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現状維持は、停滞ではない

photo on top by Yohei

お久しぶりです。noteを書くのは半年以上ぶり。

今年のはじめに、hyogenメンバーで定期的にnoteを書くという約束をしたのに、気づけばもう6月も終わる。2022年もあと半年。約束を守れない人間には、何も守れない。てことで、遅れをとりながらも今年一発目のnoteです。

軽く2021年の振り返り


今更2021年の振り返りをするのもあれですが、2021年は可もなく不可もなくという感じでした。(というかもうあんまり覚えてない…)現状維持は停滞だなんて言いますが、僕は維持することの難しさにも目を向けたい。

hyogenメンバーは3人に増えて、それはもう楽しい毎日を過ごしています。「本当に仲良いよね」と言われるのですが、本当に仲が良い。(笑)
三人ともサッカー小僧なので、休みの日もフットサルで会う。飲み会も一緒に行く。フェスもライブも一緒に行く。週のほとんどを共に過ごしています。

JAPAN MADEにとっては、挑戦の年でした。初の自主企画アートイベントを渋谷で開催。クラウドファンディングで240万達成、5日間で600人の来場がありました。右も左もわからず、とにかく無事に開催するという一心で挑みました。各所にご迷惑をおかけしながらも、なんとか終わらせることができたのは、JAPAN MADEとって大きな財産。通りかかった高校生が興味津々だったことが何より嬉しかったです。


2022年上半期の振り返り


昨年末「今年の12月が一番忙しいかも…」と弱音を吐いていたのですが、その記録はすぐに塗り替えられました。

4~6月は鬼のように働いてました。普段はしっかり休みをとる方なので、自ら鬼のようというくらい個人的には相当働いたと思っています。

大型の撮影10件ほど、出張で訪れた場所は15箇所以上、アイデンティティデザインも3件ほどやりました。本当に「駆け抜けた」という表現が正しく、これを書くために振り返ってたのですが、それってそんな前だったんだ、という出来事が散見されました。光陰矢の如し。

忙しいと言ってもあまりネガティブな感情はなく、結構楽しいです。これがどれだけ幸せなことか。上述の通り、現状維持にも難しさはあるわけで、自分がハッピーだと思える状態をどれだけ維持できるか、というのもチャレンジングだと思うんです。頑張りすぎても疲弊してしまうし、サボりすぎても心が落ち着かない。ちょうどいい塩梅を維持しつつ、自分も少しずつ成長し、気付いたら大きな仕事や、仕事そのものの数が増えている、それが理想なんじゃないかな。結果的に見たら現状維持ではないかもしれませんが。


人に言われて気付くこと、思うこと


最近よく思うのは、人に言われて、聞かれて気付くことってたくさんあるなということ。
例えば「忙しそうだね」と言われると「忙しいですね、でも楽しいです」くらいしか言えないけど、「楽しそうだね」と言われると「なんでそう見えてるんだろう」って考えたりします。

中でも考えさせられた質問が、未来に関しての問い。hyogenとしても、個人としても「幸せに生きる」というのが大テーマなので、あんまり未来を深掘って考えたことがなかったんです。それに、未来のことを考えても結局その時には違う気持ちになってたりするという半ば諦めのような気持ちがあり、考えることを放棄していました。今でも悪いことだとは思っていません。

でも聞かれた時に何も答えられないというか、深みが生まれないことにも気付いていて、もう少し向き合ってもいいかなと思えたのが、友人知人からの問いでした。

自分の気持ちを探りながらも、未来に対しての受け答えをしていくと、意外と心の底で思っていることや、目指していること、揺るぎない信念があることに気付きます。

人と話すことで学べること、気付くことはたくさんあって、人と向き合うことは自分と向き合うことにも近い。だからこそ人に会うことはこれからもやめたくないなと思えたし、もっとたくさんの人に会っていきたいのと、今知り合ってる人たちとも深く話したいと思っています。


