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積水ハウスで家を建てた話⑤~建具・内装~

教訓:デフォルトをいじる=コスト増と心得よ。

間取り以上に打ち合わせ時間が長いのが内装である。

壁紙はもちろん、注文住宅でその存在を初めて認識する人もいるとされる”幅木”のような細かなものから浴室・洗面台・キッチンなど、本格的な打ち合わせは間取りを決めてからとなるが、この後半戦が実にウエイトの半分以上を占めるといっても過言ではない。人によっては「おまかせします」と匙を投げたくなるのもわかる気がした。

基本的に、いじると値段があがる。

ぼったくりホームメーカーでない限りはデフォルトはリーズナブルはスタンダード仕様になっている。例えばキッチンの水栓をタッチレス水栓にするとプラス数万円といった具合に要望に応じてドンドン金額はプラスされていく。

我が家は内装にそこまでこだわりはなかったが、追加したものが以下だ。

・キッチンのタッチレス水栓 コストup
・洗面台は間取りにあわせて幅広のものに コストup
・LDKと和室の間には段差を設け、段差を引き出し収納に コストup
・玄関、リビング、トイレの一部にエコカラットプラス コストup
・玄関を1m ➡ 1.5mの親子ドア トスタリッテに コストup
・2階トイレ前にも洗面台 コストup
・ガス乾燥機 乾太くん8kgの設置 コストup

逆に削ったものは以下。

・浴室は積水ハウス標準1818 ➡ TOTOサザナ1816へ変更 コストdown
・床暖房なし コストdown
・ついでに太陽光もなし コストdown

リビング天井と外軒の連続性・・・いらない?

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*写真は我が家でなくイメージである。
当初はこのような内外の軒のつながりにあこがれたが、散々なやんだあげく「いらなくね?」となり、これでマイナス30万~。天然木が高い。代替案として天井を木目調のクロスとして外軒との連続性の演出も検討したが、天井が木目となると薄暗くなり、低く感じるというネックがある。そのため標準の白クロス(エアキス)としたが結果的に正解だった。白いクロスは光を反射し室内が明るくなるし天井も高く感じる。

現実的でないデザインにだまされない。

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左:室内天井 ~ 右:外軒 いろいろ入って幅ができる

そもそも室内と外軒の間にはカーテンボックス・窓・サッシ・シャッターが入り、これで50cmくらいになる。モデル写真はカーテンなしシャッターなし・サッシなしのありえない仕様であり現実離れしている。モデルハウス仕様なのだ。住宅ではリビングの前が崖だったり森林だったりしないと採用は難しいだろう。当初は写真のような大窓を提案されていたが、シャッターが2.5セットと中途半端になることと、大窓に魅力は感じないことから2枚窓x2に変更。間に15cmほどの壁が入ることでシャッターも2セットとなりコストも下がった。それでもリビング窓は2.7mの天井高までの窓であり非常に重たい。大窓だった場合これ以上の重さかと思うと日常的な使用としては現実的ではない。

建具の話をするつもりが窓の話になってしまった。
つづく。


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