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やりたいなーと思い続けていることが2つあります。

*茅ヶ崎・湘南の仕事を定期的にやってゆきたい。
*バレエ雑誌のディレクションとデザインをやりたい。

僕の夢でもあるやりたいことのベスト2が上記です。

せっかく、20年以上も茅ヶ崎に住いながら、都内の案件しかやってこなかったわけです。
それは別にそういう形態を選択してきたわけではなくて、たまたま「縁」が都内で続いてきた、ということに他ならないだけで、地元の仕事を断ってきたわけでは全くないんですよ。
いや、むしろ、地元との「縁」がなくて、そんなオファーは一回も来てないだけなんですね。笑

なので、茅ヶ崎をはじめとする湘南地区で広報誌や宣伝媒体をずっと任していただけたらものすごく頑張るのにな、とずっとずっと思ってきたんですよね。

そして、もう一つはバレエ雑誌のディレクションとデザイン。
これに至っては、元々好きなバレエという芸術を扱う媒体に関われたらいいのになーと20年以上もずっと思ってきました。
今まで、「ハーレー」、「旅」、「サーフィン」、「SUP」、「ライフスタイル」などの雑誌のアート・ディレクションとデザインをさせてもらってきましたが、全くの別世界であるバレエ業界になんてもちろん繋がりが生まれる余地もなく、全く実現する匂いすらありませんでした。

それでもアスリートな要素もあるストイックな芸術表現であるバレエという世界にはずっと惹かれていて、それを応援する仕事がいつか出来たらいいのにな、と思い続けてきたんです。
まあ一生無理なんでしょうけども。笑

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やりたいやりたいと思っていてもなかなか実現しないことがあります。
自分で動いて資金も集めて何かをする、なんていうのはそうそうなかなかできるものではありません。
ましてや、人との関わりの中で何かを生み出そうとしても、タイミングや運などもあって、なかなか思うようにはことが進まないものですよね。

仕事なんかは、特にそうです。
僕らのような受注クリエイションを生業にする仕事人は、なかなか「こんな仕事がしたいんだけどなー」と思っていても実現することは容易ではありません。
「自分で仕事をつくっちゃえばいいんだよ」なんて実業家もいますが、僕らは職人であって営業人や起業家ではないので、資金も人脈もノウハウも持ち合わせていないのが現状です。
よく企業のトップや上司が「〇〇しないとダメだよ」「私は〇〇してきたから参考にして君たちもやりなさい」というロジックで部下や社員を鼓舞してるつもりになってるケースがあります。
そんな上司や経営者は頭のおかしい無能な上司ですから、その度に部下や社員が「お前と俺は違うし!」って思うことはごく自然なことでね。
人にはそれぞれの特性も脂質も別々にあって、だからこそ社会における役割も人それぞれ違うわけなんですね。
もちろん、上司営業が部下営業に言うとか、上司編集が部下編集に言うならわかります。
それはスキルの習得や会社理念の継承も含まれる大切な指導や導きでもありますからね。
でも、営業畑のトップがデザイナーに営業しろとかもう地獄の沙汰なわけです。w
まあそうしないとその会社で生き残れなくて、それでも生き残りたいと思うデザイナーがいるならそれは言われた通りにやらないといけないのですけどね。笑

まあ何が言いたいかというと、デザイナーとしてはなかなか出来得る営業活動には限界があって、どこか天に祈る的な風情と無縁ではいられないわけなんですよね。
だから誰かが「縁」を繋いでくれることもあるのですが、それはつまり「縁」が「縁」を生み出してくれた、ということになりますよね。
そういう「縁」はとても有難いし尊いものなのです。

それでも、せっかく誰かに繋いでもらったのに、僕が期待に応えられなかったこともあります。
実際に案件をこなしてみて気に入ってもらえなかったとか。
僕の許容範囲を超えた案件だったとか。
そういう場合は、せっかく生まれそうになった「縁」も失われることになってしまいます。
「自業自得」とか「運がなかった」という言葉で済ますには、あまりにも勿体無い結末には違いないのですが、どう転んでも現時点では「しょうがなかった」というのも本音なわけで。
そのすべてが今の僕なわけでね。
「合わなかった」んだなと諦めて、ダメだったであろう部分は反省しながらも、今後に生かすべき事柄なのかどううかは自身が判断する、ということになるのだと思います。

だからこそやっぱり、いつも「縁」は大事にしたいと思っているわけです。
スキルや経験はもちろんのこと。
人柄でもいい。
容姿でもいい。
木ノ下努というパーソナリティの何かしらを気に入っていただけて、そこから仕事に繋がるなら、それはとても嬉しいし自信に繋がる大切なことだったりもするのです。
時に失敗もするけれど、「縁」とは人と人の繋がりなわけですから、死ぬまでこの「縁」を大事に頑張りたいなと思っているんです。

いつか前述の2つの夢に繋がる「縁」も生まれるといいなって思いながら。w




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