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スクールサポーター行ってみた

小学校の内部で活動してみたいなあと前々から思ってました。

これまでも時々、体育の授業サポートであったり、着衣水泳体験講習であったり、何かしらの形で小学校にお世話になったことはあったのですが、まぁそれは本当に限定的な話であって。もう少しがっつり小学校内部に入ること出来ないかなあと思案してました。

とはいえ自分は教員免許は持っておらず、直接的な学校との関わりを持つのは難しいのかなとも思っていました。でも探してみるもんですね、やはり日本のどこかに自分と同じように考える人は絶対にいて、こんなサイトを見つけました。

https://education-career.jp/magazine/career/2021/no-license/

この5つのうち、自分は「放課後学習支援員」が一番向いているかなと思い、市役所に問い合わせしました。ところが、放課後学習支援員は、基本週5勤務ということで(自分のところがそうであって、他の市や都道府県がどうなのかは知りませんが)他の活動も色々とがっつりとやっている自分には時間的に厳しく断念。。。
そこで市役所から紹介いただいたのがスクールサポーター制度(有償ボランティア)でした。

役目はその名の通り、「スクールサポーター」、手のかかる子どもやクラスの補助に入って欲しいと学校側が市に依頼し、そこでスクールサポーターに登録している人たちを派遣するというシステム。こちらは週1回でも登録が可能だったため、自分としては都合よく、スクールサポーターという立場で小学校内部での活動を始めさせていただきました!

派遣していただいた小学校では、支援学級の児童サポートがメインではあるのですが、手が空いた時間などは通常学級のサポートもさせていただいております。通常学級といえど、1、2、3年生くらいのクラス担任は本当に大変そうです。ちょっとしたサポートに過ぎませんが、お力になれればという思いで、関わらせていただいております。

ちなみに、どういう人がスクールサポーターとしているかというと、将来教職員を目指している学生や地域の年配の方々といった割合が多く、あまり自分と同世代(30歳前後)の人はいなかったです。統計をとっている訳でもなんでもないので、肌感覚でしかありませんが。

そもそもなぜ小学校の内部で活動してみたいと思ったかと言うと、
「子どもたちの日常を知る」
これが自分の中で一番のテーマでした。スポーツ指導やアウトドア活動を通して、何千人という子どもたちを見てきましたが、結局は所謂「学校外(非日常)活動」での関わりに過ぎないので、実際子どもたちがどういう日常生活を送っているかを知りたいという気持ちが強かったのです。

結論を出すにはあまりに早すぎるのですが、自分が思ったことは、「自分に学校教員は出来ないな」ということと、自分が普段本業としている「学校外(非日常)活動」は大変価値のあるものだと再認識したことです。
まず、自分に学校教員が出来ないと思った理由としては、先生たち一人一人にもちろんカラーはあるのですが、どうしても「学校としてやらなければいけない、やらせなければいけない」というものが先行してしまっているように感じてしまうことです。もし先生一人一人が自由に授業を展開してもいいよと言われたら、どんな発想、アイディアが生まれるのかな、なんてことを考えてしまいます。これは決して現状を批判している訳ではなく、割と自分の好き勝手に行動するタイプの自分にとっては到底務まらないよなという、リスペクトに至った話です。
もうひとつの「学校外(非日常)活動」の価値の再認識については、先ほどの話と繋がる部分もあるのですが、子どもたちは基本的に、「やらなければいけない」という日常を過ごしているからこそ「やりたいことをやる」という非日常が子どもたちにとって貴重な時間であるということです。「学校外(非日常)活動」はある種僕にとって日常になってしまっているので、気づきにくい部分ですが、子どもたちにとっては非日常であるからこそ、より良い時間にしていきたいなと思うようになりました。

最後に自分への戒めを込めて、大変おこがましいですが、自分がもし担任となった場合、これだけは徹底するというモノを三つ。
・床をきれいにする
・姿勢
・えんぴつ、箸の持ち方
何をやらせるかよりもどんな環境でやらせるか。
千個くらい考えなければいけないことがある学校の先生になって、果たしてこの三つを徹底出来るかは知りませんが、一応ここに記しておきます。

スクールサポーター活動、始めてまだ3ヶ月程度でしかありませんが(しかも週1の半日)色々学びはあるし、学校側もめちゃめちゃ感謝してくださるしで、これからもがんばっていこうという所存であります!

子どもたち、先生のみなさん、夏休み明けたらまたお会いしましょう!!

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