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自分のため 人のため

自分のためか人のためか。

よく言われる選択肢ですが、
これよくよく考えると絶対に2択ではありませんよね。w

時に、人のために頑張ることがひいては自分のためになることは多々あって。
さらに、ここでは自分のためを貫き通すことが、ひいては人の利益になる場合もあるわけで。

自分か他人かの2者択一でことが収まるならいいですけれど、
実はこの二つはとてもデリケートに絡み合っていて、
簡単にどちらがベストなのかはなかなか難しい問題だと思います。

感情的には全部「自分のため」で生きてゆきたい願望もあるのですけど、
人に喜ばれたいという欲望も当然持っていますから。。w

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特に完全なる「人のために」という選択は、よっぽどの無欲の奉仕精神か、究極の自己犠牲(自分の命と引き換えにしないと我が子が死ぬとか)の発動ででない限りなかなか選べないと思います。
でも、僕らの生活上のことで言うなら、チームスポーツなんかでイメージするとわかりやすいですよね。
自分がこのピンチに、この三遊間のゴロを捕ってアウトにすれば、ピッチャーもチームも救えるんだ!というメンタルはとてもいい例になると思います。
ピッチャーを救いチームを救い、ひいては自分がヒーローにもなり得るし、状況によってはレギュラー確保の材料にもなるかも知れないわけでね。

そういう、自分の為=人の為/人の為=自分の為 という図式はとてもいい状況だと思うのですよね。

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しかし、完全に自分のためにを選んだほうがいい場合もあります。
人のためにやることを強制されたり、そのことによって何も生産しないし誰も喜ばないなどの不毛な状況下では、完全に自分の為だけを考えたほうがいいと思うのですよね。

日常の業務上、そう感じることは多くの人が納得すると思います。

絶対誰も得しないし幸せにもなれない不毛な指令をこなさなければならない仕事とかもありますが、「これはあくまでも仕事なので」と割り切って労働をこなしてゆく、というのも一つの決着の仕方です。
特に会社の歯車になることが仕事なんだという仕事もあるわけでね。
なので、ここでは全く自分のために働かないことが自分のためになるというややこしい真理が育まれるわけです。

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でも、僕らのようなクリエイターは少し様相が違うものになってしまうんですよね。

そもそもの話として、僕らは自分のセンスや技量と人柄を商売道具として生きています。
それを認めてくれたり気に入ってくれたりした方々からの発注を受注することで生計を立てているわけなんです。
なので、自分の自分の良しとするものこそが、最も強力で有効な商売道具のはずなんですね。
でも、残念ながら、僕らのようなクリエイターはあくまでも商業デザイナーですから、芸術家のような自己のセンスや力量の発露は認められない領域があるんですよね。
あくまでも、イタコ的な、クライアントがイメージで求める成果物に近づけながら、僕というクリエイターを選んでくれたことに対する期待に応えないといけない、というお仕事なんです。


ということは、ですよね。笑

表題の流れで言うと、「人のため」と「自分のため」を同時に行うことこそが、僕の仕事のあるべき姿なのだと言うことなんですよね。

まあ、時に「人のため」だけを履行しないといけない現場も然もありなん!なんですけど。w
それも「商業デザイナー」のお仕事の内と、本来クリエイターとしてあるべき姿はちょっと置いといて頑張るしかないのですけどもね。。w


いや、しかし。
そっちが最近多くねーか???笑笑



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