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「日常の祈り」から「供養」まで使えるシンプルで神聖感のある厨子 U型

現代の暮らしに合う祈りの箱「U型ゆーがた
扉を開くと金箔に包まれた荘厳な空間が現れ、大切なもの・想いを納めるに適う祈りのかたちです。シンプルなデザインの追求とともに、押し込み扉・引出・敷板など、使用感も大切に仕上げました。

U型 墨黒
U型 乳白

誕生のきっかけになった厨子「TypeZ」
U型を生み出すきっかけになったのは、2009年に発表したデザイン厨子「TypeZ」の存在でした。これは、インテリアデザイナー内田繁氏が手掛けたシリーズのひとつで、内田氏らしいシンプルかつ神聖感ある厨子になっています。

TypeZ-3(2009年発表)
TypeZ-4(2009年発表)


神聖感を醸すフォルムの追求
TypeZは主に「屋根」「脚」という2つのポイントが神聖感を生む重要な意匠になっています。この意匠をベースに、より現代の生活空間に合うコンパクトなサイズと、使い勝手を考えて生み出したのがU型です。

試作の様子。何度もつくり直して形状を追求した。
設計者チェック。細かい調整が、神聖感に繋がる。
鳥居のような外観デザイン

「象徴的に飾る」「仕舞う」ことのできるかたち
厨子の中に納めるものにも、位牌など象徴的に飾るもの、形見などひっそりと仕舞っておきたいなど、人それぞれの納め方があります。
扉はサイドに収まる押し込み式のため、横幅を取らずにスッキリと置くことができます。そのため、中に納めるものを、より象徴的にみせてくれます。

押し込み式の扉
正面から見ても、スッキリとしているので、中の空間に目が向きます


また、引出が付いているので、大切なものや思い出の品などを仕舞っていただけます。

引き出しは桐製。防湿効果、抗菌性に優れています。

「日常の祈り」から「供養」まで使えるモダンな厨子
伝統的な装飾なども無いため、若い世代からも親しまれているU型。日常の祈りの場として、大切なものを納めて飾ることを楽しめます。
子どもさんやお孫さんの作った作品を飾り、ゆくゆくは供養の場として変化する。そんなライフステージに応じた使い方ができる柔軟性も、日本文化の豊かさ、厨子の特徴だと思います。

子どもさんやお孫さんのつくった作品を「大切なもの」として納めるのも素敵ですね


注)記事の掲載内容は2023年5月時点のものです

製品の詳細は、こちらからご確認いただけます。


そもそも厨子って? note記事はこちらから
厨子のこと。


文/むらかみ