見出し画像

日々是雑感2023/08/13

灼熱環境の日本。山火事で犠牲者が出ているアメリカ・ハワイ。熱波襲来で苦しむ欧州、南半球に位置するはずなのに海水浴を楽しむ環境になっているなど、狂い出している地球。ただ、そういう環境下であっても、日本は日本で何だかんだ暑さを見事に凌いでいる(いや、克服していると言った方が正しいのかどうかはわからないが、どの海外環境より日本の方が熱いという外国人がいるくらいなんだから、日本人って時々残酷なまでに環境に順応するんだなと思う)。

そういった暑い環境下、自分の手持ちアイテムの中で手ぬぐいが大活躍していることに少しフォーカスを当ててみることにした。

手ぬぐいは日本伝統の和装アイテムの一つである。今ではインテリアとして使うことのほうが多いのかもしれないが、自分は何だかんだ2013年ごろから多用している。もう長いこと使っている長尺(長さ130cm)1枚が穴が空いたりしたため、実家の出窓の目隠し用に使っているが、窓側の方が脱色していて、それはそれで最後の楽しみである。最後は切れっ端になるか、応急用具として大活躍するのか、どうなるかはわからないが、物持ちは結構いい。

今自分の手持ちの中で、横浜もの(基本多いのは「濱文様」さま)、縁起物(基本多いのは「戸田屋商店(梨園染ブランド)、超長尺(180cm)もの(「米七」さま(あいらしかブランド)を中心に今は揃えている。昔は「かまわぬ」さまのものや「ヤギセイ」さまのものも買ったが、普段使いで試してみた結果、今は前者3者のものが多くなっている。濱文様のデザインも好きだが、横浜ものを揃えるようになってから、最近なかなか手が出なくなった。季節ものを買いたくても、今精神的にそこまで余裕がないからだ。

前者3者の中で普段から縁起物と超長尺はよく使っている。そして超長尺は8本揃えているが、普段から汗拭き、頭に巻いたり、応急道具として活躍したりとして出動率が高くなっている。手ぬぐいというと定番の90cmくらいが使い勝手がいいのだが、どういうわけか、超長尺の使い勝手を知ってからは、何だかんだカバンの中によく入れる。超長尺の手ぬぐいの弱点といったら、肌に馴染むまで毎日使って最低3ヶ月ぐらいはかかることぐらいか。生地が厚めで拭きごたえはあるものの、使い方次第で肌を痛めるので注意が必要なくらいか。そういう時は濱文様や戸田屋商店の手ぬぐいで肌を労るのがちょうどいいのかもしれない。

今その手ぬぐいも、自分のコレクションを母親に分けている。なんでもパイル生地のタオルは厚く(熱く・暑く)て話にならないとかで、ガーゼ手拭いや最近出動していない手拭いを譲ったら、毎日大活躍で足りないとか言い出した。正直困惑である。どう使っているのだか。

自分自身が季節の変わり目を楽しむために買い始めた手ぬぐいも今何年が過ぎようとしているのかわからないが、使って楽しい、見て楽しい手軽なコレクションとして、自分の生活に息づいている。これからもずっと和装アイテムは様様である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?