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積水ハウスで家を建てた話④~窓~

教訓:窓は性能の悪い壁と心得るべし!

間取りもさることながら、窓の位置も外観を気にする人には重要な問題である。

戸建てを見学しているとしばしば見かけるのが何階建てかわからないような外観からの窓の配置。1階と2階の間に階段用の採光窓をとりつけているのはよくわかるが、それ以外にも高さの異なる窓が複数あると外観としては見た目がイマイチとなる。

防犯上は外から間取りがわからないような窓の配置、というのも大事らしい。ただ、そもそも悪意を持った人は玄関からの侵入は困難なものの、窓なんて簡単に割れるので短時間で押し入り、脅し、強盗といのは防ぎようがないという見解もある。恐ろしい話だ。家に金目のものも現金も置いていない我が家としては渡すものすらないが。

壁は断熱材を挟むが窓にはそれがない。

さすがに今時は1重窓などなく、2重3重の窓になっており、間にアルゴンガスなどが入り断熱窓となっているものがほとんど。窓枠サッシ部分からの熱伝導も馬鹿にならないらしく、樹脂製のものがよいとされている。しかし樹脂は紫外線に弱く、実質的には外アルミ、内樹脂のものが標準といえる。外樹脂にすれば断熱性能はあがるらしいが耐用年数など要相談だろう。

どんなに窓の断熱性能が高くても壁にはかなわない。

窓の数だけ冷暖房効率はおちるため、夏冬を快適に過ごすうえでは不要な窓はつけない、これにつきるだろう。窓が減ると屋内が暗くなる、これとのバランスだろう。

我が家はリビングは天井までの窓4枚を採用したが、それ以外では窓の数や面積は比較的制限している。それでも明るさ的にはそれほど困っていない。2階子供部屋①にベランダを設置し通常の2枚窓、子供部屋②は腰窓の2枚窓、子供部屋③は3つの小窓・カスミ窓としている。家の東側など外観上は子供部屋③の小窓がひとつついているだけで、外からみると”ほぼ壁”である。

主寝室は3連の縦長窓、2連縦長窓と小窓が1つ。面積的には小さく採光上心配されてもいたが、個人的には薄暗い空間が好きなのでちょうどよかったといえる。なんならもう少し窓がすくなくてもよかったくらいだ。

浴室は窓無しと迷ったが夏に開けたかったので窓を採用。洗面所は高いところの横窓”ハイサイドライト”を採用したかったが配管などの関係で1mにおちつきそれ以上長くはできなかった。外観上は1.5m、できれば2mはあると立派。採光は北側の1mの横窓でも日中は全く困らない。"天空光"があるため北側があいていれば小窓でも結構明るい。

他、階段窓、和室(小あがり)、玄関に縦長スリット窓。玄関は窓を採用して正解だったと思う。

カーテンはコストと清掃面から少なくしたい。

リビングと子供部屋①②は透明窓なのでバーチカルカーテンを設置したがそれ以外は全てカスミ窓としてカーテンはつけていない。それでどうなのかといえばほとんど困らず正解だったといえる。

「カーテン無しカスミ窓」で気を付けなければいけない点もある。

①西日が防げない
 西に窓を設ける場合は注意

②全く見えないわけではない
 浴室などが人が通るところに設置されていると、窓にちかいところに
 いると外からは全裸のシルエットはわかってしまう。

③朝日もふせげない
 夏は早朝から朝日がサンサンと注ぐため暑い・まぶしいとなりやすい。
 東や南東に窓を設置する際は注意。

一応、これらに保険をかけるために窓の上枠にはカーテンが設置できるように補強材をいれてもらっている。将来的に必要であればいつでも設置可能。遮光シートなどを貼付する方法でも対処できるかもしれない。

結果的にカーテンは少なかったが、それでも驚きの金額だった。カーテンの採用は少なくしておいてよかった。費用についてはまた別の機会に。

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