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岩手県 〜全都道府県制覇22県目〜

旅行日:2022年7月11日(月)

みなさま、こんにちは!にこです!

東北2県目は岩手県です!
岩手県の計画を立てる時、一番最初に思いついた目的地がありました。

東日本大震災に関する場所へ行こう。

ということです。

当時の私は千葉県に住んでいました。
私が住んでいる地域では地盤が液状化となったり、計画停電があったり、生活に少し影響はあったものの命に関わる事態には及んでいませんでした。

私が生まれて初めて経験した震災は阪神淡路大震災ですが、
その時は3歳だったのでうっすらしか記憶にありません。
なので生涯で一番頭に焼き付いている震災は東日本大震災です。

当時はテレビで見たその土地を、この機会に訪れたいと思いました。
日本はそもそも自然災害が非常に多い国ということや、
これまでの天災ではどのような甚大な被害があったのか?など、
日本で起きた天災・これから起こるであろう天災について、知っていくきっかけにしたいと思ったからです。

現地に行くのは足取りを重く感じますが、
震災当時は被災者の方のために募金くらいしか行動できなかった自分なので、
まずは知ることから始めようと思います。
今回は東日本大震災津波伝承館というところに行ってみることにしました。

あとグルメは、大好きな盛岡冷麺。
これを食べようと一瞬で計画が立てられました。


前記事の気仙沼プラザホテルさんをチェックアウトし、シャトルバスで気仙沼駅まで送っていただきました。
この気仙沼駅から、東日本大震災津波伝承館の最寄駅である【奇跡の一本松駅】というところまでBRTという乗り物で向かいます。
BRTとは、路線バスのようなものですが、正式にはバス高速輸送システムという名前らしいです。

このバスからの景色は、とにかく霧が深い!湿度97%!(笑)
少し前はもう見えません。

雨と違って、縦だけじゃなく、横からも濡れるので
駅で待っている間、髪型が崩れないように傘で必死に守りました(笑)

①東日本大震災津波伝承館へ

そして到着。
傘をささなくていい天候になってくれて良かったです。

東日本大震災津波伝承館とは?
2019年9月22日 開館。
日本は地球上で特に自然災害の多い土地なので、自然災害に強い社会を実現することを目指して作られたそうです。

またいつ雨が降ってくるかわからないので、
先に外にある一本松を見に行ってみます。

奇跡の一本松が見えてきました。

この一本松に辿り着くまでの道中にもたくさんの松の木が植えられていました。
震災後に植えた松の木が細くも、少しずつ育っていました。

「頑張って育ってね」という気持ちに。

そして一本松にたどり着きました。

幹は細く見えるのに、とても頼もしく見えます。

震災当時、他の松の木は流されてしまったのに、この1本だけは津波に耐えたんですね。
震災後に、根が枯れ、枯死コシと判断され、人の手を加えて保存作業をして現在はモニュメントとして残されているんですね。

そして隣の津波の影響を受けた建物へ。

陸前高田ユースホステルという建物。

目の前でこの建物を見ると、心が締め付けられました。
当時、津波の影響を受けた人間ではありませんが、それでもこの光景は「いつか自分達にも起こりうる自然災害」の威力の強さを目に焼き付ける時間になりました。

ちなみに同じ時間帯に、警察官なりたての方々30名程度と先生がこの場所に見学に来られていました。
「警察官になる人ってこんなことも学ぶんやなあ」と思いながら、その方々の邪魔をしないように、間隔を空けて後ろから進んでいきます。

右手にこの場所の説明書きがある看板があったので、そこへ向かうと、
先にそれを見ているご夫妻がいました。
少し後ろから私も説明書きを読んでいると、私がいることに気付いた奥様が
「(会釈をして)ごめんね。(気づかなくて)」と私が見やすいように場所を空けてくれました。
「そのままで見えるので大丈夫です^^」と返事すると、次はご主人様が
「1人で旅行してるの?」と。
「そうなんです^^」と会話開始。(笑)

