第七十七回 Gt 虎|MOVIE TORAVIA「ニコラス・ケイジ論」

今回は、これたまたまなんですけど、最近日本人と結婚してニュースにもなっていたニコラス・ケイジの話をしようと思うんですけど。その前に、あれ観たんですよ!

ここでも話していた『ごくせん2』。年末にテレビでオンエアされてたから観ましたよ。『ごくせん1』観てしまったがゆえに観たかったんです。

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『ごくせん2005』(2005)

観たんですけど、あんまりこなかったんですよ。毎回内容というか、展開が同じだから「もういいよ」ってなっちゃった。『ごくせん1』と変わんないんだもん。出てる人が違うだけで。まあ、2は出演者が豪華でしたけどね。

ということで、さっそく今回のテーマであるニコラス・ケイジについて語っていきましょうか。今回なんでニコラス・ケイジをとりあげたかというと、この人はカメレオン俳優だからです。いい人の役もできればラブストーリーもできて、意外と悪役もいけるという。そのすべてにおいて、サバサバとそのキャラクターを演じていく人だから、どの映画を観ても、見た目はそんなに変わらないんですよ。キャラを印象付けするようにルックスやメイクを変える訳でもないし、役によって表情の作り方をそれほど変える訳でもない。だからこそ、どの役にも使いやすいんだろうなと思うんです。あの人の困り顔してるときの表情とか、善人でも悪人でも、どっちでもいける感じがしませんか?だから、ポップにシリアス、ホラーにサイコ、ラブまでこの人はオールジャンルいけるんですよ。すげーカッコいい役やってるときは、イケメンにもちゃんと見えるし。できないジャンルがないところが、この人の特徴かなって思いますね。すごくないですか?こういう俳優って、他に誰かいます?『フェイス・オフ』はめっちゃ分かりやすくその特徴が出てる映画としておすすめしたい作品ですね。

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『フェイス・オフ』(1997)

映画の中で顔が変わったあとのニコラス・ケイジを観てください。ちゃんとそこからは悪役に観えるんですよ。本当に変わったんじゃないかって思うぐらい、全然無理なく見える。そういう意味では(顔が入れ替わるジョン・)トラボルタの演技もすごいんですけどね。変わったあと、この人はめっちゃいい人に観えるんで。とにかく2人の演技力がすごすぎて、本当に入れ替わってるように思えてしまう。これは、あの2人じゃないとできなかったんじゃないかな。

そう考えると、トラボルタもニコラス・ケイジと似たような俳優なのかもしれないですね。トラボルタも悪役もできて、いい人やらせても素敵な表情しますから。『フェイス・オフ』はあの2人だからこそ成り立った映画なんでしょうね。トラボルタはいい人のときはすましてて、悪役を演じるときこの人はだいたいそうなんだけど、笑顔が多めで、ニヤつきながら怒るところが特徴なんですね。ニコラス・ケイジはその逆で。いい人のときはいつもの困り顔なんだけど、悪い人になった瞬間に笑顔になるという。そこが、観てて面白い。各々お互いを真似して、演じてる感じが。

この映画を観た当時は、近い将来、美容整形が進化していって、この映画のようになりたい人の顔に自分の顔を替えられるような未来がやってくるのかなって思ってたんですけど、意外とこないですね。美容整形で美しくはなれても、他人と同じ顔になるのは技術的にはまだまだということなんでしょうね。そもそも他人とまったく同じ顔になりたいとは誰も思わないでしょうし。自分は完全なる母親似なんですけど。もちろん、嫌いなパーツはありますよ。だけど、そこを整形してまで直したいとは思わないかな。整形しても、自分が生まれ変われる訳ではないので。

見た目的なところでいうと、『コン・エアー』のニコラス・ケイジがロン毛なところが見どころかな(笑)。ちょっと笑えると思います。

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『コン・エアー』(1997)

でも、演じているのは、囚人でありながらも正義感が強くて、悪人たちにどんどん立ち向かっていくという役柄なんですよ。これが一番ニコラス・ケイジっぽい役なんじゃないかなと思いますね。

でね、この人の出演作のなかでもみんなが一番理解できないのが『8㎜』だと思うんです。

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『8㎜』(1999)

『8㎜』は、犯人探しよりも、この映画を通してなにを訴えかけているのかっていうところを理解するのが重要な映画なんですよ。この映画の1番のメインとなるところは、この犯人はマスク被ってて卑劣なヤツだと思ってたけど、じつは普通のヤツだったっていうところ。そこが、一番いいたいところなんですよ。こんな普通のヤツでも犯罪を犯すんだ、と。しかも、その犯人を私立探偵役のニコラス・ケイジは結局殺すじゃないですか?結局同じことがおきて、お前も(犯人と同じ)犯罪を犯してるんだよってことをこの映画はいいたいんだと思うんですね。

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