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僕たちのエネルギーを奪う「未完了イベント」

読書をしていると「なんだこの考え方は!すごく勉強になる」という、喜びに出会う機会が増える。特にビジネス書を読む場合、学ぶ項目が多いほど喜びが増していく。

今読んでいる本の中で、“完了”と“終了”の違いに言及していた。同じようで違う言葉。具体的には何が違うんだろう。

完了:自らの意志によって区切りをつけること

終了:時間などの外部要因によって物事が終わること

終了の領域に分類されるイベントは多くの場合「未完了」として心に残る

「完了」は能動的で「終了」は受動的。自らの意志で物事を終わらせに行かない限り、物事は永遠に「未完了」として心に残り続ける。

しかも、この「未完了」が僕たちのエネルギーを奪っていく。


「あれ、やらなきゃな〜。大変だな〜」と思う時はないだろうか。ずっと心の中で踊っている未完了イベント。終わらせない限り、その都度思い出して、心がザワザワする。

取り掛かるまでに時間がかかればかかるほど、思い出すのに時間もエネルギーも必要となり、どんどん億劫になっていく。すぐに取り掛かれば、そこまで大したことでもないのに。


つまり、未完了イベントはその場で取り掛かることが大事。「いつかやる」ではなく、物事について考えたタイミングで「すぐにやる」。そうすれば、本来使うべき場面で自分のエネルギーを使えるようになる。

また、エネルギー問題だけでなく、自己肯定感や成功体験にも繋がっていく。やるべきことをクリアしていけば「自分もできる」となり、また新たな物事にトライしたくなる。成功の癖がついた人はさらに好循環に。


すぐに取り掛かるかどうかはスキルは関係ない。自分の意識次第。「すぐに取り掛かることを意識しよう」と思えば、今すぐ誰でもできる。

1日何万回も意思決定している中で、即行動を心がけていけば、不必要なエネルギーを使わなくて済むはず。時間も体力も余裕ができた時、新たな挑戦をするようになるだろう。


本を読んで以来「早めに完了しよう。後に残さない」と意識できるようになってきた。とはいえ、まだまだできないことも多い。

小さなことも今すぐできることはすぐにやる。誰でもできることを誰よりもやる。

「未完了」の違和感に対して適切に向き合っていきたい。


▼▼参考書籍▼▼

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