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チームメンバーのことをちゃんと知ってる?!ー「自分トリセツ」の勧め


よく「コーチングはテーラーメイドで」、と言われてるのですが、進める上で、必ず相手のバックグラウンドを把握し、そこに即した対応をしていこう、ということが鉄則となっています。

そこを知るために何らかの評価用紙を用いることもありますし、会話の中からそれを推察することもしばしです。


こんにちは、鯨岡です。

特にコーチングしていく上で、相手がどんなコミュニケーションタイプなのか?どんな価値観を大切にしてる?どんなニーズを持ってる?ということをマストで把握してるからこその実際のアプローチとなっていく訳です。


ことコーチングとまではいかずとも、チーム運営してく中で、なかなか思うようにいかない。彼・彼女は何を考えているか分からない。何であんな物言いになるのか。なぜに温度差があるんだろう・・

いやいや、そもそもそのスタッフの背景って、把握してます? 
そして、どのぐらいそこに関心を持って、関わりを持ちました??

そうなんです、それを知るための関わりも、そもそもそれが大事だという認識も、かなり薄いのではないでしょうか。



勘違いしないでいただきたいのですが、仕事上で見せる姿というのは、その人の氷山の一角でしかありません。そしてある種、装ってる・演じてると言ってもいいでしょう。

年にたった1,2回の面談なんてその最たるもので。面談してるからそのスタッフのことをよく分かってる?、なんてのが大間違いだったりするのです。適当に調子を合わせてるだけなのかもしれないんですよ?!


かつては、もしかするとそんな仕事上では垣間見えない姿を知る場が「飲みニケーション」だったのかもしれませんが、昨今それも流行らなくなりました汗

かと言って、ただでさえ現場レベルでのコミュニケーションの機会が激減してる昨今です。



そこで今回は、我われALTURAでのチーム作りの一端をご紹介したいと思います。


私たちALTURAでは、3ヶ月に1回、一堂に会するオフサイトミーティングと呼ばれる場を開催しています。何せ、各メンバーがいよいよフルリモートに近い形になってきました。常時オンラインで繋がっているとは言え、やはりリアルで会う場は替え難いものがあります。ここで期の戦略を練ったり共有化していく訳ですが・・


そこでのあくまで“アイスブレイクの一環”なのですが、昨年7月には「トリセツ」が行われました。まさに、自分自身の取扱説明書、です。


ここ限定で私自身のを晒しますが笑、こういったものを元に各自がプレゼンするのです。

2021年7月次


どうでしょう、この項目だけでも、私という人間がよく分かりませんか?!笑

ポリシーや譲れないこと、仕事の流儀、周りに何を求めているか。と同時に、「怒るポイント」というある種ネガティブな内容も含まれているのが面白いと思います(そこにこそ、コンフリクトの要因が隠されてますし)。


実はこの時、これに加えて、ペア同士でヒアリングした上で、その相手方の他己紹介をする、と言うワークもやっておりました。



そして、昨年10月のオフサイトでは、WEVOX社開発の、「バリューカード」のワークをグループに分かれて行いました。これはかなり秀悦でして・・

詳しくはリンク先をご覧になっていただきたいのですが、要はトランプのような要領で、価値観が書かれたカードを捨てたり拾ったりしながら、最終的に自分自身が最も大事にしている5つの価値観をあぶり出していく、というゲーム(ワーク)です。


そしてこちらが、結果的に残った、私の5大価値観です↓

2021年10月次


このワークの面白いところは、自分(私)が大事にしている価値観のカードを誰かは惜しげもなく捨てたり、もちろんその逆もありますよね。それを通じて、人とは価値観がここまで違うのだ、と気づけますし、また似た価値観を持った人とは、がぜん親近感が沸いたり笑 また、自分がカードを取捨選択してく上で、どちらが本当に自分が大事にしているものかを吟味するんですよね。


そして、いざカードが出揃うと、なぜこれを大事に思っているのか、とかその意図を説明したり、誰かがそれに深ぼったりする質問をするのです。(ここでは大盛り上がりです笑)


つまり、これが出たからはい終わり、ではなく、これらのワークを通じて、また深い(しかも笑ってしまうような)コミュニケーションが生まれるのが狙いなんですよね。


もっと言うと、ALTURA社内では、Notionを用いて、自己紹介のページを作成しています。スタッフ個々が思い思いの形式で「過去〜現在〜未来」を綴っており、それを自由に見れるのです。すると、これまで語ってなかった新たな一面がまた垣間見れることになります。(今後は、ここに他己紹介も加えていこう、と話しています。)


これらの取り組みのポイントは、さっとやって、さっとその人の本質を知れること。いたずらにこの取り組みの準備(やれ評価用紙をどうしよう、とか)自体に時間をかけても仕方ありません。私たちがやってるのも、あくまでアイスブレイクの一環です。そこは全然本筋ではないのです。大事なのは、それを知った上での、「次のアクション」「次の関わり」なのですから



チームでは、ちょっとでもコミュニケーションが少なくなると、とかく邪推や誤解が生まれがちです。お互い忙しければ、なおさら殺伐としてくるものです。

でも日常から、「私って、こんな人なんです!」「私はこうしたいと思ってるし、皆さんにこんなことを求めてます!」「私はこうされたいですし、こうされるのは嫌なんです!」のようなことを、自分から大っぴらにしていたらいかがでしょうか?もう話が早いと思いませんか?!



その人の本質を知れば、相手に対する思いも、関わり方も自ずと変わっていきます。


どうでしょう、そこからいくと、あなたの職場は、「相手を知る」取り組みは足りてますか??

このご時世、そういった仕掛けを「あえて」取り組む必要があるのかもしれませんよ!!


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