【連載小説】ファンタジー恋愛小説：星彩の運命と情熱　第十二話　ケンカ友達。復元画は私？！

前話

　宿屋を出て、セイランの自宅へと招かれた三人、いやマルコとフィオナ二人だったが、フェアリードラゴンの卵は？　と脅してリアナも着いてきた。しばらく医者の元で療養が必要だったが、無理矢理出てきた。
　が。よく客が来るのか、数多い客室の一つにリアナは放り込まれた。文句を言うと、宿に戻るか？　と鬼気迫る表情で迫られ、また、むぅ、と言って大人しくベッドで眠っていた。
　屋敷内の至る所に壁画とそっくりな絵画があった。復元の練習をしているらしい。遊びに来たフィオナが教えてくれた。リアナの所にも何かの壁画の復元がある。
「その壁画は君だ。リアナ」
「セイラン！」
　身を起こして眺めていると不意にセイランの声がかかった。
「シェイラに俺の目の前に同じ使命を持った女の子が来る。それはアルカナ遺跡で一番神聖な場所にある少女と同じだと言われていた。その子のために戦士となり彼女の理解者となる事を求められた。とんだ跳ねっ返りとは思わなかったけどな」
「跳ねっ返りは余計よ！」
「そう、ツンケンするな。俺だってかわいー女の子と夢想してたんだから。こっちも詐欺にあったようなもんだ」
　ふん、とリアナはそっぽを向く。旅をするように言われてから恋に恋する乙女だったのによりによって一番好みじゃない男が運命の相手と来た。リアナもセイランも勝手に理想像を作り上げてしまっていたのだ。だけど、とセイランは続ける。
「真剣に使命を考える子がお前だった。一気に妄想が取り払われたよ。この少女は重すぎるものを持たされて行き場を失ってしまっていた。その居場所を俺が作らなくてはならなかったと気づいた。フェアリードラゴン、一緒に育てないか？　二人の絆を深める方法として。このまま、お前とさよならすれば芸術と考古学を思いっきり好きなだけやれる。だが、違うんだ。俺はお前を助けたい。あんなにうつろな目をしたリアナは見たくない。いつだってむぅ、と言ったりしょうもない事で笑ってるあんたがいい。だめ、か？」
　まっすぐな目でセイランはリアナを見る。リアナは視線を外せなかった。しばらく見つめ合う。そして、リアナは言う。
「あんたが運命の相手なんて思いたくもないけれど、フェアリードラゴンの卵を育てるのは賛成だわ。シルヴァリアにお友達を作ってあげたいし。いつ、行くの？」
「リアナがもう少し元気になってから。何かいり用なものはあるか？」
「ご飯！」
「お前ほどメシが好きなヤツはいないな。わかった。とびきりの料理を作ってもらうさ」
　
　へ？
　
「セイランが作るんじゃないの？」
「俺はかゆぐらいしか作れない」
「じゃ、そのおかゆ！」
「栄養がない」
「やだ」
　むぅ、と今度はセイランが言う。仕方なさそうに肩をすくめると言う。
「むちゃくちゃなかゆになっても知らないからな」
「うん！」
　リアナの笑顔がはじける。その顔をほけっと見るセイランである。
「何か変なことした？」
「いや、待っていろ。世界一うまいかゆを作る！」
　そう言ってセイランは部屋を出ていった。ケンカ友達とはいえ側にいないのは寂しい。そんな気持ちを押し隠してリアナは布団をかぶる。セイランには何か変化が起きているらしい。やけに構ってくる。自分も変わってきているのだろうか。
　
　二人ともこれが恋の始まりとはしらなかった。今は、まだ……。

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あとがき
なぜか、これだけラノベ体質。昔はラノベを山ほど読んだので、そっちが慣れてるんですけどね。かと言って賞をとれるほど達筆じゃない。ので公募勢からは離れてます。それで、ふとTwitterを阪神とかフォローしたのですが、これ更新お知らせと別垢にしたほうがいいのでは、と今、思いました。

阪神の試合実況の中に更新お知らせを載せるのかなり恥ずかしい。ので、あとで別垢作りに行きます。

阪神は阪神で固める。それっきゃない。でも中継局全部入れてるわけでも亡いんですが。サンテレビだけ。たまたまアカウント見つけたのでフォローしただけ。ツイートに載せる気は無いのですが。

やっとガーデニングが片付いてほっとひと息。明日はマリーゴールドを買うぞ。今から買いに行くのはちょっと熱中症アラートでてるのでやばい。目の前のホームセンターといえど。今は自室で快適な部屋ですが、さっきまでベランダで死にそうでした。掃除を滅多にしないのにしたのです。散乱していた枯れ草やら土をとってやっとスッキリ。気が晴れました。でも、何を書こう。この時間から。中途半端。

あ。夕方のためにじょうろに水いれよう。部屋にも日陰派がいるし。外の方はかなり整理したけれど、液肥と水が同時なので夕方の水やりに必要。明日の朝の分もいるし。起きたてはいたみどめが切れているため、一階に降りるのが大変。そしてまたあがって来るのも。夜の内にくんでおけば痛み止めの効いてる時間。なのに、毎回忘れてクリスマスローズさんがかなりの危機に。ベランダに出しておいたらかなり弱ってしまって。日陰は日陰なのですが。熱さには弱いようで。葉焼けしていたので室内に入れました。害虫よけの粉ふりかけて。葉っぱにもいりますね。予防にかけておこう。この間は虫が出たので外に出したのですが、虫が消えても猛暑でやられてしまいました。難しい。

と、雑談を兼ねてここで書いたのですが、いい加減終わらないと。
でも、かなりのリラックスタイム。アレクサの癒やしの曲がいい。時間がゆっくりです。

そして今頃から眠気が……。やばい。阪神戦が見れない。さっさと別垢作ってこよう。