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事業失敗から学ぶ大きな教訓

個人事業主になりいくつもの失敗をしてきた。その中で、一番大きな失敗と言えば「損得勘定で事業仲間を選んだこと」が挙げられる。気をつけていたつもりでも、あまり上手くいかなかった。

「この人と組んだらメリットが大きそう」

新規事業の立ち上げを検討していた時、ある人の顔が浮かんだ。早速コンタクトを取り、アイデア出しへ。お互いに意見を出し合った頃には「この事業はいける!」と確信を持つようになった。

やると決めたら早いのが僕の長所。骨組みをすぐに作り、あとはやるだけの状態に。役割分担を決め、営業をし始めた。

結果として、事業は失敗。想像していたより商品が売れず、利益が出しにくいことが大きく響いた。Web事業だったため、ランニングコストがかからないことだけが唯一の救い。事業を畳むことになった。

事業を一緒にやった人との関係はどうかと言うと、ギクシャクするようになった。「縁の切れ目は金の切れ目」とはよくいったもので、利益を生まないと判断したところでチームは解散。

今では「あの事業だと仕方ないよね」と笑って言い合えるようになったものの、当時の関係性は全然良くなかった。事業が失敗したこと自体、僕のミスである。


少し前、ある事業作成プログラムに参加した。参加者同士でチームを組み、決められた期間で事業を作って発表するもの。発表するだけでなく、事業として走り出すことも決められていた。

参加者同士の紹介が終わり、チームを決めることに。僕と考え方が近い人と一緒のチームを組むことになった。

プログラムは良い感じに終了。新たな事業を作り、走り出すことになった。

過程は割愛するとして結果は、上手くいかなかった。この事業は何か問題があったというより、プログラム期間を過ごすために作ったようなもので、実際に行動するイメージが湧かなかったため、ほぼ行動せず終了。「やってやるぞ」という気持ちもあまり湧かなかった。



いくら能力があったとしても、人として好きな相手と一緒じゃないとなかなか続かない。損得勘定だけでは越えられない壁があるんだろう。

「この人とやるなら上手くいかなくても納得できる」と思えるかどうか。メリットやデメリットだけで考えると、上手くいかなかった時に落胆の幅がかなり大きくなってしまう。

僕が直面した失敗は“大失敗”と言うほどではなく、何か負債を抱えているわけではないので、経験として昇華しようと思う。同じ失敗をしないこと。この経験から学ぶこと。今後の自分にかかっている。

事業とは別に人間関係で揉めることは多々あるため、僕の経験が少しでも参考になれば嬉しい。


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