hyogenの仕事


「hyogenってなんの会社なの?」って聞かれることも増えました、嬉しいことです。hyogenは一応登記はしているのですが、社員は僕だけ。残りのメインメンバー二人は業務委託という形態です。なぜそうしているか、理由はいくつかあるのですが、何よりそれぞれの働きや努力にダイレクトにお返しできるというのが一番の決め手です。チームに属さなくとも一緒に働かなくとも、生きてく力がある中で、一緒にいることを選んでくれている。僕らは雇用関係になくとも、強固な絆で結ばれています。社員か業務委託か決めかねている時も「やりやすい方法で大丈夫だよ」と言ってくれました。だからこそ、リターンが目に見えて、なるべく短期的にわかる方がいいなと思っての選択でした。ここまでお互いに想い合えている状態は、奇跡だと思っています。

話はそれましたが、hyogenはざっくり言うとクリエイティブプロダクションです。個人になってからのメインキャリアは映像からスタートしましたが、今では写真やインスタのクリエイティブ制作、冊子やPOP、CI・BI、ブランディングコンサルなど、幅広い業務領域でお仕事しています。

僕らの強みは、ただ制作することで終わらないこと。制作というと、点的な仕事を想像されがちですが、その前の根幹の想いやアイディンティティの整理、作ったあとの戦略やブランドの軸をぶらさないためのアドバイジングまでサポートできる、線で仕事できるのが強みです。「ビジネス面を理解しながら制作してくれることが嬉しい」というお声をよくいただきます。(宣伝みたいになっちゃった笑)僕ら自身、深く理解した上で、最適なアウトプットをしたいという想いが強く、背景を知ることが大好きです。

気付けば東京ではない場所に拠点を置いているパートナーさんが増えました。名古屋、広島、岡山、長崎、沖縄など西日本を中心に、僕らが出張で訪れる場所が増えています。

その度に特別な場所が増えます。アナザースカイ何個あるんですか、ってくらい、思い入れの強い場所が増えていく。そんな中で一つ気付いたことは、「東京にいる意味がある」ということ。どこまでいっても日本において東京は情報も人もお金も集まる場所。そこに身を置き続けることは、学びもやはり多く、それをパートナーさんたちに還元できているという実感が強くなっています。むしろ日本中にそれを散りばめていくべき。数年前は多拠点や二拠点を検討していましたが、主軸を東京に置くということが、今の自分たちには合っているとつくづく思います。


周りに支えられている


事ある度に言っているし、月並みな言葉なのですが、本当にこれ。誰かに会う度に元気をもらっている。家族、友達、先輩、後輩、hyogenメンバー、JAPAN MADEメンバー、パートナー。自分が強く前を向くことができているのは、本当に周りの人たちのおかげ。元々はたぶん弱い。今強いというわけではないけど。だらしないし、忘れ物も無くしものも多い、やるべきことを後回しにしがち、支払いの紙溜まりがち、自分に甘い、眠気と疲れに勝てない、ほっといたら一日何もしない。こんな自分が今の自分を保てているのは、周りの人たちの支えと、同時に刺激があるからです。

そんな人たちにどんな恩返しができるかな、と時折考えるのですが、僕ができることは、「僕と一緒にいなければ、関わらなければ、見ることができない景色を見せ続けること」だと思っています。深ければ深いほど、それを見せることができるんじゃないかと思うんです。だからこそ、たくさんの人とあって、たくさん仕事をして、それでいて私生活をおろそかにせず、自分を磨き続ける、そして自分と一緒じゃなければ見れない景色を見せ続ける。それが今の自分にできることだと思って、これからも頑張っていこうと思います。

現状を維持することは決して停滞ではないと思います。むしろ日常で感じる幸せを逃さず、ありがたさを認識し、それがずっと続くように維持すること。当たり前のようで、とっても難しくて、大切なこと。

いつもありがとうございます。

また近々。


最後まで読んで頂きありがとうございます。サポート頂いたお金で、サポート頂いた方と乾杯したいです。