「天才とは99％の努力と1％のひらめきだ」 現代人はお金と人間関係のストレスに、病的にむしばまれている。 なるべく勉強する時間をもうけたい。しかし、睡眠を削ることはできない。 そんな時には、学問を好きになってしまえばいい！ そんなの無理だ、というのであれば社会が知識のある人間を重宝して、そこに集まる利益が多大であること。
母は続けた。「うみおばさんね、圭一にお父さんのこと謝っていたんだ」 僕は涙がこみ上げてきた。「まだ外は明るい。暗くならないで。あのイルカさんに頼む。うみおばちゃんを生き返らせてほしいと···」 母は僕を抱きしめた。 その2週間後、僕は3階から飛び降りた。 なぜか目を覚ますと、そこはどこかのバス停だった。 「僕は地縛霊になったんだな···。幽霊だから誰にも僕は見えない」 そこに小太りのおじさんが、歩いてきた。
玄関のドアが開いた。 僕は「お母さん、朋子ちゃんと大きくなったら結婚する！」と母に言った。 母は暗い顔をしている。 「お母さん、なんでそんなに悲しそうなの？」 母は少し間をおくと「うみおばさん、亡くなったんだ」と言う。 僕はびっくりした。「昔、もっと小さかったときに···」 母は続けた。「そう、圭ちゃんと前のパパとお母さんで水族館に行ったよね」 「うみおばちゃん、僕は好きだった」僕は言った。
未来のためにできること。それは、(知的好奇心)をもつ子ども達を、私たち大人が育てることだろう。 現在、若者たち、特に子どもの活字離れが、巷で蔓延している。また、これは日本に限らず明らかに、(勉強「座学」)が、子ども達に不足している。 国の価値を上げていくのは、政治家だろう。ただし、これは危惧しないのだが、ピラミッド型の権力図で、あまりにも上部と下部が異なるのは、倫理性好ましくない。 日本は基本的人権をもとにしているが、極端のところ「働かないもの、正当な理由なく(障害が
朋子は「圭一君、愛してる!!」というと、僕に抱きついてきた。 僕は「え？ ありがとう、僕もだよ!!」と朋子を抱きしめた。 すると暗い大空から、流れ星が次々に降ってきた。 「あなた達二人が、結ばれるのをみたかった。私の願いが叶った」イルカはそういうと空に向かって、再び潜り、そして飛び上がった。 「御臨終です」医師はそういうと頭を下げた。 雛形うみ 享年87歳 圭一がこの事実を知るのは、学校が終わって朋子と手をつなぎ、帰って来るときだった。
プールサイドからあたりが暗くなった。イルカは「あなた達ふたりは、この大地、earthとかなたの地、moonを空をこえて泳ぐイルカでした」 僕は耳を疑った。「僕は人じゃなかったの？」 朋子は圭一の腕を離さない。「そうだったんだよ!!」 僕は「朋子ちゃん、なんでそんなにこのイルカさんの言うことを、信じるの？」とまた聞いた。 朋子は「好きだから!!」と言った。
「かつて、雛形圭一さんと正美朋子さんは、なにを隠そう私と同じイルカだった」イルカはそう言うと、水中にもぐり込んだ。 僕は「待って、イルカさん!!」と言った。朋子は「圭一君、私、このままじゃいけないと思う、行こう!!」と僕の手を持った。 すると次の瞬間、イルカが水面から高くジャンプした。 「わぁ」、「高ーい！」、「本当に小林君か？」、と子どもたちが言う。
プールに現れたイルカは、僕の足にそっと触れた。 朋子とほかの子どもたちは、僕のそばに集まってきた。 先生は「あ、そこ！ 雛形君と正美さんの、ところになんで集まっているの!? 集まらないで!!!」と言っている。 僕は直感でわかった。「このイルカ。大人には見えないんだよ」と言った。 朋子はそっとイルカの頭をなでた。
僕はつばを飲んだ。生まれてはじめて見る本物のサメだ、と目を見張った。隣の朋子に「サメがいるよ、あそこに!!」といった。 朋子は視線を水面に移した。朋子は笑って「あ、サメじゃないよ、イルカだよ、え？、えーー!!？」
今日は水泳の時間が2時間ある。 先生が「はーい、みんな、プールサイドは走らない」という。 「気持ちいい!!」、「あー、全部、水泳になればいいのにー」と友人たちがいう。
僕は小学2年生の時から水泳を始めた。 「お母さん、素晴らしいですよ。夏休みの水泳練習を、すべて休みなしで出席です」先生が僕を褒めてくれた。 「ありがとうございます。K先生」母が応える。
現在はなくなった中国の纏足の風習。 男女平等の傾向性からだが、いまだにハイヒールにその名残がみえるのだ。 『人形と化け狐が空を歩く(耳人形)』の「革靴族」描いたが、男は女が堂々と歩くことに抵抗があるのだろう。
「安心は金から」アル 生活していくにおいて、金があれば安心できる。 「いや、浪費癖があって·····」という人たちは、ただその習慣を変えていけばいいと思う。 孔子先生がいうように、「改められなかった過ちを、過ちという」とあるのだから。
僕は共学の中学校から、男子校の高校に入学した。 無論、友人は男友達ばかり。 その頃は本当に、女性には振り向かれなかった。 今はそんなことはないが、こと女性は光るものが好きなようだ。 ただ、ダイヤモンドの(原石)だね、とは言われたこともなく。
「禍福はあざなえる縄の如し」 今年で40歳になる、いちmonokakiとして。 惨禍も招福も(時の運)。
そして、幼き子は未来を見つめる。 母に抱かれながら。 その子の瞳は、空のように深く碧い。 その母の愛は、海のように透き通る青さから。 サソリは砂漠をゆく。実は、天にいるのに。 樹となった龍たちは、余裕、気ままに世界をゆく。 そうだ、僕の背にも羽がある。 青くはない。もうそんなに純粋という(繊細さ)は、傷つく原因になる。
