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勉強記録を書く理由

初めまして。薬剤師のいつき博士です。

私は現在、アレルギー患者向け教育サイト
ALLERU(アレル)」を運営しています。

幼少期にアトピーや喘息でつらい経験をしたことがきっかけで
「同じようにアレルギーで苦しむ患者さんを助けたい」と思い
サイトの運営を始めました。

この記事では
私がALLERUの立ち上げに至った経緯や
アレルギー情報を勉強し、発信し続ける理由をお話します。

私と同じように
「アレルギー患者さんを救いたい」という想いで
日々活動されている医師の方や
アレルギーの薬に詳しい薬剤師を探している方に
読んでいただければ幸いです。

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アレルギーで苦しんだ過去

私は幼少期からアトピーがひどく
人前で肌を見せるのが辛い時期がありました。

中学時代の部活動では膝裏の肌荒れを隠すため
暑い日もずっと長ズボンを履いていました。

夜もかゆくて眠れず、かきむしり続けた結果
シーツが真っ赤になることもありました。

クラスでは【アトペ】とあだ名を付けられたこともあります。

喘息症状もひどく、大声で笑おうとするだけで
咳き込みが止まらなくなってしまったこともありました。

朝一回目の咳で発作が出て
30-60秒くらい息ができない日も少なくありませんでした。

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薬の道へ

当時、私の飲んでいたピンクの薬が効かず
「もっと良い薬を開発できないか?」と思い
大学は一番興味のあった薬学への道に進みました。

その後
アレルギー領域に強みを持つ外資系製薬会社
の営業職として入社しました。

入社してすぐに喘息やアレルギー性鼻炎の薬を
担当することになったのです。

私は今までアレルギーで苦しんだ経験を
最大限に活かして
入社4年目に日本2位のセールスになりました。

テレビに出演されている先生や
大学の教授クラスの先生を担当させて頂くようになり
自分がアレルギーでよかったと思う瞬間でした。

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アレルギー情報の違和感


アレルギー患者として、薬剤師として
そして、製薬会社にいた立場として感じたことは
アレルギー患者さんは
情報の入手が非効率ということです。

何か症状が出た時に
インターネットでいろいろと調べても
情報量が多く、何が正しいのかなかなか判断できません。

根拠のある情報ほど
専門用語や文字が多く
とてもわかりにくいのが現状です。

信頼できる医師に相談しても
限られた診療時間内で
納得するまで話し込むことは難しいことでしょう。

迷いに迷ったあげく
家族やクチコミなどの根拠の少ない
インパクトある情報に流されてしまいます。

まさに負のスパイラルです。

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ALLERUを作り、勉強し続ける

情報過多の時代の中で、薬の専門家として
情報を発信していくことの重要性を感じています。

私は診療ガイドラインが改訂される度に勉強してきました。
製薬会社時代に色んな文献を読み込んできました。

患者として、ほとんどの薬を使った経験があります。

アレルギー界隈の知人もたくさんいます。

アレルギーの自分だからできる方法で
 その人にあった情報を効率的に届けていきたい

これが私の想いです。

最後に

私は、過去にアトピーや喘息で
つらい思いをしたことがきっかけで
ALLERUを立ち上げました。

そして、1人でも多くのアレルギー患者さんに
正確でわかりやすい情報を届けるために
日々勉強を続けています。

医療現場には
私と同じようにアレルギー患者さんを救うべく
活動されている医師の方もたくさんいることでしょう。

もしそんなあなたがこの記事に少しでも共感してくださったら
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この記事を通して
アレルギー患者さんを救いたい
医療従事者の輪が広がることを願っています。

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