ご夫妻は千葉県在住で、旅行好き。
私も過去千葉県に住んでいたこともあり、現在1人旅の真っ只中。共通点がすぐ見つかり仲良く話しながら歩を進めます。
今回は2泊3日で予定を立てず岩手県に車で旅行に来ているそう。
「さっき気仙沼の伝承館に行ってきて、震災当時の建物が残っていてこの場所より辛辣に感じるけれど、行ってみるのはとてもいい経験だと思うよ。」と教えてくれました。

色々話しながら、一緒に防波堤を登ってみます。

ここ一帯も震災後に植樹されたそうです。

②温かいご夫妻との出会い

嬉しい出会いだったので、写真を取らせていただきました😊

「どこから来たの?」
「この後はどこに行くの?」
と私の予定を聞くと、「じゃあ途中まで車で連れていってあげるよ」と。(笑)
私の予定では、ここからバスに乗って盛岡駅まで行こうとしていたんですが、
「この伝承館を見ている間にバスで行くか、車で一緒に行くか考えてみて^^?」と、とりあえず伝承館を一緒に見て回ることに。

中の展示は、
①歴史をひもとく
  ↓
②事実を知る
  ↓
③教訓を学ぶ
  ↓
④復興を共に進める
というエリアに分かれていて、津波の影響にあった車両の展示などもありました。

街中に先人の教えで、これより下に家を建てるなという石碑せきひがあって、
教え通り建てた家は津波に流されることはなかったそうです。

伝承館自体は結構コンパクトで30分くらいで見終えたと思います。

そしてご夫婦は「乗っていき!」と何度も言ってくださったので、今回はお言葉に甘えることにしました。

③ご夫妻の車で中尊寺へ

どんなにいい人そうでもさっき会ったばかりなので、ちょっとドキドキしながら後部座席へ乗車。
車中、いろんな話を聞かせていただきました。
・ボランティアをしてひとり親をサポートしてる
・お二人のこれまで
・「なぜ47都道府県制覇しようと思ったの?」と話を振ってもらったり
していると、お二人が「中尊寺はとっても良かったよ」と寄り道してくださることに。

車内で話をしていたらお二人の人柄が伝わって来て、だんだん安心して話せるようになって来ました。(笑)

ご夫婦おすすめの中尊寺へ到着。
木々がとても立派。
月見坂

この月見坂、自分の目線で正面に持って撮影して、この傾斜です。
傾斜が凄すぎません、、、?(笑)
登るのはいいけど、降りるのが怖いと思った坂は初めてでした。(笑)
女性が5㎝以上のヒールを履いて降りるのは絶対に無理だと思います。(笑)

そして金色堂こんじきどう

1124年に建立したものがこの目で観れるとは。貴重な機会です。
建物全体が金色で神々しかったです。

そして私の次の電車の時間まで把握してくれているお二人は、
「まだ少し時間があるから能舞台も見に行こうか」と案内してくれました。

ものすごく立派な作りだなあと思いました。

木の根?が階段みたいになってますね。生命力がすごい。

そして能舞台を見て、中尊寺は終了。私の目的地の平泉駅へ。
また連絡してね〜^^と名前や連絡先を紙に書いて渡してくださいました。

最後にご夫妻が、
「1人で居たから私たちも声をかけられたわけやからねえ。
友達と一緒やったらこんなことにはなってないよ。
これが旅のおもしろいところ。出会いがあるからねえ。
昔、1人旅の時におじいちゃんとおばあちゃんと一緒に中尊寺に行ったっていう記憶が残るのがいいんよ。それだけで」と、
人生の先輩から深い言葉をもらったような気持ちになりました。

駅に着いて、電車の時間ギリギリまで中尊寺を案内してくれたのでそんなに時間もなく、とりあえず目の前にあった自販機でドリンクを2本購入してお礼を伝えました😊

「ありがとう^^じゃあこれは受け取らせてもらうわね。
この先も気をつけてね^^」と言ってくださり、何度もお礼をしてお別れしました。
全都道府県の中で一番印象的な出会いが岩手県でありました。
〇〇ご夫妻、本当にありがとうございました😊!!

送っていただいた平泉駅

このJR東北本線で平泉駅→盛岡駅を目指します!

