ハワイ不動産の売却時に知っておかなくてはならない手数料と税金のこと
日本で不動産を売却した時も手数料と税金は必要ですよね。
もちろんハワイでも同じです。でもシステムが違うところがあるので注意しなければならないことがあります。
ハワイで不動産を売却した場合、売却額の約23%がエスクローを通じて源泉徴収されます。
これは結構大きな額になります。
例えば50万ドルで物件が売却された場合、10万ドル以上が徴収されることになります。
また、売却額の6%、すなわち3万ドルが売却手数料として必要になります。エスクロー費用も必要になります。これは売却額の約1%でしょうか。
売却額から手数料と源泉徴収をひくと、残りは35万ドル強になります。この数字が売却時に手元に残る額です。
50万ドルで売れたから50万ドルが手元に残るわけではないのです。
売却してそのまま再投資に回そうと思っていると、思惑通りにいかないことになってしまいます。
源泉徴収された額は翌年の確定申告で、実際の売却損益に対して差額を取り戻すことになります。みちろん、キャピタルゲインがあればそれに対する税金を翌年の確定申告で納付しなければならないことは言うまでもありません。
物件が購入価格より値上がりしたからと言ってすぐに利益がでる、とか短期間だけ運用して売り抜けようと思うと思わぬ支払いのために逆に損失をだしてしまうことになってしまいます。
実はこのことは購入の時から考えないと、思いがけず投資が失敗する可能性があることを考慮しておかないとダメです。
私はハワイが大好きな一不動産投資家です。日本では歯科医師でした。ハワイに行くたび日曜日毎にオープンハウス巡りをして見学した物件は350件以上になります。初めて投資しようとする方がエージェントに言われるままに買うことにならないために、実体験に基づいたノウハウを発信します。