5ヶ月かかりましたが、とある美容外科クリニック様でグローバル人材採用(新卒)を成功させました。

※2018年10月31日にFacebookに投稿した内容です!日記的な要素と、ノウハウ的な要素も含むのでnoteにも記事として投稿しておきます!

初訪で社長にお見せしたのはMr.サンデーの放送写真

「本日はお忙しい中、お会いしていただき、ありがとうございます。早速ですが、まずはこちらをご覧ください。」

僕は、商材の企画書や価格表、見積書などではなく、5/6にMr.サンデーで放送された、「ある特集」の印刷物を取り出しました。

 その特集は、僕が何気なく日曜日の夜にテレビを見ている時にたまたま流れていたものでした。

番組の内容に衝撃を受け、僕は急いでテレビの画面ごと写真を撮りました。その写真の画像データをWordに貼り付け、3枚にまとめたものを、初めての訪問で、美容外科クリニックの代表取締役にお見せしました。

「もうこの状況はご存知のはず。それならば、この紙がそのまま会話の種になってくれるはずだ」と信じながら。

「おお、この番組ね。放送されてたね。見たよ。よく知ってるね。この番組が言っている通り、今ウチには多くの中国人の方がお客様として来てくださっているよ。そしてちょうど、増え続ける外国人のお客様たちに対して、本格的な動きを起こしていこうとは考えていたよ。」 

「やった!僕の考えが的中した!」この瞬間は今でも忘れません。

ふと目にしたMr.サンデーの放送内容で、中国人観光客が増えていることを知る。

僕が5/6(日)Mr.サンデーで見た内容、それは、「現在、多くの中国人が、日本の高度な医療技術、(特に美容医療)を求めて訪日している」というものでした。

僕が見たMr.サンデーの放送内容についてはコチラ

「この状況を“好機”と捉え、外国人を受け入れ始めているクリニックがあるはずだ。」

そんなことを思い、番組を見た次の日から、僕は自分が所属する事業部のメイン顧客である病院や調剤薬局や福祉施設ではなく、都内の美容クリニックを調べ、ひたすらテレアポをしていきます。

「外国人お客様って最近増えていませんか」

「外国人スタッフの方を本格的に採用し、受け入れるお客様の層・数を増やしましょう」

「まだどこのクリニックも大々的に取り組みを始めていません。今こそ差別化を図るチャンスです」 

無我夢中でした。

しかし、現実は、「うちはほとんど来ていないよ。まだ先の話でしょう」「そんなことを言ってもねぇ。外国人のスタッフを受け入れる体制なんかまだ整ってないよ」などと言われ、断られ続ける日々。

中国語で案内文が書かれた美容クリニックのHPにたどり着く。

しかし、それでも諦めずにリサーチとテレアポを続けた結果、ある一つの美容外科クリニックのHPにたどり着きます。

そのクリニックのHPには、「中文熱線(=中国の方向け電話対応窓口)」と書かれていました。

「ここは、すでに中国人の方が来ている美容クリニックだ!」

僕はすぐに電話をかけました。

「これまで色々な美容外科クリニック様のHPを見てきましたが、御社だけが中国の方向けに直接やりとりができる窓口をご用意しておりました。中国人の方が現在来られているということではないでしょうか。実は現在、中国人の方が日本の美容医療を求め、どんどんと日本にやってきております。御社のサービスをより訪日中国人の方々に広く知っていただくために、ぜひ採用面でご協力をさせてくださいませ!」

身を乗り出すようにして、電話越しに熱意を伝えました。

「わかりました。それではいつが都合が良いですか?」

テレアポに関するデータベースを調べてみると、そのクリニックには過去に別の人がテレアポをしていましたが、断られていました。

身を引き締めるようにして、「僕が話せることは何だろうか」と考え、アポイント前日は終電近くまで準備をしました。

 アポイント当日

そして当日、美容外科クリニックの代表取締役社長と専務取締役の方2名とお会いしました。そして冒頭にもあった、Mr.サンデーの印刷物をお見せし、商談が始まりました。 

社長は「このクリニックは何を売りにしているのか」「クリニックの経営母体である会社について」「中国人のお客様の出入りの数」について丁寧に、熱意を込めて教えてくださいました。

僕は話を聞き、自分自身もどんどん内なる熱が上がっていく感覚がしました。

「ぜひ、その素晴らしい理念とサービスを広報するお手伝いをさせてください。採用活動とは、色々な形で世間に会社の存在をアピールすることから、広報活動でもあります。これを機に、多くの方にぜひ御社を知っていただきましょう!」

「わかった。何か良い提案してよ。」

次のアポイントが確約しました。

グローバル人材採用事業部と共に訪問。 

その後、グローバル人材採用の専門部署の方の同行訪問を行い、企画の説明をしました。そして、このクリニックが僕にとって、新卒で入社して初めての「契約」となりました。

企画は「グローバル人材紹介」。そのクリニックに興味がある学生たちのみをピンポイントでご紹介をするという商材でした。

入社して最初の頃は、売り上げノルマがあり「3企画を売る」という目標が僕ら新人には課されていました。

多くの同期たちが様々な商材を医療機関へ提案していく中で、「グローバル人材の採用」をそれも「美容クリニック」に提案しているのは、僕以外いませんでした。

「この企画は、時流を踏まえれば、絶対にこれからの日本にとって必要な企画だ。まずは美容医療分野で、外国人人材の採用成功事例を作り出す!!」 

そんな風に思っていました。

 閉店後のクリニックで、履歴書とESを社長と読み込む。

美容外科クリニックとの契約が成立したのち、様々な履歴書とESが早速僕と社長の元に届きました。

社長は多忙すぎて履歴書とESをなかなか見れないでいました。代わりに僕は、一つ一つの履歴書とESを丁寧に見つめ、そのクリニックに合う人物に目星をつけます。

そして、履歴書とESを見る時間がない社長のために、印刷したそれらを抱え、閉店直後のクリニックに訪れ、終礼が終わるまで30分ほど待ち、一人ひとりの履歴書とESの説明をし、「どんな人物が欲しいのか」について社長ととことんお話したこともありました。

そして5名の書類選考通過者が現れ、つい最近、10/26、ある1人の中国人大学生の方が内定承諾をしました。

「来年の4月から、中国人の学生が新卒として入社する。」

これは「グローバルな人材が、ある一つの職場で実際に働く」という状況を作り出せたことを意味します。

「企業の経営方針・理念に共感するグローバル人材を、しかも新卒で、実際に内定者として出すことができた」というこの現実を、僕はずっとずっと目標にしていました。

本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。

グローバル人材採用は、少子高齢化が進む日本において、僕は、人材不足を解決するための一つの手段であると考えています。

グローバル人材を採用することは、企業が存続していくためにも、避けては通れないものだと考えています。

今回の成功事例を元に、より多くの企業にグローバル人材採用を勧め、採用面からこの日本の多くの企業を、業界を、活性化させていきたいと考えています。

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