。
Twitterやらラジオやら、いろんなところで受験したことを話しているので、正直、落ちたら恥ずかしいなって気持ちもありますが、落ちたら落ちたでまた先のことは考えようと思っています。
受かっても、金銭的な問題(コロナによりバイトがなかなかできず、貯金が予定よりはかどっていません)やコロナの状況により、行くかどうかははっきりとは決めていないのですが…。
たぶんもし受かってたら、やっぱり行きたくなっちゃうんだろうなぁとは思います。

でも日本で、音楽以外にもやりたいことはあるし、もう本当にどっちになっても大丈夫、という気持ちです。
何かになることや、何か(絶対の目標)をすることよりも、自分自身でいることや、その時々に目の前にあることを大切にやっていく方が、今の気分に合っているので。

もしも合格した時のために、ドイツ語の語学試験の証明も必要になるので、今はドイツ語の勉強をがんばっています。
これももっと早くからコツコツやっておけよって話なんですけど、なぜか先週から突然やる気スイッチが入って、昨年レッスンに通っていた時のテキストの復習や、単語帳の復習からはじめました。
9月に試験を受けるつもりで、それまでに間に合うかなぁという感じですが、そもそも受かったら10月からドイツで新学期なのに、いろいろギリギリすぎですが(^^;

まあ結果はどうあれ、なんとかなるさってことです。

先のわからないことを、「こうなったらどうしよう、ああなったらどうしよう」って不安にまみれて考えるよりも、
「どうなるかわからないけど、そのときに考えよう」そして「私はたいていなんとかなる」と思うようにしています。
その方が結果、毎日気分よく過ごせるし、良いアイディアや良い行動につながりやすいと思うから。
人並みに安定した生活(毎日仕事をするとか、コツコツがんばるとか)ができない体質の自分をあきらめて、「わからないからこそおもしろい」という人生を生きていくしかないって開き直ったら、本当におもしろくなってきたよ。

ドイツに行くか行かないか、もう半年切ってるのにまだわからないけど、日本にいる間に、やりたいことはやりつくそうと思っているので、今後のstella marinaさんにも乞うご期待。(わかる人にはわかる、何かのフラグです)

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