はじめに
夜な夜な繁華街の店先にやってきて大声で唸っていたキナコ、行き交う人誰にでも語りかける何とも不思議な野良ネコでした。道路に座り込む酔っ払い、電柱に抱きついて独り言を吐く酔っ払い、そんな人間に向かって、ニャ〜って説法をとく、、ほど人間が好きでした。
超がつくほどノンビリと楽天的で、怖〜いボス猫にはスリスリ戦法、そして、中華料理店へは常連客のように堂々と入り美味しいお肉を貰う、知る人ぞ知る地域ネコとして可愛いお姉様方のファンも多くいらしたそうです。猫なのに人間のような、おバカぶりはハンパない。
一緒に暮らし始めると可愛くて仕方なく離れるのが辛いほどでした。そんなキナコと私の珍生活をずっと書きためていましたが、『お喋りキナコのつぶやき』という短編集としてnoteへ投稿することになりました。
実現までに8年かかりましたが、猫野サラさんとの運命の出会い、そして、一話ずつ挿絵を描いて頂けることになり、決心がつきました。キナコを可愛がってくださった方たちへ幸せな私たちの生活を感謝を込めてお伝えできたらと思っています。そして、ネコ好きさんやネコ苦手さんにも読んでいただけたらと願っています。
かなり私的な内容なのですが、楽しんで頂けたら幸いです。
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