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人間関係を円滑にするコツは【苦手な相手に頼む】こと
こんばんは。社会不適合者でもなんとか毎日仕事に行っている、なつなぎです。
人間関係で悩んでいる方へ。
頼み事をすれば、苦手な人とも良好な関係を築けるかも知れません。
どういうことだかさっぱりですよね。
私も最初はそうでした……!
意味分からん!
そんな風に思われた方にこそ、読んでいただけたら嬉しいです。
人は自分が助けた相手を好きになる
心理学ではフランクリン効果というものがあります。
フランクリン効果
自分が敵意を持っている相手であっても、その人からの頼み事を引き受けることで、敵意が好意に転じる効果のこと。
端的に、人は自分が助けた相手を好きになる、ということです。
そう、助けた人、です。助けてくれた人、ではなく。
普通逆なんじゃないの?
初めてフランクリン効果というものを知ったとき、私はそう思いました。
なぜ助けた人を好きになるのか。
実はこれにもちゃんと理由があります。
あれ、もしかしてそんなに嫌いじゃないかも?
助けた相手を好きになる。
これは、認知的不協和という理論が働くためです。
字体だけ見ると小難しくてなんじゃそりゃ?という感じですよね。
要はある事柄について脳が矛盾を持っている状態です。
フランクリン効果の例に当てはめてみます。
敵意を持つ相手から頼み事をされる
相手からの頼み事を引き受ける
嫌いな人間を助けるのはおかしいと感じる
「もしかして俺、こいつのことそんなに嫌いじゃないのかも……?」という心理が働く
敵意が好意に変わっていく
こういう感じです。
脳は矛盾を嫌う
私達は自分の中に矛盾した認知を同時に抱えていると、強い不快感やストレスを感じるように出来ているようです。
・敵意を持っている相手を助けた
この状態だと脳が違和感を覚え、心理的負担が大きくなります。
なので、
・相手を助けたのは、本当は敵意を持っていなかったから
という状態に軌道修正して、脳がストレスや不快感を軽減させようとするわけです。
そうすると相反する二つの事実から成る矛盾もなくなりますからね。
そんなに簡単に上手くいくのか
こう思われた方がほとんどかも知れません。
はあ? そんなことで人間関係が上手くいくなら苦労しねえわ!
そうなんですよ。
私もそう思っていたんですが、実際に苦手だった職場の先輩や上司に試してみたところ、人間関係がかなり改善しました。
もちろん理由はそれだけではありませんが、これらの効果が大いに役立ってくれたのは確かです。
自分に敵意を持つ人が頼み事を引き受けてくれるのか
こう思われた方も多いと思います。
ですが、意外にも断られたことはありません。
人間は社会的な生き物ですから、やっぱり頼りにされると嬉しいものなのです。
もちろん頼み事の内容や頼み方、時と場合に依存するところも大きいとは思いますが……
ポイントは、相手の得意分野で尚且つちょっと頑張れば達成出来そうなことです。
自分でも出来なくはないけど、誰かに頼んだ方が自分の作業効率も上がるよね!って内容を私はお願いしてます。
頼み事を聞いてもらえたら
晴れて頼み事が通り、それを相手が叶えてくれたら。
ちょっと大げさなくらいにお礼を言うと良いです(笑)
もちろんへりくだる必要はありませんが、
「流石○○さん、本当に助かりました」
「○○さんに頼んで良かったです」
「この件が気がかりだったのでほっとしました」
等の文言を添えておくと相手も悪い気はしません。
こちらへの好感度も上がるので、必然的に相手とコミュニケーションを図る機会も増えてきます。
そうすると今度は自分が困っているとき、何も言わなくても、
「大丈夫? 何か手伝おうか?」
等の声かけをしてくれるようになったりします。
番外編
いきなり頼み事をするのはハードルが高いよ!
こんな風に思われた方は、最初は【何かを教えてもらう】と良いです。
たとえば業務等で分からないことがあったとき、もう少し掘り下げておきたいとき、などです。
内容を再確認することで理解も深まるので、一石二鳥です。
大前提、相手は選びましょう!
なんでもかんでも頭ごなしに比定するパワハラ上司や、ひたすら搾取しようとするテイカー相手ではこちらが疲弊するだけです。
そういう人種からは自分の身を守るのが最優先です。
おわりに
今回は私が取り入れて、人間関係が円滑になったフランクリン効果について書かせていただきました。
参考になれば嬉しいですが、用法容量を守りつつ、使用はくれぐれも自己責任の上でお願い致します(一礼)
私は過去、同じ部署に死ぬほど苦手な人が居ました。
その人とはいつもぎくしゃくしていて、最低限の会話はおろか、挨拶すらほとんど交わさない……そんな状態でした。
そして私はその人への苦手意識を拗らせまくって、
こっちがいくら歩み寄ろうとしても、向こうが壁を作ってんだから仕方ないじゃん!
と、本気で考えていました。
実際には壁を作っていたのは私の方だったんですけどね。
私が壁を作っていたので、その人も自分で壁を作って私という存在から自分の身を守ろうとしたのだと思います。
そりゃそうですよね。
今振り返れば当然の結果なんですが、当時は本気で私は悪くない!悪いのは全部あの人なんだ!という思考回路から抜け出せなかったのです。
そんな感じで、何度も人間関係でトラブルを起こしましたし、辞めようか悩みましたし、終いにはさりげなく自主退職を勧められる始末でした(笑)
しかし今はその人とも冗談を言い合って笑い合えるようになりましたし、トラブルが全くないとは言い切れないものの、他の人達とも比較的良好な人間関係を築くことが出来ています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
現在生きにくさを抱えている人が少しでも居なくなるように、これからも自分なりの思いや考えをnoteをお借りして発信していきます。
またのご縁がありましたら嬉しいです。
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