乳房全摘後～アピアランスケア～
右乳房全摘後、わたしは再建を選択しなかったので
そのままでいるか
パットなど補足してくれるものを使うか
これを毎朝、選択します
服装によってそのままでもいいか
と思うものや
これはちょっとバランスが悪いな
と感じるものもあるので
全くパット類が必要ないとは
思わず、アクセサリーの感覚で接するようにしています
ただ、手軽に手に入るものではなく
種類も限られる
選択肢がほとんどないというのが現実
使用感も『重い』『ズレやすい』『違和感』
なかなかいいものに出逢えるわけではない
9人に1人といわれる病気だというのに
下着を販売しているコーナーには
乳がんサバイバー向けの商品はない
ちょっと疎外感を感じます
わたし自身も今まで確かに意識すらしたことがなかった
その感覚の集合体が今、わたしのような乳がんサバイバーを
無視して回っている
だからこそ、知ってもらいたいなと思います
特別な下着でなくていいんです
ちょっとした優しさを加えてくれるだけで
いいんです
ポケット機能
通常の下着にポケット機能を加えて頂けるだけで
パットが気軽に使えるようになります
全摘をした胸のパットとはとても大きくて
本来の胸と同じくらいの重さになっているものも
多いんです
これは身体のバランスを取るためで
敢えてサイズごとの標準的な重さが加えられています
胸は当然ですが
身体にくっついていて
面で支えていますよね
それが身体から離れ下着のみで支えるとなると
急に重さを感じ、ズレやすい不安定なものになります
身体に直接貼り付けるパットも存在はしていますが
かなりの高額でそんなに簡単には手が出せません
そこで必要になるのが下着自体にパットを
支える機能です
カップの半分くらいのサイズで十分です
ポケットにパットを入れるだけで
アピアランスケアが完結する
そういう単純なものになっていってほしい
下着を買い直す必要がなくなるし
専用の下着を探すという
精神的なダメージも克服できる
下着だけではなく
水着や服そのものにもあったらいいのになと
思います
パット
わたしがパットとして利用しているのが
シリコンパットとタオルです
シリコンは以前、記事で紹介したものです
今回はタオルについてご紹介します
先ほどにも書きましたが
シリコンは本物の胸のような重さや
弾力が得られて自然なシルエットをつくってくれます
薄手の服や少し身体のラインの出る服のときに
重宝します
ただ、くつろいでいる時やちょっとそこまでという
外出時には重いなと感じてしまいます
そんな時にタオルを使ってみてください
タオルの性質上
軽く、ズレにくい、蒸れにくい
柔らかくふわっとカップの形になってくれる
いいですよね？
ではタオルパットの作り方です
タオルパットの作り方
まず標準のタオル一枚を用意します
出来れば使い古したタオルがお勧めです
新しいタオルはしっかりしていて
肌に当たると痛くなったり
パットに合わせて丸くなりにくいです
普段なら雑巾行きとなるような
タオルを選らんでくださいね
横半分に切ります
切ったタオルをまた半分に折って縫い合わせます
完成 笑
ということで
1枚のタオルから2枚のタオルパット完成です
使い方は
いわゆる、四つ折りですね
ふわっと折ることがポイント
柔らかく折ることで自然とパットの中で
丸くなってくれるし
肌への当たりも優しいです
術後の肌は神経も切っているため
ビリビリと痛みが起きやすいです
ちょっと硬いものやザラつくものが当たると
なかなかの痛みです
この方法でわたしは全摘手術から退院してきました
術後は特に軽くぶつけるだけでも痛いので
クッション代わりにもなります
現在でもトンと軽くぶつかるだけで
おっ・・とちょっと止まってしまうような
痛みが残っています
色んな意味で何か入れておくのは
安心感にもつながるような気がします
これからの季節は特に汗もかいて
洗い替えも欲しい
これなら数枚用意しておけば
替えたい時に清潔なものと交換できるので
気持ちいいですよね
パット選びに苦労されている方は
一度、試してみてくださいね
様々なアパレルメーカーさんへ
モデルでもなんでもなりますので
どうか、当たり前に乳がんサバイバーが下着を
手に入れられるような取り組みをお願いします🙇♀️
ALOHA
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