盛岡駅は駅の片側のみ栄えてるタイプですね。
地下道があるけど細かく分かれてて、なんだか迷う。
スムーズには行かなかったですが、目的のお店へ到着。

④盛岡冷麺『ぴょんぴょん舎』へ

下調べで『盛岡冷麺といえばここ!』という評判と写真でこのお店を選びましたが、到着して違和感を抱きます。


「、、、ん??ここ焼肉メインじゃね?(笑)」

お店の全テーブルに焼肉プレートが設置されてるんですけども。
メニュー開いても一番初めのページから焼肉屋さんなんですけども。
下調べではそんな印象が全然見当たらなかったんですけども。(笑)
これって、締めの冷麺だけをメインに食べに来ちゃいました!って感じですよね、、?
敷居もちょっと高そうな雰囲気なので、安客で1テーブル埋めちゃってごめんなさーい!!って感じ。
満席の時間帯ではなかったので良かったですが、冷麺食べたらさっと退店しようと思います。

少しだけ肩身を狭くしながらいただいた盛岡冷麺 935円

いただきます!
私、盛岡冷麺独特の麺の食感が大好きなんですよね。
もっちもち。つっるつる。弾力がものすごい!
スープが麺に絡みやすくてそれも美味しかったです!
一口一口大切にいただきました。とっても美味しかったです!
ご馳走様でした!

本当に冷麺しか頼まなかったのに店員さんは丁寧に対応してくださいました。
ありがとうございました!

そして盛岡冷麺を食べて岩手県の目的は達成したので、
今日のうちに次の目的地の青森県へ向かいます。
その道中、盛岡駅の改札前でとっても美味しそうなコッペパン屋さんを発見。

⑤コッペパン専門店『福田パン』

盛岡では有名なコッペパン屋さんなんですね!
勉強不足で、存じ上げませんでした。
いろんな味があって、食べてみたくなったので2つ購入してみました。

・あんバター
・ピーナッツ(粒入り)

今日のホテルで晩御飯にいただきました!
両方とも想像通り、パンが柔らかくとっても美味しかったです😊
ご馳走様でした!

そしてこの後は盛岡駅から、新幹線はやぶさに乗って、新青森駅へ向かいました!

感想

岩手県の旅で一番印象的だったことはやはりご夫妻との出会いでした。
全都道府県の旅の中で1回くらいは誰かとちょっと深い出会いがあるかな?と思っていましたが、目の前にすると優しくて嬉しい気持ちや、疑ってしまう気持ちで忙しい自分がいました。(笑)
結果、暑中お見舞いや年賀状をやりとりするような関係になり、運に恵まれた出来事だったなと思っています。

岩手県そのものの印象は、楽しかった!という気持ちではなく、震災跡を見て心の中に留めておかないといけないことを見てきた気持ちで、万が一の時にも自分が後悔しないように準備しておくことが非常に大切だなと気を引き締める時間になりました。
これまでの日本でどんな天災があって、どんな被害だったのか?という当初の目的はまだ学べていないので、この旅をきっかけとして知識をつけていきたいと思っています。

グルメは今回食べてきた盛岡冷麺、コッペパンも美味しかったですし、
この旅では食べなかったですが、南部せんべいの硬めの食感と味が大好きなのでまだ食べたことがない方はぜひ一度食べてみてほしいなぁと思います😊

今後用メモ

⬛︎行ってみたい

⬛︎有名なもの
・中尊寺
・南部鉄器
・大谷翔平
・宮沢賢治

・わんこそば
・盛岡冷麺
・じゃじゃ麺
・南部せんべい

⬛︎岩手県について
人口約121万人 / 全国32位


今回も読んでいただき、ありがとうございました!

このnoteを通して日本の良いところをもっと知りたいと思っています。
皆様の岩手県の印象や良かった場所などお聞きできたらすごく嬉しいので、コメント欄からお教えいただけたら光栄です!

次は【青森県】です!
青森県では、想像以上にりんごの旅を楽しみ、
ある旅館の大ファンになって帰って来ました!!
私はそんなにりんご推しな人間ではありませんが、
街もりんご、旅館もりんご、食べ物もりんご!と、とても印象深い県になりましたので、またぜひ見てください!
ではまた来週の金曜日に😊

皆様にとって素敵な1週間になりますように、、😌✨

にこ

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