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非効率に効率的であれ

こんにちは。気になったことは納得するまで追及してしまうアルパカ社長です。

「何故?」が一旦始まると次の「何故?」が出てきて歯止めが効かなくなってしまいます。そして理解が深まると専門家と言われる人の言うことすら聞かなくなります。それは自分で論理的に考えられるまで知識を得たからです。どうせわかってないだろうと説明してくる専門家の言うことは右から左です。

あなたは自分で考えていますか?

私ももちろん全てのことを考えているわけではありませんが気になれば必ず調べて追及します。その点信頼できる人物がいると何も考えずに任せられるのでラクです。

AIはおそらくその信頼できる人物として作られたのでしょうね。

このAI、私は恐らく人類には使いこなせないのではないかと思い始めています。

理由は人類がAIを理解できないからです。人工知能と言われるAIですが、論理的思考能力は持ちません。持つのは蓄積データに基づく判断能力です。だから学習します。データが蓄積されればされるほど判断の質が向上していきます。

しかしそこに論理的な説明を求めてもデータとして説明が蓄積されない限り不可能なのです。つまりAIは「風が吹けば桶屋が儲かる」という事実を見つけ出し風が吹いた日に桶を売ることは可能ですが、なぜ風が吹けば桶屋が儲かるのかはわからないのです。

ここに人類とAIの溝が生まれます。私達人類は初めての体験だとその理由がわからない限り信用できないものです。だからAIを信用できない時があるのです。私達は体感的に偽相関が存在することを知っているからです。

なぜ風が吹けば桶屋が儲かるのかを論理的に説明がつかないとAIの判断は偽相関に基づく判断ミスの可能性を否定できないのです。

それでも恐らくAIの判断は人間を大きく上回るでしょう。

例えば病院での診察にAIを使えばベテランの医者を凌ぐほどの結果が得られると思います。レントゲンの見逃しなどあり得なくなるでしょう。

でも私達はその診断を信用することができません。何故なのかを教えてはくれないから。医者と併用すると余計に混乱するでしょう。医者の説明できない判断をAIが下したら医者の説得力もAIの信用度も低下するだけです。

時として盲目的に信じることは効率化を進めますが、知らないことが自分の首を絞めることになる可能性もあります。

税理士を盲目に信用して会計を任せるのは効率的ではありますが、効率的な会計を行っているとは限らないのです。


ナマステ✨

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