塩沼亮潤大阿闍梨①
「大阿闍梨」で検索するとまず最初に出てくるのは塩沼亮潤さんだと思います。
「阿闍梨」はサンスクリット語で軌範、漢語で師範、正行とも言われ正しく諸戒律を守り弟子達の規範となり法を教授する師匠や僧侶とあります。
日本の仏教界に大阿闍梨と呼ばれる人は稀です。
私が塩沼亮潤さんを知ったのは「徹子の部屋」に出演されていたのを見たのが初めてでした。
1300年に2人だけ達成したという最も厳しいとされる荒業、千日回峰行、四無行、八千枚大護摩供を38歳で成し遂げ大阿闍梨となった方です。
現在は54歳。在家の生まれながら19歳の時に出家され現在は仙台の慈眼寺の住職をされています。
この荒業を志したのが小5の時らしいので本当に驚きました。
23歳の時に千日回峰行を始め、険しさを極める山中を一日48Km 約16時間歩き、年間120日9年の歳月をかけ1000日間歩き続け満行されました。
病、怪我、嵐の日でも辞めることは許されない荒業で実際、足の靭帯を切ってしまっていたのに歩き続けたそうです。普通なら歩けないはずなのですが気力で乗り切り自然治癒させてしまい、それが後でわかったということなのですから驚きです。
また、四無行は一切の食物、水、睡眠、横になることも許されず9日間堂にこもり真言を唱え続ける修行。これも千日回峰行を成し遂げた者だけしか許されない命をかけた難行と言われています。
唯一のうがいも口に含んだ水が吐き出した水と同量か測られるそうです。
その後100日間護摩を焚き上げる八千枚護摩供も成し遂げました。
現在、左側頭葉半分は壊死していて脳の毛細血管がほぼ無くなっていると診断されているのに普通に過ごしておられることが奇跡です。
血小板も通常の13が3しかなく白血球も赤血球も低いのに血中酸素濃度は100に近いと医師が首をひねる数値だそうです。
左脳は物を分別して言語化するわけですから、その機能が全く衰えていないのが不思議なくらいです。
次回は塩沼亮潤さんの素晴らしい教えと本の紹介をしたいと思います。
aimaruさんのステキな塗り絵画像使わせていただきました。ありがとうございました😊
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