![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81433660/rectangle_large_type_2_c36d3e12c8ea6e782ca1c5f28c4641ca.jpg?width=1200)
勉強記録を書く理由
初めまして。薬剤師のいつき博士です。
私は現在、アレルギー患者向け教育サイト
「ALLERU(アレル)」を運営しています。
幼少期にアトピーや喘息でつらい経験をしたことがきっかけで
「同じようにアレルギーで苦しむ患者さんを助けたい」と思い
サイトの運営を始めました。
この記事では
私がALLERUの立ち上げに至った経緯や
アレルギー情報を勉強し、発信し続ける理由をお話します。
私と同じように
「アレルギー患者さんを救いたい」という想いで
日々活動されている医師の方や
アレルギーの薬に詳しい薬剤師を探している方に
読んでいただければ幸いです。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81510933/picture_pc_3eeb112350834737cff8b199531026e8.jpg?width=1200)
アレルギーで苦しんだ過去
私は幼少期からアトピーがひどく
人前で肌を見せるのが辛い時期がありました。
中学時代の部活動では膝裏の肌荒れを隠すため
暑い日もずっと長ズボンを履いていました。
夜もかゆくて眠れず、かきむしり続けた結果
シーツが真っ赤になることもありました。
クラスでは【アトペ】とあだ名を付けられたこともあります。
喘息症状もひどく、大声で笑おうとするだけで
咳き込みが止まらなくなってしまったこともありました。
朝一回目の咳で発作が出て
30-60秒くらい息ができない日も少なくありませんでした。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81431869/picture_pc_3fbaaf35b359c6082d33b66164cd2078.jpg?width=1200)
薬の道へ
当時、私の飲んでいたピンクの薬が効かず
「もっと良い薬を開発できないか?」と思い
大学は一番興味のあった薬学への道に進みました。
その後
アレルギー領域に強みを持つ外資系製薬会社
の営業職として入社しました。
入社してすぐに喘息やアレルギー性鼻炎の薬を
担当することになったのです。
私は今までアレルギーで苦しんだ経験を
最大限に活かして
入社4年目に日本2位のセールスになりました。
テレビに出演されている先生や
大学の教授クラスの先生を担当させて頂くようになり
自分がアレルギーでよかったと思う瞬間でした。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81432138/picture_pc_08022432406f57e56719f7e5266fde91.jpg?width=1200)
アレルギー情報の違和感
アレルギー患者として、薬剤師として
そして、製薬会社にいた立場として感じたことは
アレルギー患者さんは
情報の入手が非効率ということです。
何か症状が出た時に
インターネットでいろいろと調べても
情報量が多く、何が正しいのかなかなか判断できません。
根拠のある情報ほど
専門用語や文字が多く
とてもわかりにくいのが現状です。
信頼できる医師に相談しても
限られた診療時間内で
納得するまで話し込むことは難しいことでしょう。
迷いに迷ったあげく
家族やクチコミなどの根拠の少ない
インパクトある情報に流されてしまいます。
まさに負のスパイラルです。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81433319/picture_pc_aaf115f1be1f15d981079ed8460cd3f0.jpg?width=1200)
ALLERUを作り、勉強し続ける
情報過多の時代の中で、薬の専門家として
情報を発信していくことの重要性を感じています。
私は診療ガイドラインが改訂される度に勉強してきました。
製薬会社時代に色んな文献を読み込んできました。
患者として、ほとんどの薬を使った経験があります。
アレルギー界隈の知人もたくさんいます。
「アレルギーの自分だからできる方法で
その人にあった情報を効率的に届けていきたい」
これが私の想いです。
最後に
私は、過去にアトピーや喘息で
つらい思いをしたことがきっかけで
ALLERUを立ち上げました。
そして、1人でも多くのアレルギー患者さんに
正確でわかりやすい情報を届けるために
日々勉強を続けています。
医療現場には
私と同じようにアレルギー患者さんを救うべく
活動されている医師の方もたくさんいることでしょう。
もしそんなあなたがこの記事に少しでも共感してくださったら
ボタンを押してリアクションしていただけると嬉しいです。
この記事を通して
アレルギー患者さんを救いたい
医療従事者の輪が広がることを願っています。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81433624/picture_pc_ed221fac27576ecbce09277825ae60fa.png?width=1200)