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【再掲載小説】恋愛ファンタジー小説:ユメと言う名の姫君の物語 第十六話-ユメ-再会と満開のサクラ

前話

つらつら考えているとこんこん、と窓がノックされた。そこにいる顔にびっくりする。
「タイガー! だって、今、海の下を走っていたんじゃ……」
「少し居眠りしたようだね。疲れただろう。とりあえず、出れば?」
 ご丁寧にもドアを開けてくれる。周りには誰もいなかった。
「あの。国王陛下と王妃殿下は?」
「気を利かせてどこかへ消えたよ。さぁ。君の部屋を案内しよう。びっくりするから。だからいいと言うまで俺の手を握って下を向いていて」
「こけるじゃないの。このドレス裾が長いのよ」
「だーいじょうぶ。簡単な道だから」
 そう言って荷物は誰かが運んでいったようで私とタイガーがだけが歩いて行く。
「いつまで下を向いてないといけないの? 首が痛いわ。それにアビーも」
「アビーは俺が抱っこしてるよ」
 にゃーん、といつものスマしたアビーの声が聞こえる。
 ふいにタイガーの手が離れた。
「はい。前向いて」
 私は余りの光景に目を奪われ、声を失った。そこには、満開のサクラが薄紅色の花弁をはらはらと落としながらそびえていた。もう何千年と立っていたような、見事なサクラがそびえ立っていた。
「最古級のサクラだよ。この王宮が守ってきた。この国の守り神なんだ」
「まぁ。そうなの? ほんと、来て良かったわ。ありがとう。見せてくれて」
 不思議と笑顔がこぼれる。その私の顎にタイガーが手をかける。けれど、例の「ちゅー」で雰囲気台無し! 私はそっぽを向く。
「いたしません」
「ちぇ、いいところだったのに。アビーがじーっとみるからだろう。ほら。ご主人様のところへお戻り」
 タイガーが言うとわかってるのかアビーは私の所へ飛び込んできた。慌てて受け止める。
「アビーのせいにしちゃ可哀想よ。あれは『ちゅー』のかけ声がいけないのよ」
「なかったらしてた?」
「いたしません!」
 またそっぽを向く。アビーもそっぽを向いてにゃ~ん、と鳴く。
「ご主人様にそっくりになったね。アビー」
 タイガーが喉をなでるとゴロゴロ言う。
「産婆さんは忘れてないみたいね」
「みたいだね。さ。今日はゆっくりしてて。お土産やら用意したと聞いてるけれどそんなの後でいいから。母上の婚礼の話ははぐらかすんだよ」
「ええ。もちろん」
 私達は最後の最後で密約を交わしたのだった。


あとがき
やっぱり眠くなってきた。ワンパターンな作業だと飽きてきて眠たくなるようです。なんせコピペだけですから。あとがき書いているといつのまにかミスタッチで同じ字を打ち続けるという。ATOK解約するか悩んでます。このメインには後から入れられるので抜いても支障はないのですが、スマホ達が。他のパソコンも入れてるので。あとはタブレットも使っていて、それの入力に使えないと困る。違ったところから入れるか何かしないと。しめじとかいうのをいれるか。困ってます。

眠気で思考が止まった。もう寝ます。目覚ましだけしっかりつけて。あらゆる媒体でかけれますが、スマホの止めるヤツが一番。あとは声で止められるので寝過ごすのです。とまたミスタッチがふえてきた。本気で寝ます。今日は実にエッセイばかり書いた日でした。

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