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映画~遠いところ~

今日は夏に帰省した際に視聴した映画について
紹介したい。

映画「遠いところ」

これは、考えさせられる映画だった。
沖縄の現状がつまった映画だったように感じる。
若年出産・DV・性被害・貧困・犯罪・
ひとり親・離婚率・自殺・児童虐待・
未成年飲酒

私の故郷である沖縄にはこのような問題を抱える
少年少女が多くいる。
実際に、私の同級生も高校生で妊娠したり、
親になったりする子がいた。

彼らは、子どもでありながら親になって
いるため、お金を稼ぐことが難しい。
その中で、新しい命が誕生し、
家計を支えていくため、また
子どもを育てるために一生懸命働く。
しかし、まだ子どもだから、
子育てをすることは経済的にも
精神的にも非常に難しいというのが現状である。

仕事のストレスで、子どもに暴力をふるい、
弱者にあたることで
自分の感情を発散してしまうのは、
多くの若い親に現れる。
そして、それは当事者自身が被害者で
あることを暗示する。
このように、貧困や虐待の連鎖は、
続いていることがわかる。

この映画の主人公は遠いところに
行きたいと思う気持ちが強くなって、
何もかもから逃げたくなったんだと感じた。

もちろん、これらが全ての沖縄の
現状ではない。
これはひとつの最悪の事例である。

しかしこの映画をみた人が
少しでも沖縄の現状を社会問題を
知って考えてくれたらと心から願う。


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