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アルキッズの大冒険 制作ノート

今、巷で話題の↓

この超大作、もちろん見てくれましたよね?
えっ?まだの方もいらっしゃる?
そんな方も、もう見たよーという方も、ぜひぜひお子さんに見せてあげてくださいませ〜。
きっときっと楽しく読んでくれると思います^ ^

さて、ここでは結構な時間と労力、想いを込めて作った魂の作品『アルキッズの大冒険-はじまりの物語-』の作者の思いの丈を綴らせていただきます。

言わなきゃ誰も聞いてもくれないような話ですが、せっかく作った作品です。基本的には僕がんばったよー褒めてください〜ってことをぐだぐだ書いてます。
お付き合いいただければ幸いです。
※好き勝手に語ることが出来るのも、noteのいいところですね!


登場人物はどうしよう?? という悩み


普段はアパレルのデザイナーとしてやっています。キャラクターを作る気なんて全然なかったのですが、仕事の一環で子ども服のTシャツのデザインを作っている時に、アルフレンズというキャラクターを作りました。

こんなことを言うのもなんですが、アパレル業界ってショッピンセンターにあるようなブランドでも、デザインの単価が低く、使い捨ての業界なのです。
Tシャツのプリント柄の依頼を受けたとしてもショッピンセンターにあるようなブランドくらいなら1万円/柄いかないことなんてあたりまえ。

アパレルのデザインは水物なので、一回世の中に出すとよっぽど売れていない限り、同じものは出すことはありません。
そんな中で若かりし頃、子ども用のTシャツの柄としてアルフレンズの前身を作りました。

一生懸命考えたのに、数あるTシャツの柄として世に出して1シーズンの命と思うと悲しくて‥。
生みの親として、我が子を短命でおわらせないよう、100年後も愛されるキャラクターにしようと考え、ブランディングを考え商標もとり、アルフレンズというキャラクターに命を吹き込みました。

キャラクターは出来たものの、ストーリーなんて作ったことはありませんでした。
最初はアルフレンズだけでストーリーを作っていましたが、ストーリー作りの難しさを痛感しました。
うーん、なんか上手くいかない、締まらない。。
どうしたものか?

こんな時はリサーチですね。
他の競合を研究するのです。
そうすると、キャラクターの世界って結構人間も出てるんですよね?ドラえもんとかポケモンとか。
人間が出ないものももちろんあるけど、キャラクター+人間という構図の方が、ストーリー展開を考える時になにかと助かるのです。
ということに気付き、息子の蒼と娘の楓を登場させることにしました。

そうするとあら不思議、あんなに上手くいかなかったストーリーが、グイグイ進むじゃありませんか。
ストーリーの良し悪しは置いといて、主要人物以外もノリで作ることが出来ました。

アルキッズの大冒険の登場人物です。

自分で作ったキャラクターは愛着が湧きますね!
主要人物以外のキャラクターもまたどこかで登場させたいです。
※ちなみに私は山の神さま推しです。

山の神さま -アルキッズの大冒険より-

構成はどうしよう?という悩み


最初は絵本を作ろうか、動画を作ろうか?と悩んでいました。あーでもないこーでもない、ストーリー作るのめっちゃむずいし、動画なんて簡単なものしか作ったことないし、作るとなるとAdobe After Effectsの勉強を本格的に始めることからだし〜うん、それは無理だね。

ということで、悩んだあげく、子どものころによく作っていたゲームブックを作ろう意気込んでいました。

※ゲームブックとは
目の前に扉がある。どうする?
開ける→32へ
開けない→15へ
みたいなのです。

スマホでもタブレットでもパソコンでも読めるものを作りたいという想いだけはありましたが、開発にお金はかけられない。
開発にお金をかけないように、Adobeイラストレーターとフォトショップだけ(普段の仕事で使っている環境だけ)で作る必要がありました。
そうすると、ゲームブックってデータの作り方が分からない。となり渋々ゲームブックタイプも諦めてしまいました。

それならと縦スクロール型のにすることでシームレスに読めていいんじゃないかと考えました。

ウェブトゥーンを意識したわけではありませんが、結果的にウェブトゥーンのような形式になりました。
※実寸データではA4タテ(297mm)の27枚分の長さがあります!

