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中途入社の社員たちが「ANAの社風」を語り合う!座談会を開催

ANAグループは、他の会社などで働いた経験がある人たちを「キャリア入社」という形で積極的に採用しています。さまざまな経験を重ねてきた人たちの目にANAグループの社風はどのように映っているのか、座談会を開きその印象を聞きました。

ANAグループは2004年に「あんしん、あったか、あかるく元気!」というフレーズの行動指針を作り、グループ社員が「安全品質、親しみやすさ、挑戦とパッション」という価値観を共有する取り組みを進めています。

こうした価値観はどのように共有されているのか、さまざまな経験をした上で入社したキャリア採用の4人と行動指針を作った社員のあわせて5人が座談会を開き、話し合いました。

江島 聖志さん ANAオペレーションマネジメントセンター
(1991年整備士としてANAに入社。2004年CS推進室でグループの行動指針に携わる)

私は元々は整備士として入社し、2004年にCS推進室に異動になりました。そこで各部署から集まった30人近くのメンバーがANAらしさを言葉にして作ろうという「ひまわりプロジェクト」を結成しました。その中で生まれたのが「あんしん、あったか、あかるく元気!」というフレーズです。
最初に「あんしん」という言葉がありますが、それはこだわって作りました。当時のメンバーの中で、「航空会社にとって安心は当たり前なのでわざわざ言葉にして入れなくても良いのでは」という意見もありましたが、安心と安全を守るために、グループ社員がみんな懸命に業務を行っています。だから安心を語らないとダメだと話し合い、お客様に一番感じてほしいのは安心だと思って取り入れました。

高森 真理子さん ANA X 総務人事部
(アパレルメーカーの営業を経て成田エアポートサービス入社。その後、ANA Xへ)

私はアパレルメーカーの営業で働いていました。最初は成田空港でグランドスタッフとして働いていました。その後、総務人事に異動になり研修の担当をしていたんですけど、そこの職場がとてもあたたかかったのを覚えています。前職とは雰囲気が全然違っていました。課長がいて、マネージャーがいて、チームという組織で業務を行うというのが初めてだったのですが、チームのメンバーがあたたかく助け合いながら仕事をするというのが新鮮でした。
常に「大丈夫?何かやろうか?」という手伝う文化があって、1人じゃない安心感が大きかったです。仕事が終わるとグッジョブカードを贈り合うというのも初めてのことでした。
入社前に想像していた「あったか」というANAの文化が根付いているのがすごいなと思いました。

汐留や日本橋など都心のオフイスでは、誰もがあかるく挨拶を交わして、もっと一体感を感じられるようになればと思っています。

私は今、キャリア採用の担当をしているので「あったか」という文化をしっかり伝えていきたいと思っています。

上村和也 ANA デジタル変革室サービスプラットフォーム部
(ITベンダー、タイヤメーカー勤務を経て2020年にANA入社)

入社前にこのフレーズを聞いたときに、「あったか」や「元気」というイメージはありましたが、「あんしん」は航空会社だから当たり前のことじゃないかと思っていました。しかし、実際に入社してみたら、思った以上に安全に力を入れていることに気がつきました。

また、社内のコミュニティーサイトが充実していて、社員間でコミュニケーションをとりやすいような仕組みが整っていて実際に情報がやり取りされているのに驚きました。相談しやすい雰囲気があって、「こうした方が良いよ」と忌憚なく言ってくれる同僚が多いので、今までの会社と比べるとギャップを感じます。

使用済みの整備士の服をバッグにして販売するなど、ANAグループの他の部署を見るとすごく工夫しているなと感じます。安全運航は基本ですが、安全を担保しながら何かできないかと工夫している人たちがたくさんいるので他部署の人と対話する機会をもっと作っていくことが必要だと思います。

渡邉 ことみさん ANA客室センター
(別の航空会社の地上職を務めたのち、2018年客室乗務員としてANAに入社)

私は、前職は別の航空会社の地上職で国際線の旅客ハンドリングを担当していました。
同じ航空業界でしたので、安全について考えることが多かったです。
その航空会社には独自のフィロソフィがあって、3、4ヶ月に一回、様々な部門のメンバーが集まってフィロソフィについて語り合う機会がありました。会社の内側から変わっていくことが、安全やより良いサービスに繋がると考えていました。
ANAの「あんしん、あったか、あかるく元気!」も好きですが、前の会社のフィロソフィも好きでした。

ANAは前の会社と比べて、挑戦をする姿勢や最先端をいこうという姿勢は強いなと思います。

ANAのお客さま視点だったり同僚を褒める文化だったり、当たり前にやっていることはすごく良いことだと思っています。
グッジョブカードというのもすごく良い制度だと思います。贈られた側もモチベーションになりますし、贈った側もこのような素晴らしい仲間と働けて幸せだと感じることができます。

萱沼正敏さん ANA Cargo グローバルセールス部門日本統括室
(外資系フォワーダーから総合電機メーカーの海外営業を担当。2020年にANA Cargoに入社)

前職はメーカーで工場にも勤めていたので安全はすごく気をつけていました。物を作る安全と航空の安全は違うなとも思いますが、ANAの安全運航に関する意識はものすごく高いなと思っています。日々の努力を重ねるだけではなく、過去の経験から学んだことをきちんとルール化していると感じます。

運航の安全への意識は強いものの、事務所の安全、オフィスの安全というのはもう少し高めることはできると思います。
工場ならば角にカーブミラーを設けたり歩行中の携帯電話の利用を禁止するなどしていました。そういうところは改善できると思います。

あったかい気持ちがもっと社員に向けてられても良いかなと思います。コロナ禍という厳しい環境でかなり経営状況が厳しかったと思うのですが、社員に寄り添う雰囲気をもっと作れたら良いのではないかと思います。

江島さん
コロナ禍で時間はありましたが、対話機会も少なくなり、 ANAグループでは、職種を超えた対話が少し薄れているような危機感を感じます。改めて「あんしん、あったか、あかるく元気!」にチームワークを高めて心の翼を広げていきたいと思います。