日記 : 最近買ったCD / 全6枚
最近めっちゃCDを買ったので、全部紹介します。この大サブスク時代にCDを買う時は、それなりの理由があるものです…。
フリッパーズ・ギター - ヘッド博士の世界塔
邦楽名盤ランキング頻出の言わずと知れた名作アルバム。しかし無許可サンプリング満載であるがゆえ、サブスクやiTunesやおろかCDも廃盤になっているというのは、あまりにも有名な話。
ということで、中古でCDを買いました。厳密なことを言うと、YouTubeの無断転載を再生すれば聴くことは出来て、レーベルやアーティストに一銭も入らないという点においては無断転載も中古CDも同じことなんですが、やはりなんとなくCDを買いました。無料でフルアルバムを聴くというのは、なんだか抵抗感というか違和感がある。
CDをとりあえず買ったはいいものの、ぶっちゃけまだあんまり聴けてないので、ちゃんと聴いて感想をまたどこかで書きたいです。
BUMP OF CHICKNE - Smile (シングル)
BUMP OF CHICKENの楽曲『Smile』。現在サブスクで配信されているものと、このCDに収録されているものは違う音源です。
このCDに収録されているのは、ボーカル・藤原基央のアコギによる弾き語り形式の音源。サブスクにある、シングル『ゼロ』のカップリング or アルバム『RAY』の収録曲としてのバージョンは、メンバー全員でのバンドアレンジであることに加え、曲の後半に歌部分と同じ長さだけ、インスト部分が付け足されています。サブスクで配信されているものの方が、2倍の演奏時間になっていると言うことですね。
このアコースティックバージョンは、東日本大震災当時に期間限定で発売され、売り上げは全て被災地に寄付されました。そのような経緯から当然iTunesにもなく、この音源を聴くには中古CDを買う以外ありません(多分)。
この曲はかなり語るところのある曲で、バンドバージョンも含め、またいつか別の機会に話したいと思います。
BUMP OF CHICKEN - orbital period
BUMP OF CHICKENというバンドは本当に僕の音楽の原体験で、母が持っていたCDを小学生の頃からずっと聴いていました。『orbital period』も中学の時に繰り返し聴いて、今でも大好きなアルバムです。
小さい頃から何度も聴いて、当然サブスクにもリリースされているこのアルバムを、それでも手元に置いておきたい理由…。
その一つは、隠しトラックが最高傑作であることです。(これについては多くは語りません。)
もう一つは、歌詞カードです。このアルバムの歌詞カードは、『星の鳥』というタイトルの絵本になっています。こんな感じ ↓ でCD本体のジャケットと同じ厚さがある、かなりしっかりとした代物です。
この絵本が、傑作です。文・挿絵はボーカル・藤原基央。大人でも(大人だからこそ?)見事に感動させられてしまいます。それと同時に、藤原基央って一体何者なんだとも思います。みんな言ってることですが、子供たちに読み聞かせしやすいように正式に絵本として出版すべきです。
…あまりハードルを上げ過ぎても感動が薄れてしまう気がするのでこの辺りにしておきますが、BUMPファンでなくとも是非一読して欲しいです。
月ノ美兎 - 月の兎はヴァーチュアルの夢を見る (初回生産限定盤)
リリース当初から、国内外問わず多くのコアな音楽リスナーから多大な評価を受けたアルバムです。数十年後の邦楽名盤ランキングにはしっかりランクインしてるんじゃないか。僕も大好きなアルバムです。サブスクでは擦り切れるほど聴きました。
この初回生産限定盤の装丁がとっても可愛いんです。地元のタワレコに置いてあったんですが、ずっと欲しくて…。CDを買うことが癖になってしまったようで、ついに買ってしまいました。
元のアートワークの月ノ美兎のところがCD本体のデザインになっていて、周りの部分のデザインがケースに描かれ、くりぬかれて額縁みたいになっていて、とても可愛いです。
MVが収録されてるBlu-rayやステッカー、とうにそれ自体が終了した1stワンマンライブの特典先行コードなども入っていて、大変良かったです。
坂本龍一 - サウンドトラック『怪物』
今上映中の映画『怪物』を観に行ったのですが、サントラが大変に良かったです。「おいおい、サブスクで全部聴けるじゃないか」「しかも書き下ろしは全7曲中2曲だけじゃないか」そんな声が聴こえてきそうですが、これには深い事情があります。
これ!!これがやだ!!!!
映画のパンフレットも購入したんですが、それを見ると最後の『Aqua』だけ(このアルバムの中では)配信されていないのは、バグやミスじゃなくて仕様らしいんですよね。しかしその理由までは書かれていませんでした。
アルバムの中で1曲だけなぜか聴けないっていうこれ、別に珍しくなくてよくあることなわけですが、一体どういう事情なんだろう。あまり詳しくないので知りたいです。
Apple Musicのサブスクに登録しているなら、CDを買ってそれをパソコンのiTunesで取り込めば…
このように、ばっちり ”サウンドトラック『怪物』” の中の『Aqua』を聴くことが出来ます。(『Aqua』は元々は坂本龍一のアルバム『BTTB』に収録されている曲です。)
ちなみにですが以前、Bill Evans Trio『Waltz For Debby』のCDを全く同じ理由で購入したことがあります。
しかし、結果的にはCDを買ってめっちゃ良かったと思ってます。
一つは、CDのブックレットに載っていた是枝裕和の文章です。どのような経緯で坂本龍一に音楽を依頼したのか、実際に映像に音楽を当ててみた時どのように感じたのか、ということが、パンフレットには載ってないところまで詳しく書かれていました。
もう一つは、こういう↓タイプの紙ジャケットだったことです。
僕はこういうタイプのジャケのCDを今まで一つも持っていませんでした。プラスチックのジャケばかりの棚にこれが一つ並ぶと、多様性が生まれて大変に良いです。
末廣健一郎 - TVアニメ『少女終末旅行』オリジナル・サウンドトラック
この記事 ↓ を書くために購入しました。
シンプルにサブスクにもiTunesにも無かったので購入。
内容も凄く良かったです。オーケストラ中心のサントラで、たまにケルト音楽風の歌ものが入ります。少女終末旅行が好きな人、特にアニメを観た人には、大変おすすめです。
詳しくは上の記事でも話しています。是非読んでください。
今回は以上です。
このサブスクの時代だからこそ、CDを買ってみるのもいいものだなと思いました。
またCD買ったら記事を書きたいです。では…👋
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