構成はストーリー+迷路+対決で1セット。
当初は迷路にセリフを入れたり、迷路の分岐点が進む道によってストーリーが変わるようなものも考えたのですが、メリハリが作りにくく、構成が難しいのもあり、試行錯誤の末、今の形に落ち着きました。
でもいつか頭に描いたものは形にしたいと思っています。

ストーリー + 迷路 + 対決

ストーリーはどうしよう?という悩み


もともとストーリーは、アルフレンズというキャラクターの世界観やどんな経緯で出てきたのかを紹介するのを目指していました。

アルフレンズが当たり前に存在する世界なのか、何かのきっかけで出てくるのか、出てくることでどんなことが起こるのか?
これからの作品のことも視野に入れて考えました。

肝心の内容はというと、目指すは冒険活劇!です。
一つ例を挙げると、大好きな映画『グーニーズ』のようなものを今回は作りたかったんです。
海賊の財宝を悪ガキ軍団のグーニーズが探す冒険物語なのですが、ハラハラドキドキワクワクと子どもの頃に夢中になって観ていた作品です。
※大人になった今でもたまに観ます。

あの頃のハラハラドキドキワクワクを子どもたちに楽しんでほしい!と思い考えだしたのですが、完成したら全然雰囲気の違う、ほんわかした作品になってしまいました。

もう少し成長したらグーニーズのような作品に再チャレンジしたいと思います!

制作時間は150時間!


仕事が終わり、愛する家族とご飯を食べて、子どものことや家のことを色々やって、みんなが寝ついた午後11時、やっと自分の時間がやってきます。
作業は1日大体1-3時間くらいです。
土日となると家族に付きっきりで、私も妻も平日よりも疲れてしまうので、平日深夜の作業がメインです。

早起きもいいけど、朝は洗濯物干したり、たたんだり、食洗機の食器を片付けたり、たまに朝食作ったりでバタバタとしております。やっぱり作業は深夜に限ります。

ストーリーは移動中などの隙間時間に考え、アウトプットはやりながらノリでやっちゃいます。

1番悩んだのは問題です。
少しくらいなら考えられますが、数が多いとアイデアが出てきません。
1日5個出来る時もあれば1個の時もあり、1番時間を費やしたと思います。

そんなこんなで約半年、制作時間大体150時間でついに完成に至りました。

いよいよ発表だ!


実はすでに去年の冬ごろには、すでに9割方は完成をしていたのですが、どんなふうに世に出したらいいのか分からず、しばらく放置をしていました。

noteは、はじめましてのごあいさつとして初投稿して以来放置していて、発表先はどうしよう?と悩んでいました。
いや、悩んでいたのでは無く、人に見せてどういう評価をされるか怖かったのです。

時間をかければかけるほど、人に見てもらいたい気持ちと人から評価されるのが怖いという気持ちが入り乱れます。
本業のアパレルのデザインでは、そんなに悩むこともないし、ダメでもそんなに気にしないのだけれども、初めてのことは怖いのです。

発表する前に、アルフレンズってなんなのさ?というくらいは分かるようにしておかなければということで『アルフレンズってなんですか?』の記事を先に公開しました。

※意味があったのかどうかは分かりません・・

今まで散々悩んでいたのに、最終的にはとりあえず公開しちゃえ〜とノリで公開することに。

まあ、出してみたら最初だしそんなにみる人もいないので、怖いことなんてなかったんですけどね^ ^

そんなこんなで、無事に公開することが出来て一安心。

あとは、より多くの人に見てもらい楽しんでもらえるかですね。
地道にがんばっていきます。


こんなダラダラと書いてしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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