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積水ハウスで家を建てた話①

教訓:ハウスメーカーは見学前に十分リサーチして決めるべし。

我が家は千葉市某所に遠くから家族3名で転居してきた。3年がすぎ、子供も2人追加され、当分はこの地で過ごすのだろうとうすうす感じていたころ、賃貸の戸建てに妻が不満を漏らすようになった。

「このままだとうまくいかない気がする」

なんだそれ、家建てろってか。

昔から運だけは強かった、あろうことか賃貸している家の目の前が宅地になり建築会社の条件なしで売りに出されることに。渡りに船とはこのことか、いや、今のご時世持ち家はよくないという話も聞くぞ?ここは慎重にならねば。しかし妻はこの地から動きたくない様子、子供に転校はさせたくないらしい。住む場所としてはもう少しハイソな地区で検討したいところだったが、わが家を支えている妻の希望だ、致し方あるまい。しかし持ち家は・・・

とかいいつつ、2年前の夏だったか、近所のハウスプラザに見学にいくことになった。後でわかるのだがこのパターンはよくないらしい。見学すると営業マンに捕まるし、そのハウスメーカーの担当はその営業マンで固定されてしまうらしい。家の値段は営業マンで決まるという話すらある。営業マンガチャの状態だ。もちろん坪あたりの基準単価は大きく変わらないのだろうが、この客は金持ってそうだとか、なさそうだという判断のもとにプランを提案するらしい。

父が元一級建築士だったので、なんとなく聞いてみた。どこのハウスメーカーがいいか?

「どこかと言われれば、積水ハウスかな」

よく考えればいいものの、父の妄言と自らの愚かさのために自分の中ではこれで積水ハウスにほぼ決まってしまった。メーカーごとの坪単価とかもよく知らずに、他社と十分比較することもせずに、営業さんの愛想のよさにも見事にやられてほぼ積水一択の状態に。積水ハウスのブランド力や、庶民の垂涎の的ということはなんとなく情報を得ており、見栄もあったのだろう、経済力の過信もあったのだろう。対抗馬としてヘーベルもあったが、そもそも住宅用の構造ではないとの父の意見で没に。

こうしてなんとなく積水ハウスに決まったのであった。

建てた家に後悔はしていない。が、過去の自分にアドバイスできるのであれば、同ランクのダイワと競合させるとか、ミドルランクでも相談するとかして相見積もりを出して「金額をみて」じっくり検討するよう言うだろう。住宅ローン減税制度が2021年度一杯かもしれないとか、ZHEの申請期間がとかで焦っていたのかも。結果的にZHEは期間外だったのでなんの恩恵もなかったが。


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