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太っていた私へ

「実は昔太ってたんだよ〜」という話を友達にするとびっくりされる。ここ10年は痩せ型体型だから、もともとそういう体質だと思われがちなのかも。

思春期で太り始め、高校1年生でふくらはぎに真っ赤な肉割れが出来て「私の青春終わった」と思った。
初彼氏に「なにその足気持ち悪い」「スカート履くなよ」と言われてジーパンやストッキングで必死に隠す日々。
ダイエットしてはリバウンドしての繰り返し。必死に痩せても、親友から「いつも黒ストッキング履いてるからゴキブリの脚みたいwww」とバカにされた。
太っても痩せても拒絶される。八方塞がり。こんなに努力しているのに誰からも愛されないのは、私の体が醜いから。

勇気を出して向かった皮膚科では、肉割れの一筋一筋に皮膚を縮める薬を塗られて痛すぎて治療を諦めた。

「まぁでもご飯もおやつも美味しいしやめられないよね〜」って順調にぷくぷくと成長。専門学校に入学して初めて親元を離れて新生活を送り始める。慣れない寮生活、人間関係、実習の辛さから半年で20kg太り70kgの大台へ!

久々に実家に帰ったら、風貌変わり過ぎて家族に気づいてもらえなかった…。

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これでもちょっと痩せて65kgくらいかな?MAX体重の時の写真ってなぜかないよね。写真撮られるの苦痛すぎ問題。

家族や友達に「ちょ…流石に太りすぎだろ」ってディスられてようやくダイエットを開始。食事と運動制限で半年で20kgの減量に成功!

…したはいいけど、気づいたら肉割れはお腹と太ももにも広がっていた。

社会人になる頃にはすっかり体型も戻って、仕事は忙しいけど遊んだりおしゃれしたりそれなりに楽しめてると思ってた。

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職場のパーティーにて。笑顔ぎこちなさすぎやろ。

仕事のストレスを発散させるためお酒を覚える。お酒を呑んだらつまみが旨くてまたぷくぷくし始める。
「そうだ!お腹空いたらタバコ吸えば空腹満たされるじゃん!」とつまみをタバコにシフト。料理下手が拍車をかけて主食もタバコに。1日2箱のセブンスターと6缶パックのビールだけで生きていた。

そんな生活を送ってたら激痩せして30kg台のカリカリに…

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周りに「痩せすぎて心配だよ…」と言われても、また太るのが怖かった。そして生理が止まって背骨が折れて歩けなくなってようやく気づく。「私痩せすぎだったんだ…」と。

思い返すと「自分が今どの位の体型なのか」って俯瞰で見るのは難しい。太ってた時も痩せてた時も。
でも一貫して言えるのは、どちらも正常なメンタルではなかったということ。環境や人間関係が変わることが自分にとっていかにストレスだったか。私が気にすべきだったのは、痩せてる友達や体重計の数値ではなく、自分のメンタルケアだった。

心がほっこりしたらちゃんとお腹もすくし、ご飯も美味しい。転職してストレス減らしたら、あんなに吸ってたタバコも呑んでたお酒も欲しなくなった。

気にしてた肉割れも年月と共に大分薄くなって、今や水着も着られるくらいになったよー!ちなみに旦那の旦ちゃんは私の肉割れを見て「痛くないの?」って心配してくれて「どんなロマちゃんでもかわいいよ」って言ってくれる神。

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いつも私を支えてくれて毎日美味しいご飯を作ってくれる旦ちゃんに感謝♡♡♡私が健康的で可愛くいられるのは旦ちゃんのおかげ。悩んだ時に親身になって話を聞いてくれる友達のおかげ。そして自分を見つめ直して、今の心地いい環境を手に入れた私自身のおかげ。

これからも健康的で自分で自分をかわいいって思える体を維持していきたいな。

↓ロマちゃんのその後↓
「私」という作品に1gの贅肉も許さない →愛しい人に好きと言われたこの体を全肯定してあげたい♡
https://note.com/alotofromance/n/n74b75c8bdf48

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