塾講師の当たり外れの見極め方
先日のブログで塾の当たり外れが生まれる仕組みを書きました。
今日は塾講師の当たり外れの見極め方を書きます。
当たり外れが生まれる仕組みについて、
まだ読んでいない方はこちらから読むことが可能です!
せっかく月謝を払うならば、
なるべく当たりの塾講師に教えてもらいたいですよね!
当たり外れをどう定義するかによりますが、
ここでは『子どもの成績が上がる・志望校合格の可能性が高くなること』を当たりと定義することにします。
【当たりの塾講師の特徴3つ】
①子どもをよく理解しようとする講師
②熱心な講師
③保護者への連絡内容が深い講師
【①生徒をよく理解しようとする講師】
子どもの理解度や性格を理解して、
わかりやすく説明してくれるのは当たりの講師ですよね。
このような講師はいつも生徒目線で考えています。
自分に合う子どものみ指導するのではなく、
子どもに合わせた指導ができるのです。
反対に外れの講師は、
誰に対しても同じ教え方で、基本的にテキストに沿っての指導しかできないので、子どもの理解に合わせた柔軟な対応が授業内できません。
予習したところしか指導できないからです。
子どもがわかっていないまま、
「はい、次!」みたいな感じになります。
このような講師は、マニュアルにない質問をすると慌ててしまったり、
マニュアル以外の教え方のバリエーションがありません。
【②熱心な講師】
当たりの講師は、とても熱心です。
自分の将来に向けた経験を積みたいというモチベーションがあるので、
単なるお金目当ての講師より遥かによい授業をします。
担当生徒を複数持っている講師やクチコミがいい講師は、
その可能性が高いです。
個別指導塾の場合、子どもから指名されることもあります。
指名をたくさん持っている講師は、
それだけ評価が高いということになります。
講師は指名されることで、モチベーションがものすごく上がります。
もしお子さんが気に入った講師がいたら、
積極的に指名するとよいです。
授業の様子を見学できれば一番良いのですが、
それは断られる塾が多いです。
言い方が悪いかもしれませんが、
教えるのが下手すぎて見せられないんです。
模範解答をそばに置きながら指導する講師もいますので。
【③保護者への連絡内容が深い講師】
授業の見学以外で見極めるポイントを紹介します。
保護者への授業内容の報告です。
多くの個別指導塾では、
塾講師がその日の授業の内容や理解度を記入しています。
記入している内容でこどものことをしっかり考えて指導しているかどうか分かります。
当たりの塾講師は、子どもの理解度や様子を詳しく深く書いています。
宿題の出し方も細かいです。書いている内容も深いです。
反対に外れの講師は、目で見える表面的なことしか書いていないことや無難なことしか書いていません。
見ている視点も浅いです。
これらは、教室長との面談でも判断できます。
社会人講師かどうかもポイントです。
これは全員に当てはまるとは言えませんが、
社会人講師は塾講師経験が長かったり、学生講師以上の実績がある人が多いです。
指導の引き出しも豊富です。
もし社会人講師がいるなら、一度担当してもらうとよいです。
数が少ないので、
スケジュールが合わない可能性は十分あります。
塾講師は経験がすべてです。学歴は関係ありません。
東大、早慶、医学部など学歴が高いから当たり講師とは限りません。
私がサラリーマン塾講師をしていたとき、
高学歴の講師や世間では名前を聞かない大学の講師もいました。
高学歴な大学生のほうがよい講師だったかといえば、
全然そうとは限りません。
学歴よりも情熱や経験年数、人間性のほうが遥かに重要です。
当たり外れの幅を小さくしたいなら集団指導塾か個人塾がオススメです。
集団指導塾は採用基準が厳しく、
個別指導塾より研修もしっかりしています。
マニュアルやサポートも手厚いです。
担当外の科目を教えることが少ないので、
担当科目に関して一定のレベルに達しています。
個人塾は、集団塾などで経験と実績を積んだ講師が独立しているケースが多いです。
そんな私も元々は集団指導塾で約8年、数学と理科を担当し、3年前に独立しました。
勉強ができる大人が小銭稼ぎをしているわけではありません。
個別指導塾は大学生の講師が大半なので、
どうしても当たり外れがあります。
入ってみないとわからないところはありますが、
熱心な先生がいることもあります。
歳が近いお兄さん先生・お姉さん先生に教わりたいならオススメです。