星はすばるといひしかど(転載)

(※別ブログで書いた記事の転載です。3月15日の天体情報が含まれます)

星はすばるといひしかど
あまたの星々ながむれば、おのおのげにをかしからずや。

適当な古文調で始めてみました。青星うさぎです。

動画公開のとおり、3月13日、14日に、月と木星の近づく様子が見られました。

本日は、月とすばるとの接近ということで、楽しみですね。

時には何か語ってみようかと。



『枕草子』では、星の美しいものの代表として語られる昴。ごちゃごちゃ星、むつら星、羽子板星、など、良く知られた和名も多い。昔から人々の愛されていた美しい星、ということなのだと思う。


肉眼でも7個ほどの星が見える、とは多くの解説員が口にする内容だと思うが、実のところ、都会では肉眼ではっきりと星を区別してみることは難しい。なんとなくもやっとした塊が見える、という程度かもしれない。

しかし、これが双眼鏡の視野に入ると、もやの中に輝く星たちが現れ、小さな宝物を見つけたような気持ちを味わうことができる。

今日は月も一緒に眺めることができるので、宝がひとつ増えてお得である。


と思っていたら、どうやらもうひとつあるらしい。どうやら、国際宇宙ステーションが見える日らしい。


東京の空では、19:10~19:15,西から北の空にかけて国際宇宙ステーションが通過するのがみえるとのこと。

西の空に月と木星、すばるなどを眺めていたら、明るい光の点が走るのが見られそうだ。


古の人は、星はすばると言ったけれども、よく見れば、夜空には面白いものがたくさんある。

毎日位置を変え、姿を変える月は、周りの星が変わらなくても、それだけで夜空の表情を変えて見せてくれる。

人工衛星などは、古の人も知らないびっくりをかしな星の仲間である。


空の暗さは古の人にかなわなくとも、現代人のをかしを探してみるのも楽しみなことかもしれない。

※元記事
https://ameblo.jp/aoboshi4/entry-12844480696.html

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